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「おしゃべりアベマ野郎」こと 大沢ケンジ が朝倉未来vs矢地祐介を語ります!
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―― 大沢さん!今日はRIZIN17についてお願いします。
大沢 全体的に面白かったですけど、ミクル(朝倉未来)は強かったですねぇ。ああいう展開にはなるとは思ってましたけどね。
―― 試合は朝倉選手の判定勝ちで完封したといっていい内容でしたが、 以前Dropkickで勝敗を予想をうかがったときも「矢地選手はテイクダウンを取れないだろう」と言ってましたよね。
大沢 それにミクルは矢地選手と相性がいいなっていう。まず矢地選手がレスラー型じゃないし、打撃が相手の動きをよく見て打ってくるタイプじゃないんですよね。自分のタイミングでブンブン振り回してくる。逆にミクルは相手のことをよく見るんですよ。すげえ見る(笑)。
―― ガン見しますか(笑)。
大沢 ミクルの打撃のほうが矢地選手より1つ上のテクニックだと見てたんですよ。ミクルの場合は相手が出してきたものに対して何をやるか、というもの。MMAって相手を見てから打撃を出す選手ってそんなにいないんですよね。うまい奴は相手を反応を見ながら動く。マクレガーもそうだし、ドミニク・クルーズやTJディラショーもフェイントをかけてから打つ。ミクルもそういう技術を持ってるんですね。 なのでミスらなければ負けないだろうなと。矢地選手がテイクダウンが得意であれば、タックルなのか、打撃なのかわからないから対応が難しくなってくるんですけど。
―― 朝倉選手はからすれば、矢地選手の攻めは対応しやすかった。
大沢 矢地選手の打撃って相手を待てないんですよ。覚悟を持って打ってきてる感じがするから、良くも悪くも相手を見てない。
―― 五味ちゃんとやったときも、突っ込んだところにパンチをもらってダウンしましたよね。
大沢 なので戦前の予想としては、ミクルがプレッシャーをかけたときにフェイントに引っかかって矢地選手が乗ってくるんじゃないかな……と思っていたら、今回はパンチを出さずに蹴って蹴ってじゃないですか。矢地選手はミクルのフェイントにパンチを合わされたくないのかな……って思って。
―― 矢地選手が慎重だったのは、カウンターを警戒したからかもしれない。
大沢 矢地選手がどういう作戦だったのかわからないですよ。でも、試合後、矢地選手はセコンドの朴(光哲)くんに「もうちょっとパンチを出したかったですね」って言っていたんで。それだとしたらミクルのフェイントに合わされたくなくて、パンチでは攻めずに蹴りだったのかなと。逆に矢地選手の動きにはミクルは全然反応してないんですよ。矢地選手がいろんな動きを見せても、蹴りだけサバいてあとは自分からプレッシャーをかけ続ける。ミクルは相手がフェイントに引っかかって出てくるところを待ち続けていたので、矢地選手は余計に前に出れなくなっちゃいましたね。
―― 朝倉選手の狙いがわかってるからこそ、なんですね。あらためて試合を見たくなりますねぇ。
大沢 「ミクルは相手の動きを待っていた」っていうと、積極的じゃないように聞こえるかもしれないですけど。
―― カウンター待ちはそう言われがちですね。
大沢 それはね、違うんですよ。打撃をあれだけ見る勇気がないとカウンターはできないから。
―― あー、たしかにそう考えると怖い。
大沢 カウンターって、ジャブで相手を打つ気にさせて、あえてパンチを出せるんですよ。パンチを打ってきた瞬間に避けて殴る。ただ待ってるだけじゃ相手は打ってこないですよ。
―― 要は相手が「当たる」と思わせないといけない。カウンターは逃げてるんじゃなくて前に出ないとできないもの。
大沢 そうなんですよ~。プレッシャーをかけてかけて、相手に打ち気にさせて、顔を目掛けて飛んできたパンチに合わせるわけですからね。
―― 言葉にすると凄く難しい。いや、実際に難しい技術なんですけど。
大沢 ミクルはずっとそれを狙ってるんですよね。堀口くんはそうやって待つことも、自分から仕掛けることも両方やれるんですよ。 自分から動いて見えなくしたところで相手に合わせるとか。朝倉海もどっちもできるんですけど、海は自分から動いて合わせるほうが強いんですよね。ミクルは凄え待てるんです。
―― それって相当、肝が座ってないとできないんでしょうね。
大沢 今回唯一ミクルが心配だったのは、これは言っていいのかなあ……。
―― とりあえず話してみましょう(笑)。
大沢 ミクルのモチベーションって低かったと思うんですよね。
―― えっ?
大沢 かなり低かったように思いますよ。
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KAMINOGEのインタビューで、「試合は年一でいいかな」とか言ってる。
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