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今回は、ニコ生ゼミ02月10日(#268)から、ハイライトをお届けいたします。
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「【『ラ・ラ・ランド』OPミュージカル徹底解説 3 】 黄色いワンピースに隠されている人間ドラマ」
さて、ここで注目すべきポイントはどこかというと、「みんな踊りまくってるにも関わらず、反対の車線を見たら誰も踊ってない」というところなんですよ。
彼らが踊りだすのは、次の “第2ボーカル” が出てきてからです。
すると、今度は左側車線の車から黒人の姉ちゃんが出てきて歌い始める。
そして、ここでようやっと、この左車線の道にも段々と熱狂が伝わっていくんですね。
この曲の1番が “映画スター” を描いているとしたら、2番はミュージシャンとか舞台で歌を歌う人を取り上げてる。
そして、間奏のリズムの部分では、ダンサーを取り上げてる、というふうに、実はそれぞれのハリウッドに来る人達というのを1種類ずつ丁寧に取り上げてるんですね。
ネクタイのこの男も、黒人のターバンのお姉さんも、目指しているのは舞台なんです。
この中央分離帯はともかく、この高速道路の端っこというのは、かなり危険な状態なんですよ。
その高速道路のフチに立って、大勢が踊り出します。
実は、この下は高さ50メートルくらいの絶壁になっているので、かなり危険なところで踊っています。
そして、段々とクレーンカメラが上がっていって、いろんな人が、もう両方の車線いっぱいに飛び出して踊っているのがわかります。
熱狂が全ての人に伝わって行くわけです。
彼女は第1ボーカルの人なんですね。
一番最初に歌っていた人。
そして、その反対側でクルクル回っている、もう1人の黄色いワンピースのお姉さん。
彼女は、オープニングのラストでパンツ丸見えになりながらも決めポーズやってくれるお姉さんなんですけど。
DVDのパッケージを見たらわかるんですけども、ミアとセブが2人で踊っているシーンがあるんです。
そのシーンでも、ミアはちゃんと黄色いドレスを着ています。
そんなふうに「黄色 = 夢」というのを、この映画全体では示しているんですけど。
最初からこの2人を追いかけて見ていると、このミュージカルシーンの意味も分かりやすくて面白いです。
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