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『「お彼岸」の おはぎとぼたもち 』 【Vol.797】
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『「お彼岸」の おはぎとぼたもち 』 【Vol.797】

2016-03-22 20:02
    皆さま ごきげんよう。
    私の ブロマガを ご購読くださり、
    ありがとうございます。
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    3月17日から3月23日までの1週間は春のお彼岸です。
    ご先祖様のご供養に お墓参りに行かれましたでしょうか。
    お彼岸には お花を持ってお寺に お墓参りに行き、
    「お施餓鬼」をして 「おはぎ」を食べるという
    しきたりがありますね。

    私も お彼岸の中日である 3月20日に 菩提寺である
    赤坂の浄土寺に行って参りました。
     
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    お墓参りに行ったら、 まず は 一番にお墓のお掃除。
    久しぶりに来ると あちらこちらに雑草や苔が生え、
    墓石に ほこりや ごみがたくさん!
    こんな状態では 仏様に申し訳ないので 大急ぎで
    お掃除します。
    きれいにお掃除をし終わったら、 お線香を立て
    お花を飾ってお参りしました。
    根本家の隣のお墓は、 伯父・伯母のお墓です。

    翌日は赤坂の浄土時にて 施餓鬼会(せがきえ)が
    ありました。 法要、 法話、 説法の後、
    お彼岸 中日の音楽プログラムがあり、 ピアノと
    ヴァイオリンの演奏がありました♪

    R・シュトラウスの 「ばらのリボン」
    滝廉太郎の 「花」
    メンデルスゾーンの 「歌の翼に」
    ベートーヴェンの 「春」 などが演奏され、
    最後は 浄土時の宗歌 「月影」で 演奏は終了しました。
    素晴らしい演奏で、 とても心温まる ひと時でした。

    お寺での教えを 皆さまにも お伝えいたしましょう。
     
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    <おせがき>の意味
    おせがき(お施餓鬼)は、その字の表すとおり、
    「施餓鬼に施すため」法要という 意味を持っています。
    餓鬼とは、物惜しみや嫉妬などの 行いの報いとして、
    食べることが 自由にならずない、飢えに苦しむ
    世界に堕ちたてしまった 衆生(人々)のことです。 
    たえず苦しみ 世界にあえぐ餓鬼たちに食べ物、
    飲み物を施し、それらの苦しみから離れて、浄土に
    往生する事を願って お念仏の功徳を施す、それが
    お施餓鬼の 趣旨なのです。
    そして この善行による功徳を、ご先祖さまや 今は亡き
    大切なあの方へ、ご供養として 振り向けることも、
    大きな眼目と いえるでしょう。 
    先立たれた方々への ご供養はもちろんのことですが、
    私たちのなかに、ともに与え合い、支え合う布施の
    精神を確かめる機会としたいものです。

    では、なぜ 「お彼岸」に ぼたもちや おはぎを
    いだだくのでしょう?
    私は 辛党なので どちらかというと あまり甘いものは
    得意ではないのですが、 カステラや 栗饅頭、 どら焼、
    おはぎなどは、 実は だ~い好きなのです(笑)
    特別理由はないのですが、 あずき(小豆)が好きなのかしら?

    日本では “小豆”は 縄文時代の古墳から発見される
    くらい古くから食されて、生活に欠かせない食品。
    その「赤色」には 「魔よけ」の力が あるといわれて、
    小豆は、 祝いの席や 儀式の際には お赤飯や砂糖に
    混ぜて、 あんこにして 捧げられてきたそうです。

    その習慣から、お彼岸では お餅には「五穀豊穣」を
    小豆には「魔除け」の意味を込めて ぼたもちや
    おはぎにして ご先祖さまへの感謝と 家族の健康を願って
    お仏壇や お墓参りの際に 墓前にお供えするように
    なったのだそうです。

    春に咲く花は 「牡丹」 この花を見て 小豆の粒を 牡丹に
    見立てて「ぼたん餅」になったと 言われています。
    また、 秋のお彼岸の時期には、 秋の七草といわれる
    「萩」の花が 小豆の粒と似ていることから 「萩餅」、
    「お萩餅」と丁寧に言ったりした後、「おはぎ」という
    呼び名になったと言われているそうです。

    ご家庭によって 小豆やもち米の具合が異なり、その甘さや
    形も異なりますね。 中に餡を入れて もち米を外側にして
    黒ゴマや きな粉をまぶした おはぎを作る ご家庭もありますね。
    それこそ、 地域や 地方の風習によって 異なることでしょう。
    これは 民間伝承の領域でしょうか?
    たまには あらためて “日本” を想い、 柳宗悦や 柳田國男の
    民間伝承の世界に 浸ってみるのも 楽しいかもしれませんね。


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    では 皆さま 次号をお楽しみに。
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