続 エイヒレ畑で捕まえて
おしゃれ通信 エイバタコラム2022年5月号
身長高めで細めなんだから、
似合う服もっと沢山あると思うし
毎日違うスタイルを楽しめばいいのにな〜
って思う。
自分に。
でも割とできない。
なぜなのか。
皆さんはどうですか。
ファッションって生活する上でどんどん優先度下がりませんか。
「え、私は毎日、コーディネート楽しんでます!」って?
おめでとう。あなたは素晴らしい。ほんとすごい。
ここで重要なのは似合ってるかどうかとかではなく、「楽しんでる」ってとこです。
その辺の話をしてみようと思う。
舞台俳優をやっていると、あらゆる種類の衣装を着せてもらえる。僕がどんな衣装を着てきたかは皆さんよくご存知だと思う。
衣装を着せてもらうにあたっては身体のあらゆる部分を細かく採寸される。そして自分の身体にジャストフィットされた衣装を用意されてしまう。
されてしまう、と書いたが、一度でもプロによってジャストフィットされた衣装の着心地とシルエットの美しさを知ってしまうと、市販のものはなかなか満足しづらくなるという側面があるのだ。
少し話を変えて、採寸について書きたい。
皆さんが舞台俳優だとしたら、採寸に呼ばれる日が必ずくる。その時は衣装さんが測りやすい用に身体にフィットする服を着ておこう。そして渡された紐を腰に巻いてまっすぐ前を見て立つのだ。
腰ひもを基点に衣装さんが、記録係とメジャー係の2人制ででガンガン20項目くらい測っていく。
背丈、総丈の有名どころから始まり、首付け根まわり、もも周り、ひじまわりとか細かい所に進んでいく。あなたが、こなれた俳優だったなら、衣装さんが数値を言う前に「16センチ!」等、数値を当てにいってもいいだろう。衣装さんがクイズ形式にして楽しんでくれるかもしれない。
ただ、言い方やタイミングによっては嫌われるので注意。衣装さん基本的に忙しいしね。
一流俳優になると自分のサイズを全部覚えているとかいないとか。知らんけど。
あと、
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