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Dropkick編集部さん のコメント

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Dropkick編集部
>>1
ご指摘ありがとうございます!
No.2
60ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
この記事は 「ONE Championship」 を語った Dropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤) 【1記事から買える関連記事】 ・ONE Championshipのことが130倍好きになる方法 ・生贄だったミルコ・クロコップはかくして総合格闘技のアイコンとなっ た ・史上最高の引退試合……飯塚高史、無言でリングを去る ・タイムトンネルからやってきたクロン・グレイシーという男のロマン ・高田延彦RIZIN統括本部長の「迷走解説」問題 ・川尻達也vs北岡悟が生きた時代……「やれんのか!」は「でも、やるんだよ!」である ・「今日もダメだけど、まあいいか」と諦める……みんなボブ・サップを抱えて生きているのだ いやあ、『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』が大変なことになっていますね。5月18日にAbemaTVでこの企画が生中継されますが、5月1日にその挑戦者を選ぶ挑戦者トーナメントが放映されて……詳しい結果は各自調査してもらうとして、「異種格闘技部門」で予選にエントリーしていた青木真也選手がリングに登場したものの、試合直前になって欠場を表明。5月17日にONEのシンガポール大会でライト級王座の防衛戦を控えている、という理由もあるんでしょうね。青木選手の代打として、人気放送作家でアウトサイダー王者の大井洋一さんがリングに上がり、なんとなんと2連勝で那須川選手の挑戦権をゲットしました。 青木選手のドタキャンに怒る人も当然いますよね。「ONEの試合が控えているのにボクシングの試合に出るわけねえだろ」っていう見方はありますが、番組として出場を煽ってきたわけですから。 でも、個人的には「まあ、このドタキャンはこれはこれでオッケーなんじゃないの?」という感じでした。バラエティ番組だから、オッケーだとは言いません。バラエティは何をやっても許される免罪符じゃないですし、バラエティとして面白いか否かはジャッジされるべきですから。ただ、このドタキャンは青木選手のキャラクターに合ってますよね。憎まれっ子世に憚るというか。だから「まあ青木選手らしくて、いいんじゃないか」と。 ただですよ、青木選手はこのドタキャンについてプロレスを絡めて持論を述べてますが、そっちのほうがプロレス者として看過できないですよね。 ・青木真也が『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万』ドタキャン問題についてコメント ・青木真也、ドタキャン批判に「説明はしないよ」 ONEタイトル防衛戦に向け覚悟「さらにハードに生きてやる 」 ドタキャンはいいけど、これをプロレスとか不穏試合的なものとして語るのはカンベンしてほしいですねぇ。何か騒がせたり、耳目を集めればプロレスだ、大勝利だ……とかターザン山本さんじゃないんですから。ここはちゃんと「プロレスと不穏試合」について解説したいと思います。 まず、青木選手はまるでこのドタキャンを無効試合や不穏試合のように語っていますが、最初から仕組まれていたものは不穏試合には当たりません。このドタキャンは、「世紀の不穏試合」として語られている橋本真也vs小川直也のシュートマッチでなく、藤田和之vs佐々木健介のスリーパーフォール負け事件に近いのではないでしょうか。藤田選手がスリーパーを仕掛けたまま、スリーカウントを取られてIWGPのベルトを明け渡したズンドコマッチですね(笑)。 その結末は、仕掛けた側でさえ予想してなかった衝撃的なものではなく、茶番感が出てしまったから批判されているのでないか。そのうえで批判的な反応に対して、自分の立場や思想をプロレスとして説明するのは……。猪木さんって何か仕掛けて大滑りすることが多かったんですけど、受け手の感受性のせいにはしなかったですからね。 青木選手の「新日本は賛否を分かれるものを作りたがらない」という見方も「……あれ?」って感じがしますね。いまの新日本って、ファンのプロレス愛をくすぐるドキュメント性が強い仕掛けをやってるように見えるんです。たとえばイッテンヨンの飯伏幸太脳震盪事件だってザワザワする仕掛けですよ。 そもそも不穏試合って歴史的に振り返ってみても、仕掛けが外れて失敗したケースがほとんどなんです。たけしプロレス軍団や海賊男だって本来の予定からは大きく外れたから暴動が起きたわけで、猪木さんは最初からはあんな混沌を狙っていない。青木選手は「賛否が分かれるから、レスラー自体が作るのを嫌う」って言ってますが、狙って仕掛けるものではないんです。意図的に不穏試合を作ろうとして、みんなに失笑されていたIGFという団体はありますけどね。天心vsメイウェザーくらいですよ、結果的に良い意味で不穏試合になったのは。この試合は「どうせメイウェザーが真剣勝負をするわけがないでしょ」と高を括って見てたところを……ですから。 ただ、青木選手をかばうわけじゃないですけど、この企画は那須川選手はもちろんのこと、青木選手も被害者だと思うんですよ。じゃあ、何が一番問題だったかといえば…… この続きと、望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー…などの記事がまとめて読める「 13万字・記事22本 の詰め合わせセット」はコチラ  https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1769330 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!   
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