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都民の皆さまでなくとも、 今や 全国的に 注視されている

日本の食の台所 を担ってきた 築地市場の 豊洲への

移転問題。 予定では 2016年11月7日に豊洲新市場へ

移転し、 現行の 築地市場は解体されることに

なっていましたが、ここへ来て 小池都知事が 〝待った〟

をかけて、 移転延期の方針の意向を固めました。

移転直前に 次から次へと噴出した 問題山積みの

この問題に、 小池都知事の采配はいかにビックリマーク

と、 日本中の注目が 小池都知事に集まっていました。

築地市場は 遡ること 80年前の1935年に開設されました。

かなり古いですね! これでは 老朽化が問題視されるのも

うなずけます。 豊洲への移転の背景には、 施設の老朽化のため、

高度な品質の保持・衛生管理が困難になったり、 建物の構造が

時代遅れになってしまっていると いうこともあるようですが。。。

何と 豊洲の方が 更にもっと 深刻な問題がありました。

   ①土壌汚染の不安

   ②使い勝手・耐久性への不安

   ③費用負担・増への不安      

が 挙げられていました。 確かに 豊洲新市場の跡地は、

東京ガスのガス製造工場の跡地なので、 土壌調査によって

「ベンゼン」という発がん性物質が 環境基準の43,000倍も

検出されるという 驚きの結果が出ていますビックリマーク

食品を扱う場所においては 言語同断、 土壌汚染問題は

致命的ですから、 検査に検査を重ねて 問題なし!の

太鼓判を押されてからでないと 不安でしょうがないですね。

それより、 何故 こんな場所を 候補に挙げたのか疑問ですが。。。 

しかも このため 汚染された土を 2m掘り、 きれいな土で埋め直し

更に 2m50cmの土を盛り、その土壌汚染対策費は 何と 850億円ビックリマーク

移転の総事業費も 4300億円から 5884億円に膨らみ、

そのうちの 850億円、 大変な金額です。

これで 汚染土壌、 地下水の精査に不備があったら、

目も当てられません。 こういう 天文学数字を前にすると

政治家の皆さんは、 都民の大事な税金を使っているという

意識が本当にあるのかと 心底 疑問に思うのです。

更にその上に立った12300坪の敷地の新市場は、

2752億円! 驚くべき数字の連続ですビックリマーク 

これは 坪単価220万円ビックリマーク豪邸の値段です。

同様の構造の建設費の適正単価は 坪単価 約 50~60万とか。

床は洗い流しのきく コンクリートでしょう。

大理石など使ってないでしょう。

しかも 店舗幅が 1.5mでは マグロがさばけない、 冷蔵庫を置くと

カニ状態でないと 歩けない。 

そして、 エレベーター。 11基あるうち 6基は 仲卸棟、

5基は卸棟に設置されていますが、 運搬に使う ターレは

1基に 2台乗れるかどうかの大きさ。 試算では、 エレベーター前に

83台が 行列となって待つことに・・・。 仕事になりませんね!

通勤するのに 車通勤以外は 本当に不便な場所です。

車通勤者が増え、 駐車場がパンクしてしまうでしょう。

また、 新しくバス路線・バス停を作るようですが、 全従業員を乗せるのに

一体 何台のバスが必要になってくるのでしょうか。


築地業者の質問に、 全てが秘密で閉ざされている。

設計者の 「日建設計」は、 業者と話し合うべきでした。

しかも 五輪の施設工事と 豊洲新市場の工事の受注には

都議会のドン、内田茂都議が 監査役、役員を務める会社が。。。ビックリマークビックリマーク

都民の知らないところで 恐るべき 政治家とゼネコンの 不穏な気配。

私はずっと前より、 何やら 最初から不正なことが

始まっていたような気がして この豊洲新市場のことは

気にかかっておりました。 2号線を作るのに、 何か他に案は

なかったのでしょうか。 

昨日、 小池都知事が この問題について 記者発表をし、

築地市場の移転の延期を 正式に発表しました。

小池都知事は 「都民ファースト」の観点から、 豊洲移転の

3つの疑問点を呈して 移転延期の決断を明示しました。

  ①安全性への懸念

  ②巨額かつ 不透明な費用の増加

  ③情報公開の不足

市場は 生鮮食品を扱うので 食の安全については、

「生活者の目線を大切にすべき」と 述べました。

また、 費用に関しては 豊洲市場の整備費が 去年3月の段階で

5800億円余りと、当初の見込みより 大幅に膨らんだことを受け、

驚きを隠せないとして、 2011年から 2015年までの 4年間で

建設費だけが 特出して増加している「費用の推移(内訳)」表を

提示して、 990億円 → 2752億円と 約3倍近く多くなっている点を

指摘し、 何故 これだけ多額の費用をかける必要があったのか、

坪単価が そんなに上昇したのかなど、 きちんと精査して

都民に説明する必要がある としました。

さらに 仲卸業者から 新しい店舗の使い勝手の悪さなどが

指摘されていることに触れ、 多額の費用をかけながら 今だに

不満が出てくるのはなぜか、 情報公開が足りないと述べ、

情報公開が不十分という 認識を示しました。

「施設について 皆の声を聴き、 安全性を考え、 仕立てた服に

合わせるのではなく、体に合った服を仕立てて 着てもらう」として、

女性ならではの 細やかな比喩が 素晴らしいと思いました。

これらの3点を指摘したうえで 小池知事は 11月7日の築地市場

延期を受けて、 その延期の期間については 来年1月上旬に

出される 豊洲市場の水質調査の結果や、  市場の安全性や

その使い勝手などを検証するため、 有識者からなる

「市場問題プロジェクトチーム」を設け、都民の疑問・不安に答え、

2年間の地下水モニタリングの結果が出た段階で 移転時期を

専門家の意見を仰ぎ、 判断することを明らかにしました。

移転延期に関して取りだたされている 費用 1日 700万円といわれる

新市場の維持管理費や、 リース料などの賠償問題、 延期に伴う費用、

環状2号問題などなど、 考慮すべき問題は山積みのようですが、

「これから丹念に精査し、 結果の公表をまず待つ」としました。

小池知事の対応は、〝 まず 立ち止まって考える〟ことから始まり、

「都民ファースト」目線で 今までの経緯に対する 疑問・不安を

払拭する対応に終始し、すべて 真摯に対応している姿勢が

伺えた気がしました。

築地市場の豊洲移転問題、 これは 東京オリンピック・

パラリンピックが 快適な環境で出来るような 配慮から発している

事ですが、 この問題は 都道府県や 国における公共事業等、

国民のためと言いつつ、 国民の知らないところで 得体のしれない

巨額の税金が使われているという事実がある等、 透明化に値する

すべてに 一石を投じた 大きな問題と いえるのではないでしょうか。

小池知事の 更なる透明化によって、 反撃に出る政治家たち、

彼らこそ 悪の温床にはびこる 都民の血税を食い物にする

輩たちなのかもしれません。

ガンバレ、 小池百合子都知事と 声を大にして言いたい ビックリマーク

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では 皆さま 次号をお楽しみに。