L→R Guitar.新井崇之 / Bass.竹田和彦 / Drum.小林孝聡 / Vocal.久我新悟
10月のアルバムタイトルと、ツアータイトルの【???】へは、
そもそも答えなんてない、リアルタイムにLIPHLICHが今から楽しむ「答え」がそこには入る!?
■LIPHLICHさんVijuttoke初登場です!初登場との事で、まずはバンドの紹介をお願いします。
久我:はじめまして。LIPHLICHボーカル久我です。2010年から活動をしている変幻自在バンドだと思います。自分たちでは言っていないですが「世界観がある、シアトリカル」とよく言われます。
新井:さまざまな音楽や演奏演出に凝り、ときにロック、ときにミュージカルの様なライブをお届けします。エンターテインメントロックバンドLIPHLICHです。そしてライブでは楽器と感情が一心同体となって音を放つギター担当の新井崇之です。よろしくお願いします。
竹田:演奏しているときとMCをしているときが違うバンドなんじゃないかって錯覚するような、凄くいい意味でギャップがある個性的なバンドです。
小林:激しいロック、バラード、シャレオツなポップスまでなんでもやってるので掴みどころという意味ではドアノブは小さいかもしれないけど鍵はかかっていません。そして一曲一曲がいいので曲がバラバラでも成立しているバンドだと思っています。あとその場のノリでなんか即興でやったりするのが好きなバンドです(笑)。
■早速ですが4ヶ月連続リリースが決定しております。第一弾シングル「オディセイ-EP3-」が7月29日(金)に発売が決定しております。ざっくりどんなシングルになりましたか?
久我:2年ぶりのリリースになります。今年の3月ごろまで僕が作曲スランプに陥っていて、しばらく納得のいくものができなかったんですが、それを見事打破できたLIPHLICHの新機軸になるシングルになったと思います。
新井:各曲の個性がしっかりと際立っていて密度の高いシングルになったと思います。
竹田:三者三様の曲調ですが、しっかり僕らの芯を残せたシングルになってよかったなと思っています!
小林:まず今回のリリースを前に新曲をどんどんやっていくライブを行いました。東名阪のワンマンライブだったんですけど、一公演ずつ新曲を増やしていく形で、最終日は全部新曲みたいな。そのなかでも個人的に気に入っていたし、お客さんの反応もよかった曲なので一発目からドデカいシングルです。
■表題曲の「オディセイ」ですが、妖艶で、タイトル通り長い旅に出かけているかの様な壮大な世界観を堪能出来る作品になっておりました。こちら歌詞の世界観含め、どんな楽曲になりましたか?
久我:僕の歌詞には「旅路」とか、それに必要な「乗り物」が出てくる歌が多いです。前々作「ケレン気関車」が簡単にいうと、自分のいる星から抜け出して大宇宙へ飛び立つようなストーリーの作品で、前作「STRAY STAR」が旅立った先で見つけた天国と煉獄と地獄の3つの星に降り立つストーリーの作品でした。結局その3つの星にも馴染めなくて、また旅立って最後に見つけたのが何もない不毛の星というようなイメージの曲です。この不毛の星を自分の理想の星に変えていく、それが答えかも、というような感じですね。2020年11月に自分たちの事務所を設立したので、そういう気持ちも入っていると思います。自分がスランプから脱することができたきっかけの曲です。
新井:ギターは基本付点8分のフレーズが漂っているのですが、これが更に違う次元というか意識に連れて行ってくれる存在になっていてとても好きな楽曲です。
竹田:壮大な世界観の中にも荒々しさや繊細さがあるような、僕らの等身大の姿を曲で表すような、そんな曲になりました。
小林:メロディが美しい!もうドラムは添えものです。できるだけ目立たないように……。
■2曲目の「正体不明」はLIPHLICHの世界の中、打って変わって、ダンサブルなリズムが心地良いアップテンポな楽曲でした。こちらの曲に関しても教えて下さい。
久我:あまりやってこなかったサウンドです。このシングルはとにかく過去の曲を進化させたような曲調よりも新機軸を目指して挑戦した作品になっています。
新井:これは以前から構想があった曲を今回あらためて作りあげました。バンドが当時よりも熟したせいかダンスの要素もありつつLIPHLICHらしいクセも強く出ていてオモシロいですね。ギターのカッティングとかもこういうテンポで弾くと楽しいと思いました。
竹田:ダンサンブルなリズムの中にファンクの要素も入った、ライブでもみんなで楽しめる曲です!
小林:ドラムはなんか無機質ぶってるけど内なる熱さを秘めてます。ラップ調なのでボーカルとドラムの縦のラインが肝な曲です。自分のではなく歌のリズム感で叩いてます。
■3曲目の「YA-PA-PA」もまた他の曲と違いアプローチで、このシングル3曲でLIPHLICHの多種多様な世界を堪能出来ました。こちらの曲につても教えて下さい。
久我:タッキー(新井)が持ってきた曲です。デモを聞いたときに中華っぽさを感じたので歌詞にちょっとだけ簡単な中国語を入れています。麻雀用語が出てくるんですが僕は麻雀まったくわかりません。国士無双新機軸。
新井:新しいアプローチができた一曲ですね。中華っぽいフレーズや雰囲気にしてみました。ノリもいいのでライブで映える曲ですね。
竹田:3曲通していえることなんですが、そのなかでもこの曲が一番今までにない曲に仕上がったのかな?と思います。ライブでのキーワードはタンバリンと手拍子ですね♪
小林:LIPHLICHの中ではカワイイ曲ですよ。このテンポでの裏打ちは結構速くて焦りました。手拍子してください。手拍子多いんですようちら。
■そして第二弾として、8月25日(木) 配信シングル「サキュベイダー-EP2-」発売も決定しております。第一弾を聴かせて頂いて、第二弾が非常に楽しみなのですが、こちらはどんなシングルになりそうですか?
久我:こちらは12年間の中で培ってきたLIPHLICHらしい作品になります。LIPHLICHらしいものに新しさを入れて昇華させたような。「どんな音楽やっているの?」という時に名刺代わりになる作品だと思います。
新井:これぞLIPHLICHな部分もあれば、まだまだ進化をみせる部分もあるし、じっくり聴いてもらって楽しんでもらえる作品ですね。
竹田:「サキュベイダー」は一つ前に発売したミニアルバムの隠しトラックに入っていた曲なんです。やっとシングルとして出せて嬉しい気持ちでいます。
小林:第一弾とはうってかわってショーライクなLIPHLICHを楽しめます。「フルコースは逆さから」ってアルバムがあるんですがその作風に近い気がしてます。
■第三弾の9月14日(水) 配信シングル「魔旋律-EP1-」まで、どんなシングルになりそうか聞いても良いですか?
久我:7月〜9月は3部作のようなイメージで作ってありまして、この3作目は1番ダークな作品になります。
新井:バラエティに富んだシングルかなと思います。シリアスかと思いきや急に場面展開をしてみせたり。かっこ良くておもしろい裏切りが詰まったシングルです。
竹田:第一弾、第二弾とはまた世界観が違うシングルになります。僕らの『暗』の部分が強調されるシングルになるんじゃないかなと思っています。
小林:夏も終わり秋口に入っていくなかで少しずつダークな部分が闇の中からじわじわと……。
■こちらシングルのタイトルがどんどんカウントダウンしているように思ったのですが、こちら意図なんかあるのでしょうか?最後のアルバムに繋がる何か?ちなみに発売日の曜日もカウントダウンしているような?
久我:どうなんでしょうか(笑)。でも、この3作品のカウントダウン〜10月のアルバムで現在のLIPHLICHの完成形を出すつもりで動いています。
新井:あー。そうですね。カウントダウンしたら後はGOするだけですね(笑)!
竹田:(笑顔)
小林:へへへ……そうですよね……どうか一連の流れを気にしながら追いかけてもらいたいです。だってカウントダウンしてる感じ出てますもんね……。
■そして10月から「LIPHLICH ONEMAN TOUR 2022【???】」がはじまります。4ヶ月連続リリース後のツアーともなりますが、今回はどんなツアーにしましょうか?そしてタイトルの【???】に入る言葉とは?
久我:前もって計算しているわけではなく、リアルタイムに楽しみながらある種の「答え」みたいなものを求めて動いているので、【???】に入る言葉は現時点でまだ決まっていません。ツアー前に言葉が出てくるかもしれませんし、ツアーファイナルで出てくるかもしれませんし、最後までそのままかもしれません。ツアー前リリースのアルバムタイトルと一緒になるかもしれませんし、アルバムタイトルが【???】のままかもしれません。別に答えが【???】でもいいんです。そもそも答えなんてないんだから。禅問答のようですね。【???】って何回言ってるんでしょう(笑)。
新井:僕達やウェンディ(ファンの呼称)それぞれの感じたことや見えた未来が入るんじゃないかなと思います。新型コロナウィルスの影響等でこれまで思うように動けなくて多くの時間やタイミングを失ったけど、また新たにシングル・アルバムを出してツアーをすることができるようになったから気持ちも新たにっていうところもあるし。それぞれの感じたことが入ると思います。
竹田:【???】の中に入る言葉はその時々で変わっていくんじゃないかなって思っています。なので、ずっといい言葉を入れられるような、そんなツアーにしたいですね(笑顔)。
小林:ツアー久しぶりなので楽しみですが、今回のツアーだから何か特別な気持ちってのはあんまりなくて、今までのツアーと同じで、毎回いいパフォーマンスを各地でやっていくだけかなと思います。
ただ世の中が感染症の恐怖から少しずつ脱却に向かっている雰囲気が漂っているので、あかるいテンションのツアーにしたいです。というかそうなると思います。
■こちらのツアーはファイナルが12月10日(土) よみうりランド 日テレらんらんホールでの開催となります。あまりV系では馴染みが無い場所だったので気になったのですが、こちらの会場でのファイナルを選んだのは?
久我:場所が僕の地元&直感です。遊園地の中にあるホールなので、もしかしたら園内でもなにか企画ができるかもしれないし、おもしろそうだなぁという感じです。
新井:ツアーファイナルは大体ホールで行うというのがわりと恒例だったのですが、さっきの話しと同じで断念というか見送りが続いていて。でも今年はいこうぜ!!的な前に進む気持ちで挑みます。久々ですからね。ホール公演とても楽しみです。この会場なんか全体的に楽しそうじゃないですか(笑)?
竹田:本当は去年に挑戦する予定だったんです。でも、いろんな物事が重なって12月10日(久我新悟のB.D)が金曜日だったってこともあって……だったら来年の同じ日の土曜日にちゃんと音源を出してしっかりツアーを回って、「そのファイナルでやろうよ!」って。個人的には生まれて初めてのホールワンマンなので、挑戦といえど成功させていい思い出にしたいですね!
小林:あの辺は久我さんの地元だし、遊園地の中ってのもおもしろいからパズルがカチッとハマった感じでしょうか。
■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。
久我:かなりいいバンドやっておりますんでぜひ1度触れてみてください。ありがとうございました!
新井:Vijuttoke読者の皆様、音楽だけ聴いてもおもしくてカッコいいバンドだと思っていますが、ライブも1度観てみてください。その時の4人の人間性やバンドの本質に触れてみたらきっと気に入ってくれると思います。最後まで読んでくれてありがとうございました。
竹田:Vijuttokeを通して、少しでも多くの方々にLIPHLICHのこと知ってもらえたら嬉しいなって思っています!
小林:このインタビューをキッカケにLIPHLICHを知ってくれたのなら、ライブを観に来てほしいし、あと風邪とかも引いてほしくないし健やかに過ごしてほしいと思ってます。ありがとうございました!
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*Vijuttoke掲載インタビューを配信中!
・WEB【club Zy. 】https://www.club-zy.com/contents/free_paper
・ブロマガ【club Zy.チャンネル 】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga
7月21日(木)18:00 DASEIN
7月22日(金)18:00 LIPHLICH / 鴉-カラス-
7月25日(月)18:00 Ms.EVA / タラれば / DEVOTION
7月26日(火)The Brow Beat / 鬼龍院 翔(ゴールデンボンバー) / AKB48 & MNL48 / CYBERJAPAN DANCERS(5月22日 マニー・パッキャオ チャリティマラソン ライブレポート)
Artist INFORMATION
LIPHLICH 4ヶ月連続リリース
■7月29日(金)
配信シングル
「オディセイ-EP3-」発売
収録曲
1 オディセイ
2 正体不明
3 YA-PA-PA
■8月25日(木)
配信シングル
「サキュベイダー-EP2-」発売
収録曲
1 サキュベイダー
2 深海を泳ぐ微熱
3 マジックスクール
■9月14日(水)
配信シングル
「魔旋律-EP1-」発売
収録曲
1 魔旋律
2 オルペウス
3 邪悪matter
■10月
2枚組フルアルバム
「???-EP0-」発売
詳細後日
<LIPHLICH ONEMAN TOUR 2022 【???】>
10月23日(日) F.A.D YOKOHAMA
10月24日(月) F.A.D YOKOHAMA
10月29日(土) 大阪RUIDO
10月30日(日) 大阪RUIDO
11月5日(土) FUKUOKA UTERO
11月6日(日) FUKUOKA UTERO
11月12日(土) 柏ThumbUP
11月13日(日) HEAVEN’S ROCK 宇都宮 2/3(VJ-4)
11月19日(土) 神戸BLUE PORT
11月20日(日) 岡山ペパーランド
11月23日(水/祝) 前橋DYVER
11月25日(金) 四日市Club Chaos
11月26日(土) 名古屋ell.FITS ALL
12月10日(土) よみうりランド 日テレらんらんホール