9月3日、天安門広場で開催された中国共産党(中共)の軍事パレードでは「新型兵器」の数々が公開された。しかし、詳細分析によれば多くは旧式や外国の模倣品であり、真の軍事力の実情や米軍との技術格差が浮き彫りとなっている。本記事では、それぞれの兵器の解説とパレードが示した中共軍事力の現状をわかりやすく解説する。
「切り札」の実力はどの程度か
今回の軍事パレードで登場したJL-1空中発射型ミサイル、ジュラン3(JL-3)潜水艦発射型大陸間弾道ミサイル、東風(DF)-61およびDF-31地上発射型大陸間弾道ミサイルは、中共が「切り札」として喧伝してきた兵器である。
JL-3ミサイル:米国との差は依然大きい
2025年9月3日、中共の第三世代潜水艦発射型大陸間弾道ミサイルであるJL-3が軍事パレードに登場した(GREG BAKER/AFP via Getty Images)
中共は弾道ミサイル搭載型原子