Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム。今回のテーマは大事態に発展しそうなUFC独占禁止法違反集団訴訟についての情報総まとめ! あなたはどちらを支持する?
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「カン・リーなど v. Zuffa」反トラスト法違反集団訴訟の情報まとめ
〜不気味な同時多発訴訟の様相に
UFCファイターのカン・リー、元UFCファイターのネーサン・クオーリーとジョン・フィッチは12月16日、サンホセにあるカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所で、ズッファの反トラスト法(注1)違反を提訴する集団訴訟(注2)を起こした。
訴状で原告は、UFCが包括的かつ反トラスト的な手法で、MMAプロモーション市場での独占と、MMAファイター市場での買い手独占(モノプソニー)を強めていることに対し、損害賠償と差止請求を求めている。
原告側弁護士は記者会見の席上、「UFCの反トラスト法違反行為のため、UFCファイターは、競争的な市場で本来得られるはずの収入のごく一部しか得ることができていない。その過酷な職務にもかかわらず、ボクサーと比較しても、MMAファイターの報酬は極めて低い。UFCは、選手がライバル団体で試合をする権利を極端に制限し、ライバル団体によるトップファイターの獲得を違法に阻害することで、競争を排除している。UFCはまた、選手の氏名や肖像に関する権利を永久に保持するという違法な契約を選手に強要し、その結果選手の収入機会はますます狭くなってきている。このような不正を正し、業界に健全な競争を取り戻さなければならない」などと、今回の訴訟の趣旨を説明している。