ヘバットさん のコメント
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─今日は棚橋選手に“仮面ライダー”の魅力についてお聞きしたくてやってきました!
棚橋 おお~! それはいいですねぇ。
─棚橋選手といえばマット界きってのライダーファンなわけですが、10月8日の鈴木みのる戦の前に「いまのプロレス=ライダーごっこ」という言葉が話題になったじゃないですか。
棚橋 ああ、それは鈴木(みのる)さんに言われたあとで知りました。……某氏のヤツですよね(苦笑)。
─そうです(笑)。あとから「ごっこ以下」と修正されたみたいですけどね。
棚橋 それは仮面ライダーに失礼だとわかったからでしょうね。やっぱりライダーファンを敵に回したら大変なことになりますから!
――そうすると、ライダーの悪口は棚橋選手も黙ってられないですか!
棚橋 あたりまえですよ。だって、いまのライダーはクオリティが相当高いですからね。あ、いまのプロレスも充分、凄いですよ。某氏はプロレスファンも敵に回してますね。
─そのあたりも含めていろいろお聞きしたいんですが、そもそもライダーはどのあたりから?
棚橋 僕は『カブト』からですね。それまでは見られるときに見る程度だったんですけど、『カブト』の水嶋ヒロさんにどっぷりハマってしまって。あの孤高なナルシストっていう感じに。だから、もう7年ぐらいですかね。
─いまのライダーにはどういう魅力がありますか?
棚橋 一番は、ビジュアルのカッコよさですね。いまやってる『ウィザード』とかにしても。一つ前の『フォーゼ』はちょっと乗りきれなかったんですけど、もう見慣れましたし。
─『フォーゼ』は最初はみんな「何じゃこれは!?」って戸惑ってましたけど、いつのまにか慣れるのが不思議ですよね。
棚橋 途中でエレキステイツとか出てくると「カッコいいじゃん!」と夢中になったりして(笑)。あとメテオに救われましたね。メテオがカッコよかったんで。
─ストーリー的な部分は?
棚橋 ストーリーで僕が好きなのは『555』、『龍騎』、『アギト』あたりですかね。いまの『ウィザード』も、主人公が自分の中にモンスターを飼ってるじゃないですか。そんな危うい感じが好きですね。明るすぎないというか。『フォーゼ』の明るさもよかったんですけど、1号ライダーみたいに、人造人間なんだけど改造手前で逃げ出してショッカーと闘うっていう、単純なヒーローじゃない、闇を抱えながらっていうところに惹かれますよね。
─平成ライダーはとくに話も複雑で、昔のように毎回、怪人を倒せば終わりっていうのとはまた違いますよね。某氏の「ライダーごっこ」というのも昭和ライダーのイメージが強いんじゃないか、と。そのあたり、平成ライダー好きだと「そうじゃないんだよっ!!」という憤りの気持ちも強かったんじゃないですか。
棚橋 そうですね。平成ライダーはシリーズごとに大きな一つのテーマがあって、約50話の中でそのテーマを伝えていくっていう壮大なストーリーなんですよね。一話だけでも楽しめるんですけど、シリーズを見きったときの達成感が凄くあって……その作品が伝えたかったメッセージというのが明確に伝わるんで、そのへんも平成ライダーの魅力なんですよね。……ライダー話の続きは誌面にて! 『Dropkick vol.8』そのほかのコンテンツ
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