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ゲスト69さん のコメント

RIZIN.31はつまらなくなるって言った人の中にRIZINファンもいると思うんですけど、内部の人間がくたばれと言ってしまうという、これは問題発言ですよ!
No.4
37ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
毎大会恒例!  笹原圭一 RIZIN広報のインタビュー!!  今回はRIZIN.31を振り返ります!(聞き手/ジャン斉藤) 【1記事¥110から購入できるバックナンバー】 ・朝倉未来のRIZIN LANDMARKと東三河弁■笹原圭一 ・平本蓮、アメリカ武者修行生活を語る「次の試合はテイクダウンにいきますよ」 ・セコンド横田一則が明かす「牛久絢太郎 衝撃ヒザ蹴り流血TKOの裏側」 ・壮大に転んで恥をかいた斎藤裕に見えた華 ―― RIZIN.31すごかったですね。 笹原  RIZIN.31はつまらなくなるって言った人、くたばれ!って感じですよ! ―― それはもしかしたら、エンセン井上さんが、ランディ・クゥートアに勝ったときに言ったセリフのモノマネですか? もう20年前以上のことですし、市販の大会DVDではなぜかマイクはカットされてるみたいなので、どうしても聞きたい方はそのマイクアピールが収録されているエンセン井上テーマ集CD「大和魂」をぜひゲットしてください! 笹原  まぁ大会自体は序盤からとKO&一本連発でむちゃくちゃ盛り上がって、最後は斎藤(裕)選手がきっちり締めて大晦日に繋げるのかなあ……って薄ぼんやり考えていたんですよ。そうしたら、これがまったく想像もつかない終わり方だったので、さすがRIZINだなあと。 ―― これぞ格闘技ですよね。 笹原  はい。久しぶりに格闘技にぶん殴られた感じがしました(笑)。 ―― ただ、RIZINってよく言われがちなんですけども「プロモーターが望んだ結果じゃないから困るだろう」と。榊原さんの一瞬の表情を切り取ったりして「全然喜んでない!」とか(笑)。 笹原  それはメインで牛久(絢太郎)選手に斎藤選手が負けたことを指しているわけですよね。 ―― ドクターストップで斎藤選手が王座陥落という衝撃結末。たしかに想像を超える展開ですけど、ものすごく前向きな混乱なのかなって。 笹原  おっしゃるとおりです。これは100万回くらい言っていますけど、ボクらは高田(延彦)キャプテンのヒクソン・グレイシー戦の敗北からスタートしてるわけですからね。 ―― あのときの絶望感ったらなかったんですよねぇ。 笹原  あの絶望に比べたら、たいがいのことはハッピーエンドに見えますよ(笑)。たしかに「こうなったら面白いだろうな」という計算はしますけど、何が起きても落胆なんてしないし、落ち込んだりすることなんてないですね。斉藤さんの知らない『スラムダンク』で言えば、ミッチーの「こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ・・・!!」みたいな姿勢ですよ。 ―― 『スラムダンク』のことはよくわかりませんが、猪木さんが政治家・二階堂進から「猪木くん、アントンハイセルはやめたまえ」と忠告されても「こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ!!」みたいなもんですかね……まあ、プロモーターという仕事って、出た結果を受けてどうを転がしていくかですもんね。 笹原  そうなんです。たとえるとタイを釣ろうとしたらイカが釣り上がってしまった。「イカなんていらないよ」とそのまま海に戻すんじゃなくて、図らずも釣り上げたイカで豪華料理を作るのがボクらの仕事ですから。 ―― 最近のRIZINがすごいなって思うのは、外国人の招聘が厳しい中、初参戦の選手ばかりの大会でこんなに盛り上がって。そこまで知名度が高くなかった選手たちが立派な“商品”になる瞬間をプロデュースできてることですね。 笹原  それはRIZINという舞台が選手をその気にさせるんでしょうね。ここですごい勝ち方をすれば人生が変わるかもしれない。そういう舞台は一夕一朝で作り上げられるわけではなくて、那須川天心や堀口恭司、朝倉兄弟がまさにそうやってスターになっていたわけですから。その事実が初参戦の選手や、まだ何者でもない選手たちの背中を押しているんでしょう。もっと言えば、我々が作ったPRIDEやDREAMの幻想も、彼らの背中を押しているんだと思います。 ―― 牛久選手もそのチャンスをものにしたという。 笹原  当初はクレベル・コイケ選手が斎藤選手に挑戦する予定だったわけですからね。斎藤選手からすると対戦相手が決まるのを待って、待って待ち続けて……初参戦の牛久選手相手にチャンピオンシップという試合を自ら志願して、こういう結果になってしまった。ここまでの経緯をを思うと申し訳ないなという気持ちになりますけど……。逆にこのチャンスを活かした牛久選手は本当に素晴らしいと思います。 ―― 斎藤選手は負けてしまいましたけども、観る側としては一生忘れられない試合のひとつになりました。 笹原  冷静沈着な斎藤選手が「まだできるよ!!」って感情を爆発させる姿って想像できなかったじゃないですか。でも、あの終わり方ならそうなるよなって理解できますし、彼の感情がほとばしる姿はたまらなく切なくて、なによりも美しかった…。 ―― 普段、そういう表情をあまり見せないだけになおさらですよね。 笹原  試合に勝つことでみんなを喜ばせる選手はたくさんいるんですけど、負けたときにみんなをどれくらい悲しませられるのか。かつてPRIDEでミルコ・クロコップがケビン・ランデルマンに KO されたときも、悲しむファンがすごかったじゃないですか。 ―― 大会終了後のたまアリのけやき広場で、ミルコタオルをかぶって泣き崩れている20代前半の女性がいましたからね。あの姿を見て「あ、PRIDEってブームなんだな。もう俺のような面倒くさいマニアは必要ないんだな……」って思ったもんです。……あれから20年近く経っても、面倒くさいマニアのまま格闘技を見ていますけど。 笹原  RIZINでいえば堀口恭司が朝倉海に負けたときに「もう会社を辞める」とツイートしている人がいたり。SNSを見ると今回の斎藤選手の敗戦にショックを受けている人がたくさんいて。負けて他人を悲しませることができる人こそが、華がある選手なんだ、ということをこの試合で思い知らされた感じがします。斎藤裕は、間違いなく華のある選手ですよ。 ―― 自分の負けを持って華があることを証明したという、ほろ苦い物語ですね……。 笹原  彼がRIZINというイベントを背負って、そこで壮絶な敗北を喫したことで実証したというか、“斎藤裕”という作品ができあがったのかなと思いますね。あたりまえですが、それは斎藤選手以外誰も作れない、唯一無二の作品です。 ―― メインビジュアルの大会ポスターも、斎藤選手本人やそのファンからすれば、もう見たくないポスターかもしれませんけど、それも含めてとんでもない作品になった。斎藤選手本人からしても「こんなものができあがってしまった……」と。 10年後このポスターを見たときにどんな思いが…… 笹原  大ヒットを飛ばす漫画家って、作品を「描いてるうちに物語が動き出す」って言うじゃないですか。主人公や登場人物が自分の意思を越えて勝手に動き出す。 ―― 水島新司先生が『ドカベン』でホームランを打たせる気がなかったのに、描いてるうちにホームランを打つシーンになってしまったやつですね(笑)。  笹原  みんなの思惑を超えたものが突然生まれるのが、格闘技のダイナミズムであり、醍醐味ですからね。 ―― やってる側が「どう?すごいでしょ?」と胸を張るんじゃなくて、やってる本人ですら「なんだこれは!?」と感情を乱れるものこそが万人に届く作品なんでしょうね……。榊原さんは試合後の談話で牛久選手と朝倉未来選手のタイトルマッチには消極的でしたね。 笹原  今回の流れでいうと、斎藤選手が紆余曲折あってタイトルを受けたので、トップコンテンダーは斎藤選手だと思いますけどね。 ―― ……RIZINとあろうものが急にマジメなことを言い出さないでくださいよ。そこで未来選手のタイトルマッチを組んで「RIZINは朝倉未来を贔屓している!!」と批判されるまでがRIZINじゃないですか! 笹原  ハハハハハハハ。まぁでもいずれにせよフェザー級が超混沌としてきたので、フェザー級グランプリの開催を含めていろいろとやりようはありますね。 ―― キーマンのひとり、クレベル・コイケの選手との問題は解決しそうなんですか。 笹原  向こうからのコンタクトがないので、なんとも言えないですね。まぁなるようになるんじゃないですか。  ―― コイケだけに「RIZINフェザー級に小池栄子~♪」と懐かしの競輪CMで、はしゃぎたいのでなんとかしてください!! コロナによって外国人が招聘できないことで、RIZINのフェザー級はPRIDEでも武士道でもHERO'SでもDREAMでもない不思議な空間ができあがっていて。これが「ジャパニーズMMA」なのかなと。 笹原  結果的にコロナによって鎖国せざるえなかったことで、その島にしか存在しない固有種が生まれた、みたいなことかもしれませんね。タスマニアデビルとか、イリオモテヤマネコみたいなことですかね(笑)。 ―― 1年前のフェザー級は興行的には“無人の荒野”だったのに充実してきますね。ここに外国人がまた加わることで、どんな世界になるのか楽しみで。 笹原  地球の中で戦っていた『ドラゴンボール』にフリーザ軍団がやってくるようなもんですからね。 ―― 戦闘力が一桁変わってくるという。 笹原  なのでフリーザ軍団は……ベラトールですよね。 ―― ということは、悟空とピッコロが手を組むように朝倉未来と斎藤裕が手を組むわけですね。どっちが悟空か、ピッコロかでSNSがまた荒れそうですけど(笑)。 笹原  パトリッキー・ピットブル・フレイレがRIZINに出たときに『ドラゴンボール』の主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を使っていたので、ピットブルは「俺が悟空で、RIZIN側はサイバイマン」とか思っている可能性はありますけどね。 ―― ピットブルってナッパみたいな顔をしてるのに! 笹原  まぁでも、嵐を呼ぶ男・斎藤裕が巻いた混沌の種が、どんな花を咲かせるのかってことでしょう。 ―― 華を持っている男だけに(笑)。それからセミファイルの浅倉カンナvs大島沙緒里もまさかのアップセットで。 この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「 13万字・記事17本 の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  
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