2010/03/26

2:04 pm

今週の火曜日「金色のコルダ」を観てきた。
脚本・演出があまりに下手で観るに耐えなかった。
進藤学くん、高橋優太くんには責任はない、俳優の問題ではない、彼らの演技には好感が持てた。
具体的なことは言いたくない、言い出したらとまらない、けどひとつだけ、
高橋君の演じている役が、1幕では主人公の女性と仲良くなっていい感じな関係に進んでいたのに、
2幕では主人公の女性は別の男の子と仲良くなってしまい、
何の説明もなく高橋くんの役の男の子の気持ちは、まるで無視されてしまった。
1幕での二人の関係はどこに行ってしまったのだろう。

こんなことありえない、と言うようなことがわんさかあった。
演出家がやるべきことを何にもできていない。

慰めたいと思って二人を食事に誘い、
山の手線の不通の中、やっと新宿の焼肉屋さんにたどり着いた。
飲まないと言っていたバッシーも悩んでいたのだろう、ひとしきり焼肉をほおばった後、飲み始めた。
でも彼は何一つ芝居の中身は語らなかった。
学さんも同様だった。当然だけど、役者は自分の芝居のことを論評してはいけない。
ただ、やるしかない。
つらいだろうなと慮って、焼肉、バンバンご馳走した。
3人で黙々と飲んだマッコリがおいしかった。

帰り際、降り出した雨、傘を持っていなかった我々に、焼肉屋の店主が傘を出してきてくれた。
不幸な一日、親切な気持ちに救われた。