Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回は今年最大の盛り上がりを見せたメンデスvsマクレガー!




UFC年間最大級のビッグマッチ、「UFC189:メンデス vs. マクレガー」は、アイルランドのコナー・マクレガーがチャド・メンデスをKOし、UFCフェザー級暫定王座を獲得して幕を閉じた。今回は、大きな反響を呼んだこの試合を、米MMAメディアがどのように評したか、さまざまな視点からの分析を紹介しよう。



UFCは記録的な金額を「アルド vs. マクレガー」のプロモーションに積んだ。アルド欠場が決まった後も、すでに多くのチケットが売られていたため、マクレガーは出場せざるを得なかった。試合を延期してアルドの復調を待つという方法もあったし、マクレガーにそれほど厳しくない対戦相手をあてがうこともできたはずだった。


しかしUFCは、トップコンテンダーで、フェザー級最高のレスラーであるチャド・メンデスを代役にたてた。マクレガー台頭にケチがつくとすれば、UFCがマクレガーをレスラーからプロテクトしてきたという点にあった。もっとも今回のマクレガーは、メンデスと違い、フルキャンプを張って練習をしてきたという点で優位ではあった。


これはUFCにとっても、金銭的にいって、史上最大のギャンブルとなった。