先週の岡田斗司夫ゼミは、橘玲の近著『もっと言ってはいけない』の特集でした。
そのゼミ内でも紹介されていたニコ生ゼミ「AIに本当の知性は無い。 でも偏差値60以下の人はピンチ! 機械に仕事を奪われる未来は本当に来るのか?」を、ご紹介します。
こちらは、『 AI vs. 教科書が読めない子どもたち』という書籍を中心に、橘玲の『言ってはいけない』を解説しています。
気になる方は、こちらからお好きなコースでお楽しみください!
Amazonビデオ
(レンタル500円 販売1,000円)
岡田斗司夫アーカイブ
(月額2,000円で、音声やテキストデータもすべて見放題、検索も簡単!)
ブロマガチャンネル
(月会費500円で見放題)
YouTube動画
(無料)
ちなみに、ハイライトを一部ご紹介すると、こんな感じです。
*********************************
この「機械に仕事を奪われる!」という恐怖は、19世紀の後半から20世紀前半まで、メチャクチャ大きかったんですよ。
それを示す事例をもう1つ出します。
チャップリンが『モダン・タイムス』を作った少し後、アメリカで初のコミックヒーローが誕生します。
『スーパーマン』です。
これは、1938年に出版された「アクションコミックス」の創刊号なんですけど、スーパーマンが車を持ち上げて破壊しているイラストが載っています。
ここで重要なのは「なぜ、車を破壊しているのか?」ということなんですよ。
この創刊号から2年くらいの間、スーパーマンの表紙はこんな感じの構図が多いんです。
「戦車を破壊する」とか、「列車を片手で止める」とか、「飛んでいる飛行機に乗り込んで戦う」というように。
面白いことに、初期のスーパーマンというのは、機械と戦うことが多かったんです。
スーパーマンを表す描写の中に「高いビルもひとっ飛び!」というのと同じくらい、「迫り来る汽車を素手で止める」というシーンが必ず出てきます。
それはなぜかと言うと、機械に対する人間の優位性というのを見せなきゃいけない時代だったからなんです。
「スーパーマンのパワーというのは、機械よりも強いんだ!」って。
1930年代くらいまでの人間、特に庶民というのは、それくらい、機械によって自分たちの労働を奪われることを恐れていました。