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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2016/05/04
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「なぜ漫画を読むのは読書じゃないんですか?」

 岡田さんは以前から「漫画は読書に含みません」と言っていますが何か理由があるんですか?
 詳しく教えてください。
 何かしらのポリシーのようなものがあるんでしょうか?
 その辺りをよろしくお願いします。
 
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 漫画は役に立つし、思考であふれている。
 すごく価値のある漫画がある事は認めているよ。
 でも僕は、映画を読書に入れないのと同じように、漫画を読むのは読書に入れないですね。


■漫画を読むのは読書じゃないけど、読書が絶対ではない

 僕が思うに読書って授業に近い。
 漫画は演劇やスポーツに近いと言えばいいのかな。

 たとえばアメリカだったら、どちらもクラスになってる。
 たとえば演劇のクラスがあったり、体育の授業はスポーツして遊ぶ。

 全部、同じ授業かもしれないけど、子供たちのノリが違うよね。
 スポーツだけだと学業は成立しない。
 でも座学だけでも学校は成立する。

 僕のセンスが古いのかもしれないけどね。
 “テレビ鑑賞”
 “映画鑑賞”
 “ゲーム”
 ”漫画”
 これは読書には入れられない。
 
 その代わり、読書だけが絶対じゃないと考えているよ。

 学校で習う事だけを勉強と呼ぶのではなく、テレビを見たことも、すべて勉強だと思っている。
 でも少なくとも“学校”という構造のなかでは、勉強は机に座ってやること。

 それと同じように、漫画を読書の中に入れません。これはカテゴリーの問題だと思いますね。


【まとめ】
 岡田斗司夫は「テレビ鑑賞、映画鑑賞、ゲーム、漫画」は読書のカテゴリーには入れません。
 でも読書だけを絶対だとは思いません。
 テレビ鑑賞や漫画も勉強だと思います。