111さん のコメント
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神田にジムをオープンした 石渡塾長 のインタビューです!(聞き手/ジャン斉藤) 【1記事から購入できるバックナンバー】 ・ 斎藤裕、石渡伸太郎が生き抜いた“冬の時代”のマネジメント術■遠藤正吾
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―― 8月10日に『ALMA FIGHT GYM PUGNUS』をオープンした石渡さんですけど、相当お忙しいみたいですね。 『ALMA FIGHT GYM PUGNUS』 https://pugnusmma.com/
石渡 嬉しいことなんですけど、ここまで忙しいのは予想外でしたね。体験って1日に1~2人とかポツポツなのかなと思ったら毎日2桁もいらっしゃって。
―― 毎日2桁!
石渡 お盆は来ないと思ってたんですけど、たくさんの人が来てくれて。いまは落ち着いて普通の状態になったんですけど。
―― 神田駅直結という場所もいいんでしょうね。
石渡 場所はいいと思います。自信を持って言えます(笑)。いまはどこにもジムがたくさんあるじゃないですか。お客さんがジムを選べる時代になってますよね。
―― 総合格闘技のジムって20年前は都内で2~3程度だったんですけどね。石渡さんは「ジム戦国時代」で勝負できる自信があるわけですか?
石渡 ボクはそのへん自信はあります(笑)。「どうぞ比べてください」と。いままで何回練習してもできなかったことが、ボクが教えればできるようになります! ボクは20年間毎日そんなことばっか考えながら格闘技をやってきてたんで、一般の方にも伝えられる自信はありますね。
―― ジムの会員集客方法でいえば、キックや柔術が強いですよね。
石渡 ウチもキックや柔術が習えますけど、MMAをもっと売っていかなきゃいけないと思っていて。だって、みんなMMAから格闘技に興味を持ったり、ジムに通いだしたのに「MMAは難しくてできない」ってなってますよね
―― たしかにMMAを習うのはけっこう難易度が高いですね。
石渡 それを可能にしたクラスがここにはございまして。
―― 宣伝っぽい言い回しです(笑)。
石渡 「誰でもMMA」っていうクラスがあるんですよ。どういうクラスかといえば、実際のMMAであった展開をボクがスタッフがやってみるんです。たとえば、このあいだの朝倉未来選手とケラモフの試合の攻防はみんな知ってますよね。
―― 大注目の試合でしたし。
石渡 あの攻防を50分間のクラスで皆さんができるようにします。
―― あー、それは面白そうです!
石渡 もちろんあそこまで完璧にはできないんですけど、一個ずつ攻防をくり抜いて、ボクが丁寧に指導して50分経ったら「ケラモフの試合はこういうことだったんですね」と身をもってわかる。誰もが知っているMMAのシーンがちゃんと再現できるんです。
―― それが「誰でもMMA。朝倉未来やケラモフの攻防が実体験できるわけですね。それは通いたくなりますけど、どこのジムでも流行りそうですよ(笑)。
石渡 いや、これは誰でも簡単にはできないと思います。ボクじゃないと無理。
―― それはある程度のMMAのレベルにないと……ってことですかね。
石渡 自分でも言うのもなんですが、そうですね(笑)。その動きを真似すればいいってわけじゃないです。「足の位置がこうだったから」とか細かいディテールがいっぱいあるんですよ。いまはMMAが人気で、ジムにはMMAを見にきてくれた人たちがたくさんいるのに、入会したら「はい、キックボクシングですよ。はい、柔術ですよ。ミットを打って楽しかったでしょ?」でおしまいなのがイヤなんです。ただの運動不足解消、エクササイズでも全然いいんですけど、それだけではいけないなと。ただ、いちばんお客さんが入るのはキックボクシングなんですよね。柔術はいったん始めたら、なかなかやめないんですよね。だから「キックや柔術をやりましょう」ってなりがちなんですけど。みんなMMAに興味があるんだから、ちゃんとMMAを教えたいんですね。海外なんかはMMAジムはあたりまえのようにMMAを教えるんですよね。
―― 石渡さんはMMAを教えたいんですね。
石渡 そうですね。MMAに繋がるように柔術の細かいところをやり込んでもらいますし、そこは柔術のトレーナーともちゃんと連携していますし、キックも同じです。気が付いたらMMAができるようになります。たとえばMMAで腕十字をもっと強くタイトにできるようになりたい。だったら柔術クラスで腕十字を学びましょう。もっとしっかりとした打撃を打ちたい。では、キッククラスでやりましょうっていう感じで直結してるわけですね。ボクはキックだけなら弱いし、柔術だけでも弱い。ボクが強いのはMMAなんです。ボクはそのMMAを教えることができるんですね。ボクの時代にはMMAを教えてくれる人はいなかったんですけど。
―― そんな時代からの経験を活かせると。
石渡 ボクもプロを指導するよりも全然楽しいですね。腹立つことがないんで。
―― 選手には腹が立つんですか(笑)。
石渡 選手には「なんでもっと頑張らないんだ!」っていう思いを持つじゃないですか。でも、一般の人はプロではないので頑張らせる理由なんてどこにもないです。疲れたら「どうぞ休んでください」と(笑)。
―― いまは誰でも技術を語っちゃう時代だから気づきずらいですけど、MMAを教えるってけっこう難しいんですねぇ。誰でもできるわけはない。
石渡 そこは自信があります(笑)。なかなか「自信がある」とはみんな言えないと思いますけど。
―― やっぱり石渡さんクラスにならないと難しい。
石渡 それこそ堀口恭司とかやればできるでしょうね。やっぱりあのくらいの選手ならできます。その次元でMMAをやってきた選手、命を懸けてやってきた選手は教えられると思います。
―― ジムオープンまでの話を伺いたいんですけど、いつ頃から動いてたんですか?
石渡 約2年前ですね。引退してからです。
―― ああ、石渡さんが引退してからもう2年経つんですね。2年のあいだに決まらなかったのは何が原因なんですか?
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