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『 バングラデシュ・テロ襲撃事件、 日本人7人犠牲に!』 【Vol.897】
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『 バングラデシュ・テロ襲撃事件、 日本人7人犠牲に!』 【Vol.897】

2016-07-05 12:55
    皆さま ごきげんよう。
    私の ブロマガを ご購読くださり、
    ありがとうございます。
    **************************************************


    何とも、 痛ましく 悲しい事件が起きました。

    バングラデシュの首都ダッカにある レストランにて

    7月1日夜、武装集団による 襲撃事件が発生。

    武装集団は 外国人客らを人質にとって 店内に立てこもり、

    発生から約10時間後、治安部隊が突入し、現場は

    鎮圧されましたが、 人質22人が死亡し、その中には

    男性5人、 女性2人の 計7人の日本人の方々が

    犠牲になりました。  犠牲者には イタリア人 9人、

    アメリカ人、インド人、韓国人、 バングラデシュ人も

    含まれていたそうです。

    またもや レストランのような 〝ソフトターゲット〟を狙った事件、

    何とも卑劣なテロ活動に 怒りのやり場もありません。

    標的となったレストランは、 日本やアメリカなどの大使館が

    多い地区にあり、 写真で見る限り オシャレなお店で

    外国人に人気があるのもうなずけます。

    そんな 夜に、 武装集団は「アラー・アクバル(神は偉大なり)!」

    と言って突然 乱入し、店内で銃を乱射。 

    状況を理解できなかった客が 逃げ遅れて 人質になったようです。

    中には 50人位のお客がおり、 現地のバングラデシュ人は1階に、

    外国人は 2階にわけられたそうです。 武装集団は 外国人に

    〝コーラン〟を暗唱させて、言えなかった人は拷問にかけられ
     
    無残にも鋭利な武器で 容赦なく切られ、殺害されたようです。

    その後、治安当局が現場に突入しましたが、犠牲者は それ以前に

    殺害されるという 痛々しい、 身も凍るような殺戮さです。


    日本政府の対応として 安倍首相は、 今回のテロに対して

    「許しがたく、強い憤りを覚える」と 強い口調で 非難しました。

    3日には 政府は ご遺族の方々が 現地へ向かうために

    政府専用機を準備し、 菅義偉官房長官は 「政府として

    ご家族のお気持ちに寄り添い、なし得る限りの支援を

    していきたい」と述べました。
     
    「バングラデシュについては 一層の注意を改めて呼びかけると

    同時に、 全在外公館に対し 邦人の安全確保に万全を期すよう

    指示した」と 邦人の安全確保に全力をあげる考えを示しました。

    犠牲となった方々は JICA(国際協力機構)から請け負い、

    渋滞と混雑で苦しむ バングラデシュ 共同で 新交通システム

    導入に向けて 事前調査をした 技術者の方々でした。

    親日国でもある バングラデシュに赴き、 途上国のために

    強い志を持ち、 才気あふれる 〝日本の宝〟が またしても

    無残にも テロにより 殺害されました。 

    犠牲になった7人のご遺体は 政府の専用機で

    今朝、 無言の帰国をなさいました。

    ニュースを聞いた私たちですら、その理不尽さに 憤りを

    覚えるのですから、所属先の会社、 ご家族の方のご心痛、

    志半ばで 犠牲になった方々の無念さは いかばかりでしょう。

    本当に 想像に難くない 悲しい事件です。。

    国際協力機構(JICA:Japan International Cooperation Agency)の

    協力者として、 世界最貧国としての脱却を目指すべく インフラ整備事業に

    貢献していた方々、志半ばで 無残にもその夢は 打ち砕かれました。


    JICA の  バングラデシュ開発事業を受託した

    建設コンサルタント会社「アルメックVPI」 では 3人の方が

    犠牲となり、1人の方が負傷されました。

      同社社長 山勝英さんが 「3人とも 若く有望で

    「人のために役立つ仕事」 のために 使命感に燃え 

    信念を持っていた」 と 悼んでいます。

      酒井夕子さん(42)は、大学時代から海外で活躍するのを

    希望し、専攻の都市計画を生かすべく 青年海外協力隊員として

    モロッコへも赴任し 活躍、 カンボジアやトルコ・イスタンブールの

    事業を担当していたということです。 派遣を前には、「不安と、

    必ずやり遂げて見せる!という 大いなる野望(?)を抱いて、

    頑張っていきたい」と抱負を語っていました。 

      岡村誠さん(32)は同社に入社後、 JICA(国際協力機構)

    関連の業務でトルコ、インドネシア、タイなどで交通調査や

    渋滞対策に取り組んでいた交通計画の専門家。 

    発展途上国のためにできることを一生懸命に考えて仕事に

    邁進していたといいます。 

      下平瑠衣さん(27)は、大学で専門分野の研究に取り組む

    傍ら、大学院進学後は タイへの留学、NGOなどのボランティアや

    国連開発計画(UNDP)のインターンシップにも参加するなど、

    国際的に活躍する夢を実現する形で 積極的に活動する傍ら、

    社会奉仕活動にも積極的に取り組んでいたといいます。  

    「 『ボランティアとは してあげるもの』 という 考えでしたが、

    実際にしてみると 「ボランティア させてもらっている」 という

    考え方に 変わってきた」と語り、東日本大震災後の

    ボランティアでも、「チームの仲間と 協力しながら 精一杯

    活動していきたい」と 語るなど、何事にも 積極的に

    取り組む姿勢が うかがえます。

       黒崎信博さん(48)は、建設コンサルタント会社 

    「オリエンタル コンサルタンツ グローバル」の関連会社から

    現地に派遣されており、土木技術者としての 経験を活かし、

    橋や 地下歩道の設計・施工管理などに携わり、地下歩道の

    プロとして 豊富な経験を生かして 活躍されており、海外事情に

    参画するのを夢見て 「年間 1件でも海外案件に携わり、

    国内で得たノウハウで貢献したい」と 次の目標を

    見据えていたのだそうです。

      田中宏さん(80)は 同じく 同社の業務に関連して 同国に向かい、

    旧国鉄の 鉄道技術研究所の元技術者として 交通技術関連の

    技術者として 豊富な経験をもとに 「バングラデシュのために働きたい」
     
    と意欲を見せ、 活動していたということでした。

      同社 橋本秀樹さん(65)も 残念ながら 死亡されました。
     
      小笠原公洋さん(56)は、建設コンサルタント会社 

    「片平エンジニアリング・インターナショナル」で 環影響評価の

    専門家として豊富な経験をもとに 何度も JICAの海外事業に

    参加したという 経歴をお持ちでした。


    強い志と 高い技術を持った素晴らしい方々が犠牲になる

    非人道的なテロは、絶対 許せません!

    最近は外国人が標的になる傾向が多くなってきています。 

    警備の目が 比較的届きにくい 「ソフトターゲット」を狙って

    行われた犯行は、昨年11月の パリの劇場や、  

    6月28日に トルコ・イスタンブール空港を狙ったテロと

    同様に 外国人や異教徒を 無差別に標的にしています。

    無防備な状態の人々に対する 非人道的な暴力、

    あるまじき行動、 絶対許すことができません。


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    では 皆さま 次号をお楽しみに。
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