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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「『もののけ姫』から変わったスタジオジブリ」
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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「『もののけ姫』から変わったスタジオジブリ」

2016-10-25 06:00
  • 30
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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/10/25
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おはよう! 岡田斗司夫です。

ジブリは『もののけ姫』から変わったと言われています。

セルの枚数も倍以上になりました。

『紅の豚』が5万枚~7万枚だったんです。
それが『もののけ姫』から14万枚以上になりました。

デジタルも導入されて、予算もすごく増えました。
鈴木敏夫プロデューサーが宮崎さんの「こうしたい」を押さえてたんですね。

ジブリの中で二人のおっさんが主導権争いをしながら作品を作ってると思ってください。

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「『もののけ姫』から変わったスタジオジブリ」

 『もののけ姫』が作られたのは1997年。
 『紅の豚』の5年後に作られました。
  
 ジブリが久しぶりに作った作品です。
 そして、最後にセルで作った作品です。

 人気が非常に高く、すべてのパーツがうまくはまった作品だと僕は思うんです。

 ただし、暴力表現などが強い。
 ストーリーも、あまりに大人向け。 
 ですから、海外の評価がわりと低いんです。

 腕や首が吹っ飛んだりするシーンがあるので、海外の人にはすごい抵抗があるみたいです。
 特に宮崎アニメでは、そういうことを描くときは徹底的に描きますからね。

 たとえば、アシタカが矢を射って、両腕がバサッと切れるシーンがありますよね。
 その時に、断面の肉の中の骨があるとこまで描いちゃう。

 それは絵で描いてしまうと、あからさまに“骨”と“肉”だってわかっちゃう。

 特撮でやったら断面が複雑でグチャグチャになるから、あんがいそれなりに見えちゃうんですけどね。

 アニメだと、かえってクールな残酷性が際立ってしまう。
 だから、むこうの人にはすごく抵抗があるみたいですね。

 そういう偏見もあって、海外の評価はわりと低いです。

 そんな『もののけ姫』ですが、中間投票のベスト5にはもちろん入ってます。
 そして、興行成績はすごい高いです。

 なんと観客数1420万人です。

 これまで304万人で最大ヒットだったのが、5倍近い1500万人に行ってしまいました。

 撮影予算もジブリ史上最大の21億円。

 それまでの15年間、日本映画の興行記録って『ET』 だったんです。
 その『ET』をアニメがぶち抜いたというわけで、すごいニュースになった。

 1420万人というのは、それぐらいのヒットなんです。

 スティーブン・スピルバーグは、自分の映画が日本のアニメに抜かれるなんて思ってなくて、びっくりしたそうです。

 今、スピルバーグは、宮崎さんがジブリ美術館で作るCGアニメのプロデューサーをやっているそうです。
 なかなかすごいタッグマッチですね。

 『もののけ姫』って、内容的には宮崎駿による『ゲド戦記』という言い方が出来ると思います。

 「ファンタジーってのはこうやって作るんだぞ」という宮崎駿の公式作品ができたんですね。

 『もののけ姫っていうのは、『ナウシカ』の事実上の続編です。
 リメイクと言ってもいい。

 宮崎さんが『ナウシカ』作ってたとき、
 ・子供向け
 ・ヒットさせなきゃいけない
 ・ヒロインは健気な女子
 という制約があったんです。

 でも本当は大人のキャラクターを描きたかった。

 だからクシャナとかクロトワとか、大人のキャラクターに感情移入してたんですね。
 なので、ナウシカでなくクシャナに焦点を当てたアニメを作りたいと思ってたんですね。

 だからナウシカだったキャラクターがサンに。
 ペジテのアステルだったキャラクターがアシタカに。

 意外なことにユパ様がジゴ坊なんです。
 ジゴ坊は中盤で活躍する悪役か正義か分からないキャラクター。

 実はあれ、灰のガンダルフなんですね。

 つまり、白のガンダルフでも黒のガンダルフでもなく、灰のガンダルフっていう中間的な悪役として存在してるわけです。

 クシャナの代わりにエボシ御前。
 巨神兵の代わりにシシガミ。

 そう解釈すれば、なんで宮崎さんがナウシカの続編を作らないのかがわかる。

 ペジテのアステルから見たら、巨神兵が復活して、呪いを受けてしまって、そこで出会ったサンという少女。

 ところがサンという少女は、オームみたいな森の中の神々とのコンタクトに夢中になって、こちらを向いてくれない。

 現実的なクシャナの分身であるエボシ御前っていうのは、正しくて強いんだけど、同時に政治家でもある。
 つまり、自分が心から賛成することはできない。

 アシタカの、ペジテのアステルの心は人間社会と腐海の社会、森とか神々の社会の中間にしかいられない。

 「好きに作るぜ三部作」で宮崎駿は、まさかの自分の作品のリメイクをやってしまった。
 これが、僕が思う宮崎駿が好きに作った作品。

 もちろん、色んな人の影響もあるんだろうけど、本当に好きに作った作品だと思います。


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>>11
生き残ったやったーって話でなく、みんなが生きる道を探して行こうって話じゃないか?
人間が山を切り崩すことで森の動物の住処が無くなった一方で、乙事主ら獣も森の木々を踏み荒らし滅茶苦茶にしたりしている。どっちが悪いとかじゃなく、お互いが生きるために必死であり、でも無闇にやりあっていたらダメになっちゃうよって言いたいんじゃないかなーという解釈。最後にシシガミが消えるのも、「神のせいには出来ない」ってことじゃないかなと
44ヶ月前
×
この似非オタクは何言ってんだ? 続編と焼き直しは違うし、外人は首が飛んだり腕がちぎれたりすんのむしろ大好物だろ。
44ヶ月前
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アステル? アスベルじゃなかったっけ?
44ヶ月前
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原作じゃないけど全く違うもののけ姫が宮崎駿さんのラフコンテ作品みたいな感じで本になってるのを何年か前に図書館で読んだんだけど、それも見て欲しいな興味有る人は。日本昔話みたいな感じだけど、ジブリ臭が有ってお薦め。
44ヶ月前
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×アステル 〇アスベル
まずは出典を確認することから始めましょうか?
44ヶ月前
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斗司夫いくらなんでもこの記事はニワカすぎじゃね?
44ヶ月前
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そもそもナウシカ自体、原作と比べるとまだ始まりの部分しかアニメ化していない件
44ヶ月前
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ナウシカの続編も何もストーリー全編は漫画版で綴られてるじゃんニワカかよ
44ヶ月前
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もののけ姫は単なるツギハギ作品
44ヶ月前
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物凄く外れた事を書くかもしれないのですが、私の中の「もののけ姫」を。 もののけ姫は2017年の今を表現しているのでは?と思います。 宮崎さんの中には1997年には「若者の〇〇離れ」~「ネット社会の闇」~「高齢化問題」~「社畜」等々を予想?あるいは睨んでいた?とか思ってしまうのです。 「もののけ姫」で語られるまたは当時宮崎さんが発していた「のろわれた」って「ネットに触れた人々」ではないのですか? 宮崎さんの「のろわれた」って言葉の本当の意味がよくわからないけど、「のろわれた」に凄く意味があると思うのです。 97年にメッセージを出したのは「日本の崖っぷち」だったのでは? あの当時の宮崎さんの発言を振り返ると「今の時代」を危惧していたのかな?って今、思う。 私見でした。
42ヶ月前
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