今回の記事はニコ生ゼミ4/23(#175)より一部抜粋しました。
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「菅野よう子の盗作疑惑について、どう思いますか?」質問文:
菅野よう子 の盗作疑惑について、オリジナルだと思っていた楽曲に実はソックリの元ネタがあったという事でガッカリしました。
もう彼女の楽曲は聞く気になれないし、元ネタのほうがカッコ良く聞こえます。
この件について、どう思われますか?
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僕は知らなかったので“菅野よう子”“盗作”でネット検索をしたら、まぁ出るわ出るわ。
ナンボでも出ます。
結論から言うと、“盗作”とか“パクリ”が、どのレベルから言うのか決まってないですよね。
だから“盗作”とか“パクリ”と言いたい人は、言えるレベルなんでしょう。
それで“盗作”や“パクリ”を厳密に定義して法的に考えなきゃいけない人は、相手にしてないわけですよね。
つまり、相手にするようなレベルじゃない話だという事になります。
僕はどうでもいい立場として言うと、菅野よう子レベルになってくると、盗作やパクリをしても何のメリットも無いわけですよね。
楽に曲が発表できるぐらい。
その代わり、負うリスクやダメージが多すぎる。
なので、損得勘定で考えて「パクリなんて、するハズ無いじゃん」というのが感想。
菅野よう子 ぐらいに行くと、パクるぐらいだったら、ダメな曲を出すよと。
そのほうが戦略的に得だし正しい。
「でも証拠がある」という人がいますけど、それは証拠じゃなくて“似てる曲”を探してきただけですよね。
「“似てる曲”が何年前に発売されていた」と言っても、菅野よう子が「確かにその曲からパクリました」と言わない限りは、それは似てるだけなんですよ。
なので、そういう追求は無駄だと思います。
その上で菅野よう子の楽曲が聞く気になれないのなら、それでいいんじゃないですか?
「元ネタの曲がカッコ良く聞こえる」という事は、好きな曲が増えたわけですよね。
元ネタの曲が良いと言うなら、そのアーティストを追いかければいいだけですよね。
あなたにとって、菅野よう子は卒業の時期が来たわけですよね。
「どの曲がパクリだ」とかのネット上の言い合いに付き合っていても、疲れるし頭が悪くなるだけですから。
そういう事は、適当に引き下がるのがクレバーな戦略だと思います。
【まとめ】
菅野よう子レベルになると、盗作するぐらいならダメな曲を出した方が正しい戦略です。
「元ネタの曲の方がカッコ良い」と思うなら、そのアーティストを追いかければいいだけです。