2019年10月に始動し、以降ヘヴィネスと抒情性を巧みに融合させた音楽性とアグレッシヴかつ華麗なライヴで多くのリスナーを魅了しているAshmaze.。昨年の彼らは6月に1stフル・アルバム『NIRVANA.』をリリースし、さらに2本のワンマン・ツアーを行うなど意欲的な動きを見せ、さらなるステップアップを果たしてみせた。昨年10月から今年1月にかけて行われた<Ashmaze. ONEMAN TOUR 2023-24「PARADOX」>を終えたばかりの双真(vo)とS1TK(dr)をキャッチして、昨年の活動や今年2月にリリースされる作品などについて語ってもらったインタビューを前後編でお届けしよう。
Interview:村上孝之
――ライヴDVDに続いて、2月28日にニュー・シングル「IGNITE」がリリースされます。リード曲の「IGNITE」はラウドさとエモさ、テクニカルな側面などを巧みに融合して、独自の魅力を生み出していますね。
双真:「IGNITE」は“やり場のない怒り”をテーマにして作った曲です。自分に対する怒りもそうですし、社会に対する怒りだったり、それに順応できない自分だったり。そこで、ポジティヴな思考をくれよと言って、どうやって怒りと折り合いをつけるか、怒りというのは大きな原動力になるから前に進むガソリンにしようといったことがテーマになっています。個人個人いろいろな思いがあって難しいとは思うけど、“怒りをどう転がすかは、あなた次第だよ”というメッセージを込めました。