Dがニュー・シングル「REVENANT」を完成させた。同作は彼らが長年に亘って表現し続けているヴァンパイア・ストーリーの新たな物語が描かれた「REVENANT ~黒夜現の章~」と「REVENANT ~白昼夢の章~」2曲をリードに据えた形態をチョイス。カップリングも充実していて、ミニ・アルバムを彷彿させる密度の濃さを誇っていることが印象的だ。ハイ・クオリティーな新作についてDのメンバー全員に語ってもらったインタビューを、3部構成でお届けする。
Interview:村上孝之
――「REVENANT ~黒夜現の章~」と「REVENANT ~白昼夢の章~」のヴォーカルについても話していただけますか。
ASAGI:歌唱に関しては「REVENANT ~黒夜現の章~」の出だしのアプローチが、今までで1番時間がかかりました。クワイアとエッジ・ヴォイスが入っているんですけど、そこは実は何パターンも考えていたんです。“混迷の無より幽鬼が帰還する”という言葉通り、歌が始まった瞬間にカオス感を出したくて、普通のメロディーだったり、ラップっぽい感じだったりというふうにいろいろ試して、ずっと悩んでいた。最終的に、今まであまりなかった形に落ち着きましたね。