DJスタイルズさん のコメント
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Dropkickが愛し続ける 最狂プロレス団体IGF! そのリングでデビューした 鈴木秀樹 と、フロントとして支えた サイモン・ケリー 氏が1万字対談で知られざるエピソードを放出します!! 【1記事から購入できるバックナンバー】 ・ 鈴木秀樹が中嶋勝彦戦30分フルタイムドローのすべてを語る
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―― 鈴木さんとサイモンさんは、IGF消滅後もお付き合いがあるんですね。
鈴木 そうですね。ボクがIGFをやめてフリーになったあとも、サイモンさんと話をする機会はあって。IGF末期の詳しいことは全然知らないんですけど(笑)。
サイモン 俺もIGF末期のことはおぼえてないよ。思い出したくないのかもしれないけど(笑)。
鈴木 サイモンさんはIGFの途中から中国に行く機会が多かったですよね。
サイモン そうそう。鈴木選手も中国で試合をやってもらったよね。
鈴木 あのとき使ったリングが通常より大きくて、すごく固かったんですよね。会場近くのホテルの部屋で休んでいたらサイモンさんから電話があって「リングがメチャクチャ固いんですよ。猪木さんが受け身を取って大丈夫だと言ってるんですけど、心配なので見てもらってもいいですか」って。
サイモン これはちょっと固すぎるなあって。あとリングの大きさが目の錯覚じゃないなと。
鈴木 実際にメチャクチャ固いんですよ。しかも異様に大きいから3歩で対面のロープまで走れないんですよね。ロープもユルユルで危ないし。
サイモン あれはキックボクシングのリングでしたね。
鈴木 あのリングで澤田(敦士)先生がボブ・サップにボディスラムを食らって死にそうになってましたからね(笑)。
―― IGFのリングってもともと固いという話でしたけど、それ以上。
鈴木 IGFのリングも固いです。自前でリングを作ると聞いたので「もうちょっと柔らかくしてくれ」と頼んだのに、できあがったら以前より固くなってるんですよ(笑)。
―― ガハハハハハハハハハ! なぜだ(笑)。
鈴木 なんで話を聞かないんだって(笑)。
サイモン あれはMMAのリングとして作ったんだよね。
鈴木 MMAのリングでプロレスもできるってやつですよね。プロレスのリングで MMA ができるやつじゃない。基本はMMA。 投げ技で叩きつけられると息が詰まるんですよ。
サイモン IGFは基本的に何事も「エイヤ!」でやっちゃうからね。なんとかなるだろう!というコンセプトだから(笑)。
鈴木 なんとなくやってましたもんね(笑)。
サイモン 何か大きなケガをすれば変わるんだろうけども、なんとなくうまくいっちゃうから変わらないみたいな。
鈴木 小川直也&鈴川真一vs藤田和之&ボビー・ラシュリーのタッグマッチも、権利のない2人で決着がついてましたからね。 権利がある小川さんとラシュリーが場外乱闘してて、リングで権利のない藤田さんがおもいきり鈴川を蹴っ飛ばして。勢いでレフリーの田山さんが試合終了。
―― ハハハハハ! 鈴木 あとボクと鈴川が組んでモンターニャ・シウバと澤田先生の組み合わせは百歩譲っていいとして、メインなのに結果はノーコンテストですからね(笑)。
―― 昭和すぎる!(笑)。
鈴木 あまりの結末に観客がザワついてるところに猪木さんが出てきて「1、2、3、ダーッ!!」で締めて(笑)。
サイモン 福島県のいわき市でやったやつね(笑)。
鈴木 そうです。あの試合でボクが流血して、ドクタールームで縫おうとしたら「もうバスで出るので会場から撤収してください」と。
サイモン その日のうちに帰らなきゃいけなかったんだよね。このあいだ誰かと「バスの中で縫った選手がいた」って話になったけど……。
鈴木 それ、俺ですよ!(笑)。 「サービスエリアで縫うから」ってことなんですけど、サービスエリアだから選手がバスを出入りするじゃないですか。 縫ってる最中なのにバンナやサップが俺の頭を叩きながら通るんですよね。危ないですよ(笑)。
サイモン 酷いなあ(笑)。 1万字のIGF対談はまだまだ続く…
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