今回はVo.星七単独インタビューを敢行！
■コロナ禍の中でthe Raidとしての動きは随分と制限されてしましましたよね？LIVEは始まりましたか？
お客さんを入れてのLIVEは6月末くらいからですが、各都道府県のガイドラインに従いながらキッチリ開催させていただきました。ただ今までの僕たちってツアーの本数が多い方でして、チケット代はお客様のニーズに合わせながら設定させてもらっていました。なんなら無料で入れる公演もあったりとか。そういう意味では今回は席数が少ないという事もありチケット代の部分はお客様にも負担をしてもらいながらの開催という形になりました。
■LIVEを始める上での不安はありましたか？
世間の目も含めて不安な部分はありました。正直な話、他のアーティストさんがいち早くLIVEをするのを待っていたのも本音です。 V系シーンでまだ誰も始めていなかったので「それならば僕たちが先陣を切って新しい仕組みを作ってやってみよう」と思って決行しました。このコロナ禍で音楽以外にも様々な事をしていたthe Raidですけど根底はミュージシャンって部分を大切にして、待つのではなくまず先に！という決断でした。
■そうですよね？the Raidは本当に様々な活動していましたよね？その代表的なのがクラウドファンディングでした。
僕自体はどちらかというとクラウドファンディングは賛成ではありませんでした。ただバンドを守るという意味ではやはりやるべきだと納得しました。結果的に目標金額より多く集まりまして、その中でカフェをオープンさせてもらいました。
■カフェにはびっくりしました！？
コロナに対して世間はシビアじゃないですか？ファンのみんなと会える場としてクリーンな部分でやれるのはお昼のカフェなんじゃないかと思いつきました。ファンのみんなが支援してくれたお金でファンのみんなと会える場を作れたという意味では。「ライブには行けないけど」「ヴィジュアル系のLIVEちょっと怖い」というお客様もいるのでそういう意味ではやってよかったと思っております。
■8月には2枚同時リリースのSINGLEがあります。これはいつの時点で制作されたのでしょうか？
「キミプリ」に関してはもともと3月末にはリリースの告知もしていたのですがコロナの影響で延期になりまして、そんな中で別の曲でタイアップのお話がありまして。ならばもう一枚作ってファンの皆さんにも喜んでもらおうと思って制作しました。
■両極な感じにはなっていますよね？
「キミプリ」はヴィジュアル系とは少しかけ離れたようなアーティスト写真を撮ったりして新しい挑戦をしました。だからこそもう一作は自分たちの本当にやりたい部分を表現するという形をとったので両極な2曲になりました。
■「キミプリ」は新しい挑戦な楽曲じゃないですか？制作は苦労したり煮詰まったりはしなかったですか？
the Raidの制作スタイルとして最初にイメージを固めてそれに沿って制作する仕組みなんですよ。サビの「君はプリンス」というワードで押し出すって決めて作っていったのでそんなに苦労してないんです。
■「神様もう少しだけ」は王道のthe Raid的な楽曲になりました
僕らは普段からシャウトとかデスボイスとかあんまり入れないようにしています。それはヴィジュアル系とか知らなくても「普通に聞ける曲」という部分を大事にしているからです。今回はテレビのタイアップもあったので余計に「聴きやすい」部分を意識しました。
■この曲もどこかワンフレーズから広げたと？
いえ。この曲は曲を聴いてそのまま歌詞が降りてくるという感覚で制作していきました。
■実質LIVEをやってなかった期間が2ヶ月くらいあったじゃないですか？
その中で９周年でのなんばhatchと名古屋DIAMOND HALL公演があるのですがブランク的な部分の心配はありますか？
有観客LIVEをしていなかったとはいえ週に１度くらいでネット配信にてLIVEをしていました。チームを組んでかなりキッチリやっていたのでそんな心配はないです。ただ目の前にお客様がいてこその熱量や気持ちはありがたいなと痛感しました。伝えたい思いとかって、そこにいるお客様ありきで発信できるものだとも痛感しました。
■配信などを経てthe RaidのLIVE感も進化していくとは思うのですが？
今までは４７都道府県を回ったり、勝負所でかなりのキャパシティーでLIVEをしたりという活動をしていました。ただ世の中の流れがまたそんな風に戻るにはかなりの時間を要すると感じています。お客様がLIVEに普通に足を運ぶという習慣を戻すのは本当に大変だなと。今回のコロナ禍で幸いにもネットの大切さはずごく感じました。以前のような何千人規模というLIVEとかではなく一歩一歩自分たちのペースでやっていきたいなと思っています。
■ありがとうございます。最後に「キミプリ」「神様、もう少しだけ」この2曲はthe Raidにとってどんな2曲になりましたか？
無所属のインディーズバンドがテレビのタイアップをつけての2枚同時リリースできるのはここまで応援してくれた皆様の応援のおかげだと思っています。もちろんコロナでマイナスになった部分はあるのですが、逆に学んだ事もいっぱいあります。それを活かしてもうワンランク上に挑戦していきたいと思っています。
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≪7月のLINE UP≫
●表紙：グラビティ（7/20 18:00～）
●特集1：THE MICRO HEAD 4N'S（7/21 18:00～）
●特集2：the Raid.（星七単独インタビュー）（7/23 18:00～）
●特集3：David（7/24 18:00～）
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９周年記念公演
■2020/7/23(木祝)なんばHatch
■2020/7/27(月)名古屋ダイヤモンドホール
