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「アイデアは “作る” のではなく、“持ってくる” もの」
つまり、作るものとか、生み出すものとか、考え出すんじゃなくて、持ってくるもの。
で、『アイデアのつくり方』って、『アイデア』って本があるんだけど。
あらゆる順列 組み合わせを考えていってやるっていうのは、大規模なブレインストーミングとかが当たり前の国の発想であって、僕ら日本人はそういう膨大に無駄なアイデアを作っていって、その中から1個か2個上手く作るっていうのが、そんな向いてないと思うんだよね。
で、僕がそれでお勧めしてるのが、“構造を考える” っていう方法。
構造って何かっていうと、そのものを作ってる根本的要素のことなんだ。
つまり、カレーっていうのは肉とジャガイモと人参を煮て、最後に味を付ける。
カレールーで味を付けるんだけども、この味を付ける味を醤油味に付ければ肉じゃがになるし、カレールーを入れればカレーになると。
それだけのことなんだよ。
構造で考えると、肉じゃがとカレーは同じ。
ところが、それは料理を知ってないと構造として思いつかない。
そういういう風に考えると。
『こち亀』って、のび太とドラえもんが同じ人物なだけなんだ。
だいたい本当の事を昔のマンガで言えば、両さんが困ってて「中川、助けてーっ」て、中川が「はい、デパート」って、そんな回もたまにあるんだけども、だいたい両さんが困って、困った末に両さんがアイデアを思いつくと。
だから、「『ドラえもん』ってすごく上手く出来てるな」っていうのは、初期の展開から、後期の展開。
『こち亀』の作者って、いわゆる今の展開にする時に「あっ、これ『ドラえもん』でいいんだ」っていうふうに割り切って、ここで構造で考えたわけだよね。
このパターンのことを構造っていうふうに言うんだよ。
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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