「マニー・パッキャオ チャリティマラソン」
2022年05月22日(日)栃木県CITY FOOTBALL STATION
〜LIVE Report〜
出演:The Brow Beat / 鬼龍院 翔(ゴールデンボンバー) / AKB48 & MNL48 / CYBERJAPAN DANCERS
「マニー・パッキャオ チャリティマラソン」とは、 プロボクサーであり、世界で唯一の8階級制覇王者マニー・パッキャオが率いる、「マニー・パッキャオ ファンデーション」主催のチャリティマラソンイベント。フィリピン出身のマニー・パッキャオが、フィリピンの様々な災害や経済復興のための救済を行うべくして、同イベントを立ち上げた。今回のイベントに参加して得た収益金は、フィリピンでの様々な支援活動に当てられる。
同日に催したイベントは、3km、5km、10kmと3コースを用意した「マラソンイベント」。大会のテーマソング『爆風』を歌うThe Brow Beat、鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)、AKB48、CYBERJAPAN DANCERSによる「ライブイベント」の2部構成で行われた。ここでは、当日のライブの模様をダイジェストでお届けしたい。
*ライブ写真は紙面限定で掲載しています。
日本を代表するゴーゴーダンサーチームとして誕生したのが、CYBERJAPAN DANCERS。同チームには、プロのダンサーから、モデル、などなど、美しくも歌唱・ダンスパフォーマンス面で際立った才能を持った女性たちが参加。
ライブでは、エレクトロでサイバーなダンスナンバーに乗せ、見ている人たちを妖しく挑発するセクシーかつ魅惑的な姿を見せていた。一人一人の存在感が華やかだけに、個々の動きに注目するのは、もちろん。
メンバー全員の一体化した動きは、見ている人たちの視線を終始釘付けにしていた。
『夏だから』や『サマーサマー』など、ひと足早く夏を連れ出すように、この日届けた曲たちは、身体を揺さぶらずにいれないHOT TUNEばかり。
日中の野外という空間を、夏の野外パーティー会場のようにメンバーたちは塗り上げていった。
この日のAKB48のライブには、浅井七海・稲垣香織・佐藤美波・田口愛佳・千葉恵里・茂木忍・山内瑞葵・山根涼羽の8名が出演。さらに、マニー・バッキャオと同じくフィリピン出身、マニラで活動中のNML48の中からAmyとColeenも加わる形で行われた。
ライブは、最新ナンバー『元カレです』を通し、激しいダンスパフォーマンスも見せれば、『フライングゲット』や『大声ダイヤモンド』など、耳馴染みの強い楽曲を次々届けながら、見ている人たちの身体を揺らしつつ、熱い視線を舞台の上に集めていた。最後に歌った『恋するフォーチュンクッキー』には、NML48のAmyとColeenも参加。今や同曲は、アジア中の48グループファンたちのみならず、世界中のアイドルファンたちの間で親しまれている。この日も、客席でメンバーたちと一緒に振りを真似ながらライブに参加している人たちも多かったように、改めて国民的なアイドルソングをAKB48が生み出していることを実感。とても微笑ましいひとときを彼女たちは届けてくれた。
この日のライブイベントは、スタジアムのフィールド内に設けた入場口から客席の間を通って舞台に上がる形で出演者たちが登場。
鬼龍院翔は、自己紹介を入れた実況中継も加え、プロレスの選手入場のようなスタイルで姿を現した。
首に大きなチェーンを巻けば、鬼気せまる表情で入場したところも、さすがだ。
しかも、入場の途中には、鬼龍院翔へ観客の男が襲いかかる。
が、男を頭突きで一発KOする演出も登場。
ライブは、鬼龍院翔が身体を大きく折り畳みながら『#CDが売れないこんな世の中じゃ』を熱唱。
身体に巻きつけていたチェーンを振りまわせば、フロア中では大勢の人たちがタオルを振りまわし、鬼龍院翔と一緒に熱い風を巻き起こしていた。
続く『かまってちょうだい///』では「下手下手~!上手上手~!」と歌い、ステージを左右に走る形でスタート。
PPPH(パンパパンヒュー)など、初見の人でもすぐに真似して参加できるパフォーマンスを入れた楽曲を魅力に、客席中の人たちを、みずからが作り上げる楽しいライブ空間にグイグイ巻き込んでいった。
この日のチャリティマラソンに、じつはひっそりと参加していたこともMCでは報告。
最後に歌った、国民的なヒット曲『女々しくて』では、みずから付けて走ったゼッケンを首からぶら下げ、フィールド内を走りまわりながら熱唱。
巨大なスタジアムという空間を巧みに演出の場に使えば、マラソンイベントに掛け合わせ、ライブ中もフィールド中を走りまわる姿を見せながら、鬼龍院翔らしい形でこのイベントの趣旨を伝えていった。後半には、チアダンサーチームの栃⽊CITY『Graces』も参加。
鬼龍院翔もポンポンを手に一緒に踊りながら、会場中の人たちをその場で飛び跳ねさせ、一体化したライブ空間に染め上げた。
トリを飾ったのが、同イベントのテーマ曲も担当したThe Brow Beat。ライブは、『日本』からスタート。強い陽差し差す中でのライブも、彼らに似合う表情だ。いや、冒頭から客席中の人たちの気持ちを熱く滾らせるパフォーマンスを示すことで、夜型な彼らの姿を、夕方近くとはいえ、日中のライブ会場でも似合う姿に染め上げたと言ったほうが正解だろう。感情を剥き出しに歌い煽るRyujiとHAKUEI。The Brow Beatが舞台上から吹きつけた熱風へ感情を揺さぶられた観客たちが、嬉しく気持ちを騒がせ、高く拳を突き上げていた。
ピアノの音色に乗せ、Ryujiが思い込めて歌いあげる始まりの景色を描きだしたのが、『L,R』。荒ぶる音が会場中へ響き出すのを合図に、楽曲は、まるで台風のような荒れ狂う表情に変貌。凄まじく荒々しい勢いを魅力に、自分たちの熱情した感情の渦の中へ観客たちを飲み込んでいった。サビ歌のポップでメロディアスな表情へ触れたときには、台風の目の中に現れた、晴れ渡る青空に心癒されているような気分にも感じられた。
このイベントのテーマ曲としても起用になった爆走チューン『爆風』では、カラッとした曲調の上で、RyujiとHAKUEIが、観ている人たちをスカッとした爽快な気分にしてゆく歌の風を吹かせていた。気持ちをオラオラ掻き立てる歌や演奏に刺激を受けた観客たちが、全力で拳を高く振り上げ、The Brow Beatが作りだした熱狂の道をメンバーらと一緒に走り続けていた。
2人のがなるような煽り声やラップも、胸を熱く刺激した。身体の奥底からマグマのように熱した感情が沸き上がる。『Snow White』が、高ぶった気持ちの噴火口を崩し、一気に理性を破壊した。The Brow Beatファンはもちろん。初見の人たちも、攻撃的な『Snow White』に身を任せるように、その場でガンガン飛び跳ねていた。理性を壊し、本能というアドレナリンだけが渦巻く意識に変えてゆく。それこそが、The Brow Beatのライブだ。
続く『アイリス』では、胸に優しく寄り添う思い歌を届け、興奮し、身体中が火照り続けている人たちを、2人は温かな歌声を通してギュッと抱きしめていった。短い時間の中、1曲1曲巧みに表情を変え、The Brow Beatは、観ている人たちの気持ちをずっと覚めない夢の中へ止めていた。
最後にThe Brow Beatは、メンバーのHAKUEIが所属するPENICILLINのナンバー『ロマンス』を熱唱。誰もが耳にしたことのある楽曲という理由もあり、観客たちも、舞台に熱い視線を注ぎながら、身体を揺らし、The Brow Beatが投げかけた妖しい恋のアプローチに、大きく両手を咲かせ、嬉しく身を捧げていった。
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7月21日(木)18:00 DASEIN
7月22日(金)18:00 LIPHLICH / 鴉-カラス-
7月25日(月)18:00 Ms.EVA / タラれば / DEVOTION
7月26日(火)The Brow Beat / 鬼龍院 翔(ゴールデンボンバー) / AKB48 & MNL48 / CYBERJAPAN DANCERS(5月22日 マニー・パッキャオ チャリティマラソン ライブレポート)
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