小飼弾です。ブロマガをお届けいたします。先月は大変失礼いたしました。来月はその分二号発行される予定です。
200 Any Questions OK
それでは今月の質問。厳密には先月いただいた質問と今月いただいた質問。今月の方を先にお答えしましょう。
Q. どっちのiPhoneにすればいいかわかりません
ダンさんこんにちわ。iPhone発売からもう一月が過ぎようとしていますが、未だに 6 にしようか 6 Plus にしようか迷っています。11月が更新月なので、どっちがいいのか教えて下さい。ダンさんは Plus を買ったみたいなので私も Plus にしようかな…それにしてもなんで大きさ二種類にしたのでしょうか。以前のように同一サイズならすぐに決められたのに…
A. 大小二種類作った理由ならわかります
ね?これで主力商品はすべて大小二種類のサイズになりました。大きな方からiMacが27インチと21.5インチ。MacBook Pro Retinaが15インチと13インチ。MacBook Airが13インチと11インチ。iPadが9.7インチと7.9インチ。iPhoneが5.5インチと4.7インチ。そしてApple Watchははじめから42mmと38mm。インチなら1.65インチと1.5インチ。こうしてみるとむしろ今まで大小なかった方が不自然なぐらいです。
なぜかこのことを指摘している人が見当たらないのですが、こうして全部まとめて並べてみるとなかなか壮観ですね。
で、ここからはあくまで一ユーザーの一意見として聞いてほしいのですが、iPhoneの大きさを決めるにあたっては、iPhone自体もさることながら、iPadを使う予定があるか(あるいはすでに使っているか)も考慮に入れるべきです。
もしそれ一台で済ませるのであれば大きい方。組み合わせて使うのであれば小さい方というのが気持ちのよい組み合わせになります。
例えば私のiMacは27インチなので、MacBookは Pro Retina 15 ではなく Air 13 にしました。私が去年 Air 13 を買った時には、まだ Pro Retina 13 は値段も性能もこなれていなかったので。今なら迷わず Pro Retina 13 にするでしょう。iMacもRetinaにしましたし(てへっ)。
その私が一番触れている Apple 製品は、実は Mac でも iPhone でもなく iPad 。Mac は寝床で使うには辛いので。その流れで行けば、買うべきなのは iPhone 6 ということになるはずなのですが、iPhone 6 Plusにしたのは、怖いもの見たさが半分。そしてすでに iPhone 5sというさらに一回り小さな製品を持っていたのが一つといったところでしょうか。
というわけで、その次の難しい方の質問に行きます。
Q. iPhoneが巨大化した理由
「デカiフォンとキョダiフォン」。弾さん言い得て妙です。弾さんは常々「iPhoneのサイズはあれで正しい」と言ってきましたが、やはりAppleは日和見ったんでしょうか?
A. 「真のiPhoneキラー」キラー
正直いうと、私自身その疑念がありました。実物を手にとって見るまでは。
コメント
コメントを書く今日購読させていただいたので、記念でコメントさせていただきます。
iPod touchが無くなるとの結論、やっぱり悲しいです。iPhoneは高価過ぎますし(iPod touch5の3倍以上)、Wifi環境を持っている身としては電話はもういらないのです。
でも、Appleの商品ラインからして、たしかにiPodは重複したプロダクトで、Appleがこれを廃止したくなる気持ちはわかります。
ジョブズが1997年9月にAppleに復帰した時に行った革命的な戦略は、商品コンセプトが重なる商品を廃止し、Appleの製品を統一し、その他重複して管理できていない部門を整理して、見通しを良くするという「経営のイロハ」だった、と聞きます(「良い戦略 悪い戦略」)
その精神からすれば、ターゲットが重複する商品をいつまでも野放しにしているのは「Apple流」では無いのでしょうね。