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8月15日 愛媛県伊予市の ある市営住宅団地の 一室の
押入れから 家出していた 若い女性の遺体が 発見されました。
初めは 身元不明ということでしたが、 亡くなっていたのは
大野裕香さん(17)、 そして この部屋に住む
窪田恵容疑者(36)と その長男(16)他、一緒にいた
少年二人(16、18)が 逮捕されました。
団地住人からは 夜中に大きな声が 聞こえたり ベランダで 花火を
していたり そして 悲鳴や 叫び声が 頻繁に 聞こえたとのこと。
寄っていくと 反対に 怒鳴られたり 室外機を蹴られたりするので
団地の集会で 相談をしていたのです。

・ 今年4月 家出をした 裕香さんの家族は 児童相談所に相談、
  児相は 「本人の意思があり、連れ戻すのは困難」とし
  警察に保護を 依頼するよう 助言するだけでした。
・ 6月24日には 伊予警察署が 窪田容疑者の長女が
  裕香さんと喧嘩したと 裕香さんも 警察に呼び
  話を聞いていたのです。
  初め 身元不明と 発表していた警察、 実はすでに
  彼女のことを 知っていたではありませんか!?(怒)
・ 7月18日に 市営住宅の住人は 伊予市に 「裕香さんとみられる少女が
  暴行を受け、このままでは 殺されるかもしれない」と 救助を 要請したのです。
  翌19日 住人から 「女の家に居候している女性が 長女から暴行を
  受けているのを見た」と 伊予警察署に通報がありました。
  裕香さんの家族が 行方不明届を提出、警察は 容疑者の部屋を
  訪問、 留守でした。 夕方、 窪田容疑者から電話があり
 「裕香さんは 1~2週間前に 出て行った」と 言っていたので
  暴行の有無は 詳しく 確認せず 内容を 保護者に伝えただけでした。
・ 7月下旬、 伊予市は 2度 容疑者の部屋を 訪問、 面会できず
  現場を確認していないので 通報は しませんでした。
・ 8月14日 午後11時45分  「女性が暴力を
  振るわれているようだ、 ギャーッ、ギャーッという声がした」と
  110番通報があり 警察が急行、 そして 翌15日 午前 0時15分頃、
  窪田容疑者の部屋の 押し入れから 裕香さんの遺体を 発見したのです。
  数回に渡り 団地の住人が 通報や 相談をしていたにもかかわらず
  変わり果てた姿で 見つかった 裕香さん。

全身に 殴られたようなアザがあり、 顔にも 複数の傷が
あったとのこと。 内出血の痕が 沢山、 長期間に渡って
暴力に 遭っていたようです。
住人のひとりは 過去に 「お岩さんみたいに 顔が腫れ上がって
紫色になっていた 裕香さんを 見たことがあった」と 証言しているのです。
「殺されてしまうかもしれない」と 住人の情報が あったにもかかわらず
悲しい結果になってしまったこと、 これは 一体 どういうことでしょうか?
警察は 対応の不備を認め、さらに 踏み込んだ対応をすべきだったと
考えていると コメントを出しましたが
虐待の 事実がわかっていながら どうして いつも
「もう一歩 踏み込めば・・・」と 小さな子供の 虐待死の時と
同じ答えが 返ってきます。
昨年10月には 容疑者と 同居している長女が 暴行を受けていると
通報を受け、 警察の担当者が 現場の部屋を 訪問、 容疑者から
暴行を振るわれ 頭の怪我を確認し 保護をしていたのです。
長女の希望に沿って 帰宅させましたが その後は 定期的に
訪問を 実施していたというのです。
そんな「非常に問題のある 家だ」とわかっていながら
何故 「踏み込んだ捜査」を しなかったのでしょう!?(怒)

伊予市にしろ、  伊予警察署にしろ、  児童相談所にしろ、
それらは すべて 私達の税金で 賄われているのです。(怒)
悲惨な悲しい事件が 起こるたび 住人などの
周りの協力を 仰ぐくせに 今回 しっかりと その住人からの
通報があったにもかかわらず 徹底的な調べをせず
書類作りだけのためか 形だけの 捜査にとどまるなど
言語道断 とんでもないことです!(怒)
一人のうら若き 女性の命が 絶たれてしまったのです。
「将来は 人の役に立つ仕事に就きたい」と 言っていた
心優しい 子だったそうです。
裕香さんのお母様は 亡骸に抱き着いて 泣くばかり
お父様は 「非常に混乱し 深い 悲しみの中にいる」と
おっしゃっています。
○ しかし このご両親、 警察からの報告を 何故 鵜呑みしたのか、
娘の裕香さんを 諦めずに 何故 捜しあてなかったのでしょうか!?
警察などに頼るだけでなく 何故 自ら 乗り込んで 訪ねて
連れ戻さなかったのでしょうか?
○ 教育評論家の水谷修氏は 〝児童虐待の防止等に関する法律〟の
第八条 福祉事務所は通告を受けたら、当該児童の
    安全の確認とともに、児童相談所に送致する。
    児童相談所が送致を受けたときは、
    安全確認とともに、必要に応じ、一時保護を行う。
    速やかに行う。          (要旨)
から 「児童相談所は違法行為をしている」と 述べています。
また、 元 神奈川県警刑事の 小川泰平氏は
「警察、 児童相談所、 市の 連携不足も問題だが
警察内部の 部署間での連携も 足りなかったのではないか」
と 言っています。
警察は 国民の安全を守るのが 彼らの役目ではないですか?
この悲劇は 行政と 家族の ニグレクトから 起こったのでは
ないでしょうか?
近所からの 頻繁な通報、情報提供があったにもかかわらず、
行政は その任務を果たさなかったのですから
何らかの責任を 取るべきではないですか?(怒)

裕香さんは 容疑者の家の洗濯、食器洗い、小さい子供の保育所の
送迎、犬の世話まで 家事全部をやらされていたのです。
なぜ、裕香さんは逃げなかったのでしょう?
新潟青陵大 大学院の 碓井真史教授 (社会心理学)は
「支配のための ルールに逆らえば 激しい暴力を加えられるような
関係になれば、鎖で 監禁したのと 同じ状況に陥る」と
分析しています。
一度 逃げようとしたのがバレて 全裸で 外に出されたこともあったので
また逃げて捕まえられたら どれだけ怖いかということも
思い知らされているのでしょう。
また 臨床心理士の 矢幡洋氏は 「逃げようとするたびに
必ず引き戻されて ボコボコにされる。  そういったことを
繰り返されているうちに 逃げようとする意欲そのものが
失われる。(学習性無力感)」と言っています。
恐怖が マインド・コントロールとなり、 そこに 自分を
縛りつけてしまう、  逃げようとしなくなってしまうのです。
家族が 迎えに来ても 帰りたくないと
言ってしまうのが 当たり前です。
事件 3日前、 窪田容疑者は 「裕香さんが逃げたので
捜しに行って 捕まえて 逃げられないように
監禁している。」と 話していたそうです。

家の鍵はいつも開き 自由に部屋に入れる状態、
それで 悪童達の 溜り場になっていました。
バイクで 敷地内まで 入ってくるため、 住人は柵まで
作っていました。
17歳の長女と 16歳の長男を持ち、 4歳の次女を持つ
36歳の母親 窪田容疑者は 18歳の時に 妊娠したことになります。
24時間 深夜問わず、 常に 騒がしい 容疑者の家。
周りから見ても やはり 異常極まりない 家庭です。
遺体発見 二日前に 部屋に行った人の話では
「裕香ちゃんは 生きている姿を見た。
でも、 ちょっと 体にアザがあったり 弱っている感じは
あった」とのこと。
助けるチャンスは いくらでもあったはず。
「市、警察、児相」は なぜいつも 反省ばかりで
それを 生かさないのでしょう!?
悲しい事件が 少しも減らず 情けなくて 仕方ありません。
日本で イジメが蔓延し、 イジメが リンチに
エスカレートしていくと 私は 何回もブログで 書いています。
SOSが 発信されたのであれば すぐに 救いの手は
しっかりと 延ばすべきです。
いつになったら 悲しい事件は 無くなるのでしょうか?

皆さん どう思われますか?

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では 皆さま 次号をお楽しみに。