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21世紀のロックにふさわしいモダンなヘヴィネスと上質なキャッチーさを融合させた独自の音楽性や全身全霊でいき上げる熱いライヴなどにより、多くのリスナーから注目を集めているDEXCORE。2016年に始動した後、数回に亙るメンバー・チェンジやパンデミックといったアクシデントに屈することなくスケールアップを果たして来ていることからは、彼らが危機を乗り越えるたびに強靭さや魅力を増したことがうかがえる。シーンの中で異彩を放つ存在感も含めて、DEXCOREは大きな可能性を秘めたバンドと言える。そんな彼ら架神-kagami-(Vo)、梦斗-yumeto-(g)、澄-TO-RU-(b) の全員インタビューを、前後編でお届けしよう。


Interview:村上孝之


――DEXCOREは、どんなふうに結成されたのでしょう?

架神:元々はDEATHGAZEの直樹(ds)さんが、新しいバンドを作るためにTwitterでメンバーの募集をかけていたんです。それに俺が応募して、最初は2人で始まったという感じでした。その後メンバー・チェンジが何回かあって、梦斗(g)が加入したのは2019年とかだよね?

梦斗:そう。なので、今年で5年目です。

澄:僕は元々DEXCOREに所属していたんですけど、1度脱退したんです。その後、2023年の1月に再加入しました。

架神:出戻りです(笑)。2020年に澄が脱退して新しいベースが入ったんですけど、2年くらい経った頃に前任のベースからやめたいという話が出たので澄に声をかけたところ、戻ると言ってくれました。