湖北省武漢市で8月25日夜、市民数千人が公安の部隊を取り囲む前代未聞の抗議が発生した。
きっかけは「城管(都市管理当局)」が市民に暴力を加えた事件である。暴行を受けたなかには妊婦も含まれ、流産したとの情報が広がった。これを機に、市民が長年抱えてきた城管への恨みが一気に爆発した形だ。広場では「助けて」と叫ぶ声や太鼓の音が響き、警察が市民を盾で殴り倒す場面がSNSで拡散された。
「城管」は本来、都市の秩序や景観を保つことを名目に設けられた行政組織で、無許可の屋台や路上販売を取り締まる役割を担うとされている。だが実態は、露天商の商品を強引に奪って懐に入れたり、恣意的に罰金を科して私腹を肥やしたりすることが横行してきた。そのため取り締まりは常に暴力的になり、生活の糧を得ようとする露天商からは恐れられ、暴力の場面を見慣れた市民からも「庶民いじめ」として嫌悪されている。
中国の「城管」。露店営業者