この曲はXANVALAのメンバーのリスペクトも込めてバンドサウンドに拘った1曲!
年内、全5回のXANVALA各メンバーのパーソナルインタビュー企画が勃発!
■去年2023年はYuhmaさんにとってどんな年でしたか?
Yuhma:ライブやレコーディング、広告宣伝などの1つ1つの活動が毎年規模も拡大出来て、お客さんも増えているおかげで新しい挑戦をすることがすごく多かったんですよ。XANVALAとして1番大きいのは、2年前の過去最大キャパの新宿BLAZEのツアーツアーファイナル、去年はEBISU LIQUIDROOMと言う所で、さらに最大のキャパシティーへの新たな挑戦が常に豊富だった年だったと思います。
■話にも出ました去年8月31日にEBISU LIQUIDROOMで開催されました『XANVALA ONEMAN TOUR「ANS」GRAND FINAL』が今年3月にDVDとして発売する事も発表されました。この日はYuhmaさんにとってどんな1日になりましたか?
Yuhma:初めてやる場所ですから舞台監督さんはじめ、制作スタッフ、撮影スタッフ、RECスタッフさんなど色んなスタッフや関係者と常に打ち合わせし、擦り合わせをしながら会場を作っていく中で、良いライブになる予感と、客観的に売れているバンドになったと言う実感もありましたが、とにかく大変なんだと言う事を身に染みて感じもしました。
■今、大変な1日だったと言う部分はあったんですけど、逆にDVDでここを見てくれみたいなのってありますか?
Yuhma:実はあえて見てないんですよ!基本、過去のライブ映像を見ないんです!実際に当日をやり終えて、メンバーの間の信頼は勿論、100パーセント最初から最後まで良いライブが出来たと言う実感もあって終えたので、客観的に映像として見る必要はない!過去を振り返るよりは、今年の6月のZepp Shinjukuにもうシフトチェンジしていますね!
■1月31日にDIGITAL SINGLE「R.I.P」をリリースしました。このタイトルは何って読めば良いんですか?
Yuhma:歌詞もタイトルも付けたのは、ボーカルの巽で、「レストインピース」の略称が「R.I.P」なんですが、冒頭の歌詞にも実際入っているのでそう読んでも良いですし、海外だとネイティブに「リップ」とも言うらしいので、僕個人はある意味でタイトルは、読みやすい読み方で読んでくれって感じです!
■こちらの曲はYuhmaさん作曲だと聞いております。この曲はどんなイメージ、テーマなどで曲作りに入ったのでしょうか?
Yuhma:この曲を2024年の1発目で出すと言う所で、 僕らの目指す場所はもっと上のバンドへと言う意識があって曲作りに取りかかったので、曲調も曲全体でも疾走感があって、さらに勢いを加速するXANVALAと言うのを曲でも表現したくて、王道のビジュアル系の激しい部分と、その中にメロディアスでドラマチックな曲をテーマに、今回は尚且つビジュアル系だけじゃないロックと言う所をメインに、ビジュアル系を知らない誰が聞いてもカッコいいサウンドになるよう意識して曲を作りました。
■巽さんの歌詞が入って歌が入って、最終的に出来上がったこの「R.I.P」は、どんな曲になりましたか?
Yuhma:疾走感のあるこの曲のニュアンスに対して、ちゃんとフィットするものが来たんで僕としてはもう満足の内容のリリックでした!こういうドラマティック曲の歌詞は、映画とかもそうなんですけれども、王道の歌詞と言うよりリアリティがある歌詞が好きなんですよね! なんか絵に書いたような綺麗事を並べた歌詞とかって率直に好きではなく、こんなコンプライアンスとかうるさい時代ですが、そう言うのを無視して、ちゃんと書きたい歌詞を書いてくれたんだなっていうのが伝わる内容でした。僕らは発信者ですから、当然お客さんのために書いているって言いますけど、本来僕らの作品を好きになってくれた人がついてくれれば良いとも思っていますので、そう言う形でお客さんを僕らは増やしていきたいわけですからね。
■「R.I.P」ですが、音作りは勿論、プレイ面でも拘ったポイントなどあれば教えて下さい。
Yuhma:ギターと言うより作曲の全体の話になりますが、5人編成のメンバーでこの曲を作るにあたって、メンバー以外の音で鳴る、シンセサイザーの音ですとか、パーカッションの音、ピアノの音、ストリングスの音など実際に演奏しない楽器のパートを、今回はあえて、省いてバンドの演奏だけで行けるように最初から作りました。これは要するにXANVALAと言うバンドのメンバーを、ものすごくリスペクト出来るぐらい、実力、プレイ面、ライブやステージング面でもこの4年を通して、すごい自信があるんですね。仮に何十種類もの出汁やスパイスを入れたお店よりも、うちはあっさりの塩の鶏ガラのだけの出汁で、めちゃくちゃ美味い味出せるよっていう、自信のあるバンドなのを実感できているので、今回はあえてバンドサウンドメインに作りました!
■ギターリストとしてはどうでしょうか?
Yuhma:1つ秘密があって、「Develop One's Faculties」のyuyaくんが、エンジニアもやるんですが、今回XANVALAとしては初の音のマスタリングとミックスをお願いしました。そのyuyaくんから1サビが終わった後に、一瞬僕のリードソロが入るんですね。これはデモ段階では実はなかったんですよ。ギターソロは別にあるけど、ここにもリードの早弾きやっても良いんじゃないと言うアドバイスをいただけたんで、そう言った意見も加味して、良い曲に仕上がりましたね。後、バンドサウンドを生かすといえども、今時のデジタルっぽさも入れたかったので、ギターのエフェクターのワーミーを今回初使用しました。デジタル感がある生のギターの音を入れる事で、曲自体がレベルアップしたのを、皆さんにアウトプット出来たなと言う実は秘話がありました。
■「Develop One's Faculties」も、どちらかと言うと、完全バンドサウンドをメインに演奏するバンドなので、ある意味で今回のイメージに合いますね!「Rage Against The Machine」では無いですが、そのバンド名の直訳通り(機械に対する怒り)、機械を使わずギターで面白く遊ぶっていう部分も全部今までの話と合致しました!
Yuhma:「Rage Against The Machine」は良い例えですね!今回の「R.I.P」は、あくまでギター表現する事で、クリーンの音もそうですけど、空間系のエフェクターなどをおり混ぜる事で、ストリングスやシンセなどの音も入れなくても、ドラマティックな静かなシーンも作る事が出来ましたね!
■「R.I.P」のMVについてテーマなどはあったんですか?
Yuhma:ライブハウスのような小さい箱の中で撮影するんじゃなくて、あえて広い場所で撮る事で、全員の動きがリミッター無しに、全力で表現出来るロケーションが大前提でしたね。もう1つは、スピーディーなツービートなどが入るシーンに、あえて抑揚を付ける意味でもスーパースロモーションをどうしても入れたかったですね。例えるならハリウッド映画で「ワイドスピード」や「マトリックス」で、車が吹っ飛ぶようなシーンにスーパースローモーションの後、スッと戻りますよね。あれが表現したかったんですよね!大きな動きであればあるほど映えると思ったんです!最後に1点、ムービングライトなどの照明の方でも勢いを出したかったです。僕はある意味シルエットだけで、良く写っていればよかったので、動きだけでもカッコいいオーラを出せる。これも自信があって、それが今回実現出来た感じのMVになりました。
■曲もバンドサウンドメインな部分で、MVもストレートに表現したかったんですね!
Yuhma:ストレートと言う表現は合っているかもしれないですね!ギターの音作りもそうなんですが、歪みのメインの音に色々あれこれ付け加えないんですよね。かえって細くなったりしますし、やっぱ右手のダウンピッキングがちゃんと出来ているかどうかなので、完全に直アンプ派です!(笑)
■大共感します!(笑)前回、XANVALA特別号の取材の際、X JAPANを聴いていたお兄さんの影響でギターをはじめたと聞きました。現在、ギター、曲作りをする上で、影響になっているバンドさんなんかはいるのでしょうか?
Yuhma:ジャンル問わず全部聴くんですよね。基本的にあんまり好きとか嫌いでの意識なく音楽聴くタイプなんで、J-POPからクラシック、ジャズ、洋楽も含めて、コンポーザーと言う部分でも半分は勉強だと思う部分もあって上げたら切りがないですね!僕に限らず他のメンバーも全員そうなんですよ!
■そんなYuhmaさんがXANVALAで作曲する次回作はどんな曲でいきましょうか?
Yuhma:実はノープランなんです。あんまり僕計画を立てたりしなくて、その時のタイミングとかで、パッと取りかかってポンって終わらせる感じなんですよね。そのきっかけが今は無いって感じですかね。うちのバンドには4人も作曲者がいて、ドラムの知哉はライブで盛り上がるノリのいい曲を作れたり、ベースの70.は世界観というか、ビジュアル系らしいドラマのあるような曲が作れたり、ギターの宗馬はキャッチーな曲を基本に、色んなジャンルの曲が作れたりするので、僕がその隙間を埋められるポジションにいる感じですね!
■6月のZepp Shinjuku「XANVALA TOUR 2023-2024 ”THE CULTURE” GRAND FINAL」はどんな1日にしましょうか!
Yuhma:Zepp Shinjukuだけ特別に気合い入れるみたいな気持ちは一切ないんですよ。地方のライブハウスツアー、対バンイベントでも常にその時その時の100パーセントを出し切るライブをするだけですね。結果的に4年やってきて、この5年目に大きいZepp Shinjukuはありますが、その集大成をしっかり1番多くの人に、僕の成長した姿、バンド全体が成長した姿を見せられるライブになれば良いですね。ただ、楽しかっただけじゃなくて、また次も来たい、もっと大きい会場でXANVALAを見たいと思わせるようなライブが出来れば、その後の僕らが明確にそれを示していく動きが出来るのではと思っています。Zepp Shinjukがゴールで訳では無くてあくまで通過点ですね。
■それでは最後にYuhmaにとってXANVALAとは?
Yuhma:先ほど言ったように、まずうちは4人もコンポーザーがいます。どのバンドよりもある意味色んな楽曲を出せるんですよね。歌詞を書く巽もいろんな歌詞が書けて、いろんな歌を歌えるわけですよ。そう言う意味では巽の魅力をとにかく多彩に、いろんな良い所を見せられると思うんですよ。そしてそれを表現できる実力も兼ね備えたメンバーがいて、5人個々に個性が強いメンバーが揃っているのに、それでいてリスペクトしあえているメンバーなので、XANVALAは1つのジャンルでは縛れない、無限の可能性を秘めているバンドと言っていいです!
■めちゃくちゃ伝わりました!今日はありがとうございました!
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3月21日(木)18:00 Yuhma(XANVALA) / L(MEME)&愛郎(UNDER FALL JUSTICE)
3月22日(金)18:00 vistlip
3月25日(月)18:00 Psycho le Cému
3月26日(火)18:00 Ricky / DASEIN
Artist INFORMATION
DIGITAL SINGLE
「R.I.P」
2024.01.31 RELEASE!
LIVE Blu-ray&DVD
XANVALA ONEMAN TOUR
「ANS」GRAND FINAL
at EBISU LIQUIDROOM 2023.08.31
Blu-ray ¥8,800(tax in)
品番 : PICDB-033
DVD ¥7,700(tax in)
品番 : PICDA-033
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