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別冊 club Zy.[vol.12] GOTCHAROCKA
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別冊 club Zy.[vol.12] GOTCHAROCKA

2013-11-22 19:00
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    3月6日に2ndシングル『Poisonous berry』をリリース。3月10日より、1stワンマン・ツアー「GOTCHAROCKA 1st ONEMAN TOUR “2ND EPIDEMIC”」をスタートさせるGOTCHAROCKA。彼らは、「stylish wave CIRCUIT '13 春の嵐」や、5月26日に赤坂BLITZで開催となる「stylish wave GENERATION Vol.4~世代の壁を突き破れ!!~」にも参加。さらには、5月末よりスタートする「Crazy Monsters ~4 Piece Place Tour 2013~」で、Crack6/ν[NEU]/THE MICRO HEAD 4N'Sと一緒にツアーをまわることも決まっている。他にも、3月27日に発売となるコンピレーションアルバム『TREASON ―The cutting edge of Rock press―』にも1曲『Samurai dreeeeeam breaker』で参加している。ニュース満載な彼らの今を、ここにお届けしよう。

    撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典(サポート:斎藤碧)
    Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa(support:Midori Saito)
    [2013年3月掲載]

    僕は人見知りだから、対バンさせていただいたときにも全然喋らなかったんです。
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    ――豪華なメンバーが集結したGOTCHAROCKA。樹威さんとJUNさんが以前から交流のある関係なのはわかりますが、他のメンバーとの結び付きがとても新鮮でした。
    樹威 以前から知ってるメンバーもいれば、結成するに当たって知り合ったメンバーもいるんですけど。以前から対バンをした経験もあったので、全く面識がなかったわけではなかったです。
    十夜 この中ではきっと僕が、他のメンバーとは一番距離感があったんじゃないかな?!

    ――このメンバーの中では、十夜さんが一番関係性の見えにくかった人ですからね(笑)。
    十夜 僕は人見知りだから、対バンさせていただいたときにも全然喋ったりはしていなかったので。
    樹威 俺も、対バンしてもそんなに人と喋るタイプではないんです。だから、いくら顔は知ってると言っても、一生喋ることのない人が出てくるパターンもあるんですけど。でも、今回は接点が生まれ、こうやって繋がったわけなんです。

    ――真悟さんとの繋がりは??
    真悟 えーっとですね、とあるセッションがありまして。そのセッションをきっかけに樹威さんとJUNくんに関しては接点が生まれたんですけど。十夜くんとは、このバンドが始まるに当たって初めて会いました。
    十夜 以前に僕のいたバンドと共演したことって…。
    真悟 全然ない。対バンは全くすることがなかったんで(笑)。
    十夜 そおっすよね。初めまして(笑)。
    真悟 ハハハッ、今更?! (笑)。
    樹威 そうか、この2人はGOTCHAROCKAを始めるに当たってのミーティングが初顔合わせだったんだ。
    真悟 そうでしたね。


    GOTCHAROCKAは、何かへ固執することなく、いろんなことへチャレンジ出来る。その変化を楽しんでいけるバンドなんで。
    ――樹威さんとJUNさんが一緒に手を組むことになったきっかけも、ぜひ教えてください。
    樹威 「新たにバンドを組みたい」と思ったときに、まず、声をかけたのがJUNだった。その時点では、「どういう形態でやっていくのか?!」まだ明確にはなっていなかったんですけど。「とりあえず曲作りを始めよう」ということから、互いに作った曲をデータでやりとりしながら。同時に、メンバー探しも始めた感じでした。
     メンバーに関しては、「理想的な人が見つかるかな?!」と不安もあったんですけど。いろんな縁から繋がりが生まれ、すんなりと集まり。そこからは、とんとん拍子で進んでいきましたね。

    ――とにかく、濃いメンバーたちばかりですからねぇ。
    樹威 それぞれ持っているカラーが違ってたんで、最初は「どんな感じになるのか?!」想像できなかったぶん、実験しながら進めていたんですけど。意外とそこはスムーズに進んでる感じですね。
    真悟 楽曲のベースが、すでに2人(樹威&JUN)のやりとりの中で出来ているんで、そこへ自分や十夜くんが、それぞれに培った経験を上乗せしていく形が、今のGOTCHAROCKAの制作スタイルなんです。まぁ自分に関しては、樹威さんの歌声と、個性のあるギター2本の音を大事にしたうえで、自分のカラーも出してくという想いでやっています。
    十夜 僕も、2人(樹威&JUN)の持ってくる楽曲のカラーにはすんなり溶け込めたんで良かったです。僕自身GOTCHAROCKAに加わったことで、「ニュー・キャラクターに生まれ変われるんじゃないか?!」と期待していたし、そこを、今でも楽しんでますからね。

    ――楽曲の機軸を担っているのが、樹威さんとJUNさんですが。この2人のカラーの交じり合いも、お互い演ってて刺激的じゃない?!
    JUN 正直、音楽的な方向性とか、最初も今も全く決めてないんですよ。
    樹威 そうだね。互いに「これがいいんじゃないか?!」という楽曲を出し合ったうえで進めてくっていうか。コンセプトを決め、それに沿った曲を作るんじゃなく、互いに楽曲を量産したうえで、「これ、いいんじゃないかな?!」という決め方で進んでますからね。
     しかもこのメンバーだからこそ、いろんなタイプの楽曲に手を付けられれば、それらの曲がどういう風に変化や進化していくのかも楽しめる。GOTCHAROCKAは、何かへ固執することなく、いろんなことへチャレンジ出来る。その変化を楽しんでいけるバンドなんで。


    メンバーそれぞれ、ここへ至るまでにもいろんなことをやってきているからこそ、もう1回「ちゃんとバンドをやって楽しみたいな」という気持ちがすごく強かった。
    ――活動を本格的にスタートさせて以降、GOTCHAROCKAはものすごい速度で走り続けています。
    樹威 活動き始めた限りは、ライブもリリースも、ある程度の数をこなしていきたい気持ちは強かったんで。
    JUN メンバーそれぞれ、ここへ至るまでにもいろんな経験を積んできたからこそ、もう1回「ちゃんとバンドをやって楽しみたい」という気持ちがすごく強かったんです。さまざまな活動を経験していく中、いろんな事情や内情もわかっていくじゃないですか。それを意識したうえで活動をしていくのが嫌だった。とくに僕は、もっと新鮮で純粋な気持ちのままバンドをやりたかった。
     自分たちがキッズだった頃に戻れるって言うの?! 無邪気にバンドを始めたばかりの頃のような、そんな感覚で新たにバンドをやりたかったんです。

    ――それって、口で言うほど簡単なことではないですよね。
    JUN ホントそうっすね。やっぱし、なかなか難しいところはありますけど。そこを上手くコントロールしつつ、素直にバンドが出来る状況を自分たちで作っていければ、それが一番かな?!とは思ってます。

    ――この豪華なメンツだけに、まわりは勝手な期待感を持つんだろうけど。やってる側はその気持ちを受け止めつつも、無邪気に音楽を楽しもうとしているようだね。
    JUN まだまだ始まったばかりの子供みたいなバンドなんで(笑)、みんな、少年のよう純粋に楽しんでます(笑)。

    ――GOTCHAROCKAがGOD CHILD RECORDSと手を組んだのも新鮮でした。
    樹威 その点に関してはすごく感謝してるっていうか。最初は、それぞれある程度の活動をしてきた経験から、バンドを進めていくうえでの仕組みもわかっているだけに、全部自分たちでやろうという気持ちが強かったんですね。でも同時に、商業的な部分もシビアに考えなきゃいけないこともわかっていた。だから、「自分らで音楽を発信していくのなら、自ら動くしかない」と思いながらも、なかなかセルフ活動では手のまわらないことも多かったんです。そんな中、自分たちの意識や意志を尊重してくれる形のもと、GOD CHILD RECORDS側がいろいろ協力を申し出てくれた。
     あのとき協力を断っていたら、こんなにもスムーズにバンドを始動させたり、精力的な活動は出来なかったように、GOD CHILD RECORDSの方々にはすごく感謝しているし、一緒にやることが出来て本当に良かったと思ってる。
    JUN 自分たちの理想とするペースで、ホントやらせてもらえてるからね。


     
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