• このエントリーをはてなブックマークに追加

ぽこぽさん のコメント

嫌韓とか天然とか故意じゃないとか、問題の本質に関係のないワードを出すから余計にややこしくなる。
それ以前の問題で裸で組み合う競技において滑らせる以外の目的でなぜ試合直前に桜庭戦にだけ塗る必要があるのか?
ルールを知らなかったとか以前の問題。柔道着の襟に洗濯のりも同様。

塗布に関与しなかったセコンド陣やレフリーに全く罪はないが表立って非難しなかったことでグルだとおもわれたのでしょう。
現在の感覚では試合当日の道着着用を決めないまま作戦立てたり練習するのはちょっと考えられないが、そこは時代やお互いの関係性もあったのかな。
No.1
9ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
★2021年9月にDropkickメルマガで掲載された記事を再録します 秋山成勲が清原和博と自身のYouTubeチャンネルで、いまから15年前の桜庭和志戦の“真実”を明かした。 秋山全ての真実を話す https://www.youtube.com/watch?v=MlaT-3whGWc&t=680s 【桜庭和志さんへ】秋山が全てを認めた日 https://www.youtube.com/watch?v=B6BpRTa7Lzw その内容は動画を確認してもらいたいが、突然の告白は当時の事件をあらためて振り返るきっかけをつくることになり、秋山成勲の動画も深くは踏み込んだ内容ではなかったことから、当時から囁かれていた「主催者とグルだったのではないか」「グローブに凶器を仕込んでいたのではないか」という疑惑も再燃させてしまった。やってはいけない反則を行なったとはいえ、しかるべき罰を受け、謝罪を行なった秋山成勲が15年経っても批判を浴びてしまうのは、主催者によるこの事件の調査に対する不信感も理由のひとつに挙げられるだろう。そのため今回登場する山田武士トレーナーも“疑わしい人物”というイメージが強い。  山田氏は当時の秋山成勲のコーチであり、セコンドも務めていた。あの日、最も間近で秋山成勲と行動をともにしたひとりである。秋山成勲がなぜこのタイミングであのような動画をアップしたのか。その真意は掴みかねるが、こういった機会にあらためて山田氏に当時の話を伺った。 「正直、15年経ってるからこそ話せることもあります」(山田) あのときなぜバックステージ動画が公開されなかったのか。秋山成勲にかけられたクリーム以外の疑惑――たとえばメリケンサック――についても山田氏は洗いざらい語ってくれた。総文字数24000字、試合中に「すべらせろ!」と叫んだ山田武士が語る「桜庭和志vs秋山成勲」。 秋山成勲、突然の告白……あの桜庭和志戦のセコンドだったJBスポーツ 山田武士 インタビュー(聞き手/ジャン斉藤) 【1記事から購入できるバックナンバー】 ・「佐山先生をUFCの殿堂に!」……川口健次✕朝日昇、青春のシューティング対談!! ・【ゆるやかな狂気】横山武司「日本の柔術家で俺が最もMMAに向いている」 ・鬼越トマホーク坂井「プロレスはドロップアウトする人間が好きなジャンルなんです」 ―― 2014年の川尻達也UFC参戦のときから、川尻さんを支える山田さんにかれこれ10回近く取材していますけど、秋山成勲さんのヌルヌル事件について、じつはちゃんとうかがったことがないんですよね。 山田  ああ、そうですかね。 ―― なぜかというと、あの試合直後から山田さんはご自身のmixiでいろいろと発信されていたり、他媒体でも取材を受けていたからで、山田さんの言い分を聞くまでもなかったという。ただ、15年経ったいまでも、秋山さんにクリームを塗った“首謀者”だと言われていますよね。 山田  まだ言われるのかって、ちょっとビックリですよね……。 ―― このインタビューをしたところで、また「本当のことを言ってない!」という反響が出てくる虚しさはあるかもしれないですが、それでもおうかがいしたいと思います。 山田  はい、よろしくお願いします。じつはあの試合があったとき、ウチの子供が生後半年だったんですよ。ウチの嫁と試合のあった大阪に来ていて……それがもう中学生ですからね。時が流れるのは本当に早いし、その子供が「えっ、そんなことがあったの?」ってネットで調べられる年齢じゃないですか。 ―― 「ウチのお父さんはこんな悪いことをしていたの?」と。あの当時のニュース記事ってあまり残ってなくて、疑惑だけがネットを彷徨ってるところはありますね……。 山田  今回、成勲がどういう思いであの動画をアップしたのかはわからないけど、こういう機会だから、すべて話しますよ。もしかしたら当時もしゃべってるのにメディアの都合でカットされてることがあったのかもしれないですけど……。正直、15年経ってるからこそ話せることもあります。 ―― あの事件直後に関係者で何かしら発信していたのって、山田さんぐらいなんですよね。 山田  そうなんですよ。成勲がホントに塗ってるとは思ってないからmixiでも、そういった疑惑の声に反論しましたし。 ―― 山田さんはmixiで「言いがかりはやめてくれ」と発信をしていて。だからこそ、のちにじつは塗ったことが判明したときに大バッシングを浴びましたよね。 山田  そうなんです。ホントに何も知らなかったし、まさか塗ってると思わず成勲を庇い続けたのにね。運営側も成勲と組んで桜庭さんを陥れようとして「グルだ」とか言われているけど、そもそも桜庭vs秋山というカードが組まれたのは、たしか“桜庭さん推し”だったからですよ。 ―― 山田さんにはそういう認識だったんですか。 山田  あの2006年は桜庭さんや成勲の階級でトーナメントをやっていたじゃないですか。10月の大会で2試合、成勲は準決勝ケスタティス・スミルノヴァス、決勝メルヴィン・マヌーフに勝って優勝しましたけど、桜庭さんは8月のスミルノヴァス戦で、勝ったけども結果的にとんでもない試合だったじゃないですか。 ―― 桜庭さんがスミルノヴァスの打撃を食らって半失神状態なのに試合は続行されて。 山田  桜庭さんは耐えて耐えて、スミルノヴァスがスタミナ切れして一本取ったみたいな。それで10月9日に成勲と桜庭さんの準決勝をやる予定だったんですけど、桜庭さんが体調不良でトーナメントを途中離脱したんですよね。そんな中で成勲が優勝したんですけど、その優勝後のマイクに関して、試合を中継していたテレビ局のTBSか、FEG(HERO'S主催者)スタッフのどちらかが成勲に「リング上から桜庭さんに対戦要求してくれ」と。 ―― そういう指示があったんですか。 山田  でも、こっちからすると「え?」と。だって、同じトーナメントに桜庭さんは出ていたわけだし、成勲はそのトーナメントで優勝したわけですから。だから、それを言われたときは成勲も明らかにムスっとしたんですよ。「そんなこと言いたくない」っていう表情。だけど、そこは成勲なんで、マイクを渡されたら解説席にいる桜庭さんに向かって「桜庭さん、お疲れさまです。ケガを早く治されて、大晦日やりましょう」とアピールしましたけどね。だから、運営側としてはあの試合は桜庭さんありきで組んだと思いますよ。それにHERO'Sは試合時間を1R10分・2R5分に変更してましたし。 ―― 桜庭さんがHERO’Sに移籍したことで、それまで主戦場にしていたPRIDEに合わせて1ラウンド10分、2ラウンド5分の試合時間になったと。谷川さんもこのマッチメークが決まったときに「秋山成勲にプロの厳しさを教えてやってほしい」と言ってましたね。 山田  だから、桜庭さんありきの大晦日だったんですよ。 ―― ただ、TBSは秋山さん推しだったというところはあるわけですよね? 要は、桜庭さんはPRIDE、つまりはフジテレビのスターで、TBSからすれば自分たちでスターをつくり上げたかったというか。 山田  まあ、もちろんそれはあったと思いますけど。あとは大晦日だから、それなりのカードが必要になってくるじゃないですか。 ―― 大晦日にクライマックスを持ってこないといけないから、日程優先でカードを組まないといけない。だからFEGは秋山さんにマイクアピールの指示をしたし、秋山さんは優勝直後で不満ながらも受け入れたんですね。 山田  そういうことですね。 ―― そもそも、当時の秋山さんと山田さんはどういう関係性だったんですか? 山田  まあ、成勲がMMAを始めてすぐの頃から「打撃を教えてほしい」ということでボクのところに来てたんで。週3~4回は一緒に練習してという感じでした。 ―― 当時山田さんのチームは「チーム黒船」と呼ばれてましたが、あれはジム名でもなんでもなく、あくまで山田さんが指導している練習メンバーの名称ですよね。 山田  はい。当時、ボクシングジムでMMAの打撃を受け入れているジムはほとんどなかったんですよ。若干ボクシング側がMMAをバカにするというようなスタンスだったから。でも、ボクはそういう偏見もなかったんで、志のある人間がだんだんつながりの中で集まってきたという。 ―― それが「チーム黒船」だった。ただ、そのメンバーがみんな“仲間”かというと……。 山田  仲間ではないですね。練習では会うし、たまにマススパーとかをやるぐらいで。でも、一緒に遊びに行くなんてことはたぶんゼロです。 ―― 桜庭vs秋山の裏では、PRIDEも大晦日興行を開催していました。山田さんは「チーム黒船」の川尻達也選手や石田光洋選手のセコンドとして、さいたまスーパーアリーナに行くという選択肢もありました。そこで、秋山さんが試合する大阪ドーム(現・京セラドーム)を選んだ理由はなんだったんですか? 山田  先に決まったのが成勲の試合だったからです。10月の大会で成勲がトーナメントで優勝して、「桜庭さん、大晦日にやりませんか」というアピールをした時点で、もうほぼ試合が決まってるわけじゃないですか。たしか、成勲の試合は10月の時点でもう決まっていたんですよね。で、あの頃のPRIDEってカードが決まるのが遅かったんですよ。結局、石田くんは五味隆典選手、川尻くんがギルバート・メレンデスに決まったんですけど、あれも成勲の試合が決まった全然あとなんで。 ―― 川尻選手と石田選手のカードが発表されたのは12月7日のことですね。 山田  だから、ボクは「チーム黒船」のみんなの試合が重なったときのために、あらかじめルールを決めていたんです。「最初に試合が決まったほうのセコンドに付く」「あとから決まった試合のほうがデカいから、そっちに行くわというのはナシにしましょう」と。だから、川尻くんも石田くんも、ボクが大阪に行くときに超寂しそうにバイバイしましたよ。 ―― 「なぜPRIDEではなく秋山成勲に付いたのか怪しい」と言われがちですけど、そういうルールがあったと。 山田  そう。理由は、先に決まったから。それが黒船のルールだったんで。 ―― そして、試合当日の状況ですが……。 山田  その日は、ボクはセミファイナルで魔裟斗くんとK-1ルールで戦う鈴木悟のセコンド仕事もあったんですよね。 ―― 山田さんは、メインの桜庭vs秋山の前にもセコンドに付いたんですね。 山田  しかも、2人は逆コーナーだったんですよ。成勲は赤コーナー、悟は青コーナーだったんで。だから、ボクはドームの1塁側と3塁側の控室を行ったり来たりしていて。成勲のバンデージを巻いて、走って移動して悟のほうでアップしてという。そういう感じでバタバタだったんです。 ―― いまだったら運営側が気を利かせて同じ控室にしてそうですけども。 山田  でも、悟の試合が決まったのが大会3日前ぐらいだったんですよ。もともとは魔裟斗くんとチェ・ヨンス(元世界WBAスーパーフェザー級王者)との試合が決まってたけど、チェ・ヨンスがケガなんかで急に出られなくなったんで。そういう急な事情もあったかもしれないですね。 ―― じゃあ、運営側が気を利かせなかったというよりも、土壇場すぎて変更のしようがなかったという。 山田  スケジュール的に難しかったというのはあったと思いますね。 ―― セミからメインまでの山田さんの動きをもう少し詳しく教えてもらえますか? 山田  ボクはセミで悟の試合があったから、そのセコンドに付く前にミットを持って成勲と打撃のアップをしたんです。組みのアップのときはボクはもう悟のところに向かってて。で、悟と一緒にボビー・オロゴンvsチェ・ホンマンの試合を観ていたんです。 ―― ボビーvsチェ・ホンマンというのは魔裟斗vs鈴木悟のひとつ前の試合ですね。 山田  で、悟に「この試合、けっこうすぐ終わるかもしんねえから、早めに行くぞ」とか言ってたら、本当にすぐ終わっちゃったんで。 ―― あの試合は1ラウンド16秒で終わっちゃいました。 山田  そこから悟の試合だったんですけど、あの悟はローを効かされて2ラウンドで負けて、彼を控室に連れて行って。そうしているうちに、すぐにメインの桜庭vs秋山の煽りVが始まっちゃってたんでね。まあでも、ちょっと長い煽りVだったんで、そのあいだに走って反対側の控室に行って、走ってるあいだに成勲のTシャツに着替えて、で、そこでもう柔道着を着て入場待ちの成勲がいたんで「悪い、遅れた」と合流した感じです。 ―― この件では、グローブに付いていたスポンサーの「EDWIN」のロゴが剥がれていたことも問題として取り上げられました。それがグローブ細工疑惑の発端になるんですが……。 山田  それは試合前のボクとのアップのときに剥がれてました。成勲に「悟の試合に間に合わなくなるから、先にパンチのアップをやろう」ということでやってたら、汗で剥がれて「EDWIN」のロゴがペラっとなったんですよ。そしたら、成勲がそれを口でくわえてバリッと取ったんですよね。 ―― なるほど。あれはもともと主催者が用意したグローブに、大会スポンサーだった「EDWIN」のロゴをくっつけたかたちだったわけですよね。 山田  そうそう。アイロンの熱か何かでくっつけてあるだけ。 ―― 同じ大会では他の選手のグローブもロゴが剥がれかかっていたという報告が記者会見でされています。当時グローブ製作メーカーに直接電話して「あれって剥がれるんですか?」と聞いて「剥がれません」という回答を得た方がいたんですけど。メーカー側も「剥がれます」と不良品扱いはできないんですよね。 山田  まあ、言えないでしょうね。そこは谷川(貞治/FEG代表)さんも剥がれた際の映像をチェックしてますね。そのときに例の「すべらせろ!」の確認も取れて……。 ―― 山田さんが試合中、秋山さんに「すべらせろ!」という指示を送ったことが……桜庭さんの「すべるよ」とシンクロしてしまったという。 山田  あれは、ボクが立嶋篤史に「ローキックは床をすべるように蹴れ」とアドバイスしてもらったことを参考にしているんですよね。床スレスレで蹴ると、相手の手でキャッチされないから。だから、足を床にすべらせるように蹴れというのをずっと言っていて。だから、その調査の段階で、そのロゴが剥がれたときのアップ映像を谷川さんが見て、そこでもボクがずっと「すべらせろ」と成勲に言っているのを確認してますから。2人でアップしている練習シーンの中で、ボクが「ダメダメ、上から蹴らない、床をすべらせろ」と。その途中でロゴがバリッと剥がれる映像を谷川さんが見ているんで、「すべらせろ」発言に関しては解決しているという。 ―― まあ、実際にクリームですべらせたかったとしても、ストレートに「すべらせろ」なんて……。 山田  言わないですよ! 絶対にないですけど、もしボクがクリームを塗っているのを知っていて本当にすべらせたいんだったら、よけいに言わないですよ。 ―― そのアップの段階で秋山さんの身体にクリームを塗っていたということはなかったんですか? 山田  クリームは、時系列でいうとボビーvsチェ・ホンマンの試合の最中に塗ったらしいです。 ・帝国ホテルのミーティングで明かされたこと ・映像に写っていた男 ・「おまえがチーフなんだから罪をかぶれ」 ・FEG、慧舟會、秋山成勲は歪な関係性 ・ヒルトンホテルのエレベーターで ・メリケンサック説……24000字インタビューはまだまだ続く  
Dropkick
プロレス格闘技マガジン『Dropkick』公式チャンネルです。【更新コンテンツ】スペシャルインタビュー/斎藤文彦INTERVIEWS/小佐野景浩の「プロレス歴史発見」/プロレス点と線/OMASUKI FIGHT/アカツキの『味のプロレス出張版』/大沢ケンジ/二階堂綾乃/オレンジ色の手帳/中井祐樹日記/ジャン斉藤……のコラムなど。週一の音声配信もやってます!