L→R Key. RyO(以下.R) / Vo. HIVARI(以下.H) / Dr. Noie(以下.N)
バンドという枠に囚われない新技法(=ars nova)で、今のArs Nøvaにしか創れない世界が作品となった!
■Vijuttoke初登場の「Ars Nøva」ですが、まずはバンドの紹介をお願いします。
H : 初めまして、ボーカルのHIVARIです。Ars Nøvaというバンドはシンフォニックなサウンドを軸に、生きる事の美しさをライブや楽曲を通して伝えています。Ars Nøvaというバンド名は「俺達だけに描ける新たな芸術で、触れてくれた人の新たな星となって未来を照らしたい」という意味を込めています。
R : キーボードのRyOです。ライブでは主にショルダーキーボードでパフォーマンスをしています。
N : ドラムのNoieです。バンド名の由来に付合するようなドラミングを追求しています。
■今年5月に会場限定Single「vanitas」をリリースしました。現体制の「歌」「ピアノ」「ドラム」を軸に構築された2曲となっておりますが、今回の2曲は合わせてテーマなんかもあったのでしょうか?
H : 始動ワンマンを前にメンバーが脱退してしまい、始動発表直後には想像もしなかったような状況となりました。でもその事実から逃げるのではなく、今のArs Nøvaにしか創れない世界を作品として残したいという気持ちが今回「vanitas」を創るきっかけとなりました。
R : 「3人で何ができるか」というところから敢えて3人のパートのみで構成した「vanitas」を作り、始動ワンマンのオープニングとして披露しました。奇しくもバンドという枠に囚われない新技法(=ars nova)的な曲になりました。「告解」はバンドサウンドですが軸は変わらず、世界観なども統一させました。
■タイトル曲の「vanitas」について、暗く重たい中に、世界観を感じるような壮大な曲に感じました。メンバーからどんな曲になったのか教えて下さい。
H : 今まで目を逸らし続けてきた大嫌いな自分を曝け出した曲です。
R : 暗く、激しく、美しい。自分の中でヴィジュアル系といえばこれ。静と動、美と醜、虚無感と激情…タイトルとは裏腹に様々な要素を持つ曲になりました。また、この曲はライブでもピアノでプレイします。
N : ドラムとしては曲のテーマに「虚無からの再起」があるので、普段は多点セットの手数を詰め込んだフレージングが多いのですが、この曲に関しては最小限のセットで、かつ譜割りも大きめにとって自分なりに世界観に寄り添いつつ挑戦もある曲になりました。
■特に中盤以降、感情を吐き出すようなHIVARIの言葉が、胸に刺さ去りました。「vanitas」の歌詞については?
H : 絶望の先にあったのは怒りでも悲しみでもなく、虚無でした。何も無かった。今までHIVARIという像を通して生きた証を残す為に描き続けたストーリーもきっといつか消えていく。初めから何も無かったかのように。それでも夢を見てしまう愚かさを、誰かを求めてしまう弱さをありのまま描く事で、“生きる事は芸術”というコンセプトによりリアリティを持てると思い綴りました。
■そして「vanitas」のMVも拝見しました。曲と歌詞を表現する為、あえてボーカルHIVARI中心のシンプルだけど、感情の表現が凄いMVとなっておりました。撮影にあたって、コンセプトとかはあったのでしょうか?
H : 今回のMVは以前より個人的にお世話になっている竹渕玄規さんに監督していただきました。撮影だけでなく曲のコンセプトが出た段階から相談させていただき、まさに総監督という感じ。そんな総監督の力も借りて、美しいものが汚れていく危うさや儚さを表現しました。
■カップリング曲の「告解」は、また違うアプローチの曲でした。こちらの曲についても教えて下さい。
R : 今のところArs Nøvaでは数少ないミドルで重めの曲です。世界観やサウンド選びは神聖さ、教会の様なイメージ。サビではHIVARIの伸びやかな歌声を上手く引き出せたと思います。
N : 曲の雰囲気は「vanitas」に近しいですが、こちらではいつもの自分らしいドラミングをしました。最後の明るくなる部分では新しい世界にまた一歩一歩踏み出していくような、大きいノリで力強さを出すことをかなり意識しましたね。
■「告解」の歌詞についてもお伺いしたいのですが、あえて叫び(シャウト)を入れる事で、表現したかった事はありましたか?
R : 「vanitas」の内へ内へと沈んでいくイメージに対して、「告解」では外側へ向けた表現が欲しくて入れてもらいました。
H : 人は誰もが生まれた瞬間から罪を抱えている。決して一人では抱えきれないその罪の意識を神へ訴えかける心の叫びを表現しました。
■6月12日に「上野音横丁」で開催されました主催公演「Ars Nøva Noie生誕主催公演 “Xenøverse”」ですが、こちらはどんな1日になりましたか?
N : バンドの主催ライブとして一つの理想形が作れたと思います。俺達はもちろん出演してくれたバンドの皆さんや観に来てくれたステラ(=ファンの名称)の皆の、関わってくれた皆の力で「Xenøverse」にかけた思いを果たすことができました。ありがとう!
■そして8月28日に「巣鴨獅子王」にて「Ars Nøva RyO生誕主催公演 “Appassiønato”」が開催されます。こちらはどんな1日にしましょうか?
R : 自分と関係の深い同志や先輩、気になっていたバンド達が集まってくれました。タイトルは「激情的に」という音楽用語。その名の通りのイベントを創れたらと思います。
■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。
H : ステラである事を誇りに思ってもらえるように俺は俺を誇り続ける。だからどこまでも着いてこい。
R : ぜひ一度Ars Nøvaの世界に触れてみて下さい。
N : 読んでくれてありがとう!ライブハウスで会いましょう。
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7月20日(木)18:00 Sick²
7月21日(金)18:00 BabyKingdom
7月24日(月)18:00 ZEILE / 吐き溜め / Ars Nøva
7月25日(火)18:00 Kαin / 千聖 (MSTR Crack6 / PENICILLIN)× you & kiyo(Nicori Light Tours / ex.Janne Da Arc)
Artist INFORMATION
●会場限定Single「vanitas」
2023. 05. 21 OUT
ARNV-002 / ¥2,000 (tax in)
※スリムトールケース仕様
※数量限定生産
1. vanitas
2. 告解
7/13(木) 赤羽ReNY alpha
7/25(火) 巣鴨獅子王
8/1(火) EDGE Ikebukuro
8/22(火) 巣鴨獅子王
8/28(月) 巣鴨獅子王
Ars Nøva RyO生誕主催公演
9/12(火) 巣鴨獅子王