プロレス事情通Zが業界のあらゆる情報を繋げ、立体的にしていくコーナー「プロレス 点と線」。今回は森嶋猛引退騒動について迫ります!迫ります!



――最近は一段落しましたが、NOAHの森嶋猛引退騒動は凄いことになってましたねぇ。

 いやあ、森嶋選手のFacebookから目が離せませんでしたね(笑)。結局9月19日のNOAH大阪大会で引退試合をやることになりましたけど。

――ちょっと待ってください。まだ5月ですよ? 梅雨入りすらしていないんですよ?(笑)。

 ハハハハハハ! 9月までに、もう一波乱起きてもおかしくないですよね(笑)。

――結局この引退騒動はなんだったんですかね?

 ここ数年のNOAHは著しい興行不振に見舞われる中、鈴木みのる率いる鈴木軍との対抗戦が行なわれたりして、新日本プロレスとの結びつきが強くなってるじゃないですか。

――NOAHは新日本の“傘下”になったのなんだのと言われてますよね。

 私がチラッと聞いた話では、その鈴木軍には、丸藤正道、杉浦貴、森嶋の三本柱で対抗するという流れだったんそうなんですよ。でも、丸藤選手はジュニアですし、杉浦選手もヘビーと言っても小柄なほうですから。森嶋選手みたいなスーパーヘビーが“最後の砦”としてどんと構えていれば盛り上がるじゃないですか。

――森嶋選手がいないとNOAHの層は薄くなっちゃいますよね。

 ただ、NOAHとしても鈴木軍とのハードな抗争をする中で「糖尿病の森嶋を使えるのか?」という不安はあったと思うんですね。「ここは一旦外したほうがいいんじゃないか」という行き違いが今回の騒動につながったようなんです。会社の中でうまくコミュケーションが取れていなかったことで、森嶋本人は団体の中心から外されたと勘違いしてしまったという。

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