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「【 『もっと言ってはいけない』で語られる残酷な真実 2 】 残酷な世界の中でオタクはどう生きるべきか?」
このデータについて、ハーバード大学の学長ローレンス・サマーズは「女性は統計的に見て数学と科学の最高レベルの研究に適していない」というふうに言っちゃったんですね。
これは、1970年代から指摘されていたことなんですけど、「平均的な知能を持つ人間は女性の方に多く、極端に知能が高かったり低かったりする人間は男性に多い。これが、男女のIQの平均は同じでも、標準偏差は男が高いということだ」というふうに、この本には書かれています。
サマーズが言ったのは、これだけの事実だったんですよ。
でも、これは “サイエンティフィック・コレクトネス(科学的な正しさ)” なんです。
“ポリティカル・コレクトネス(政治的な正しさ)” ではないんですね。
「ディズニーランドは夢の国」というのは、政治的には正しいんですよ。
でも、その裏には「ミッキーはただの着ぐるみで、入っているのは背の低いダンサー」という科学的な事実がある。
だけど、政治的正しさの前には、やっぱり科学的正しさというのは押し潰される。
これが人の世の常なんですね。
だから「自分はなんで真ん中より優秀でないんだ……」と、平均より優秀でないことを感じると落ち込んでしまう。
「俺なんか “普通の男” なんだ」というのが、男が言う負けゼリフというのかな?
「俺なんか、ただの普通の男なんだ。俺なんか普通のダメな男なんだ」というのが男の捨て台詞なんですけど。
『トクサツガガガ』というNHKのドラマで、女性のオタクが「私は普通じゃない。隠さないと」というふうに発想してしまうのは、このIQ分布図から当たり前なんですよ。
女性の場合は「 “普通よりも優れている” というのは、劣っているよりもマシだけど決して良いことじゃない」という現象なんですね。
だから、女性はオタクであることを隠そうとするのに対して、男性は「俺は普通のオタクじゃない。“良いオタク” なんだ!」とか、「すごいオタクなんだ!」というふうに発想が行っちゃうわけですよね。
IQ110から120という人は、この世の中のことがなんでも人並み以上に上手く出来たりして、快適に生きられるんですけども。
これがIQ130を越えると「普通は不幸になる」と言われてるんですね(笑)。
「逆に周りがバカに見えて生き辛くなってしまう」と。
なので、男性の自殺者というのが女性よりも多いというのは、この表からも分析できることなんですよね。
いやあ、なかなかショッキングですよね。
うーん、今、タオルくんがコメント読んでくれてるんですけども。
つまり、遺伝的な潜在能力が高い子供というのが存在する以上、平等な教育というのを与えれば与える程、遺伝的に有利な人だけが勝ち残ることになってしまう。
平等な教育を目指せば目指すほど、生まれつきの能力で全てが決まってしまう。
運動部にいた子というのは、こういった事実というのを「この世では当たり前のこと」として受け入れることに慣れてるんですよね。
そういった残酷な真実を、当たり前のこととして受け入れる順応性というのを持っている。
それが、運動部の人らの強みなんですよ。
オタクを不幸にしているのは、実は趣味性とか偏見とかが最大の原因ではない。
今、話した根本価値観にあるんです。
「この世の中の残酷な真実というのを認めた上で、自分のやり甲斐を探す」のか?
それとも「そういった残酷な真実は間違っている!」と考えてしまうのか?
こういった、実社会とのズレ、根本価値観にその嘘があるかどうかというのが、すごく大きい。
なので、この “嘘“ を、嘘じゃなくて “自分が目指すべき目標” というふうに書き換えないと、なかなかシンドいんです。
そうじゃなくて「世の中、間違ってる!」とか、「ダメだ!」というふうに思っちゃうと。
そういった部分を「これは自分がなんとかする問題なんだ」というふうに、書き換え可能な目指すべき目標に出来るかどうかというのが、オタクに生まれてしまった人間が、自分の中で持っておかなければいけない部分だと思います。
――――――
だから、本を読みましょう。
ブログを読みましょう。
YouTubeばっかり見てたらダメですよ?
これをYouTubeで無料で見てる人も、何かを考える時とか、自然にYouTubeの中で検索するという発想になっていると思うんですけど、YouTubeばっかり見ずに本を読んだりブログを読んだりするようにしてください。
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いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/03/14
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今回は、ニコ生ゼミ03月03日(#271)から、ハイライトをお届けいたします。
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「【 『もっと言ってはいけない』で語られる残酷な真実 2 】 残酷な世界の中でオタクはどう生きるべきか?」
もう1つ、この本の中で紹介されている衝撃の図表というのがあります。
これですね、はい。
「男性と女性の知能指数の分布の差」なんですけど。
これは86ページに載ってますね。
「男性と女性の知能指数の分布の差」なんですけど。
これは86ページに載ってますね。
このデータについて、ハーバード大学の学長ローレンス・サマーズは「女性は統計的に見て数学と科学の最高レベルの研究に適していない」というふうに言っちゃったんですね。
この発言が炎上して、その結果、彼は学長を辞任することになってしまいました。
ハーバード大学を追い出されたわけですね。
ハーバード大学を追い出されたわけですね。
なぜこんなことになったかというと、サマーズが経済学者だったからなんですよ。
なので “統計的事実” を言ってしまったんですね。
なので “統計的事実” を言ってしまったんですね。
実は、男女には知能の差がないんです。
ところが “ばらつき” には差があります。
ところが “ばらつき” には差があります。
これは、1970年代から指摘されていたことなんですけど、「平均的な知能を持つ人間は女性の方に多く、極端に知能が高かったり低かったりする人間は男性に多い。これが、男女のIQの平均は同じでも、標準偏差は男が高いということだ」というふうに、この本には書かれています。
サマーズが言ったのは、これだけの事実だったんですよ。
でも、これは “サイエンティフィック・コレクトネス(科学的な正しさ)” なんです。
“ポリティカル・コレクトネス(政治的な正しさ)” ではないんですね。
そして、ポリティカル・コレクトネスというのは、常にサイエンティフィック・コレクトネスというのを押し潰してしまう。
「ディズニーランドは夢の国」というのは、政治的には正しいんですよ。
でも、その裏には「ミッキーはただの着ぐるみで、入っているのは背の低いダンサー」という科学的な事実がある。
だけど、政治的正しさの前には、やっぱり科学的正しさというのは押し潰される。
これが人の世の常なんですね。
・・・
この図表からわかるのが “男女の愚痴の差” みたいなもんなんですよね。
男性というのは、グラフの中央にいる人の割合が低いんですよ。
要するに、より優秀であろうとか、勝とうとするんですね。
要するに、より優秀であろうとか、勝とうとするんですね。
だから「自分はなんで真ん中より優秀でないんだ……」と、平均より優秀でないことを感じると落ち込んでしまう。
「俺なんか “普通の男” なんだ」というのが、男が言う負けゼリフというのかな?
「俺なんか、ただの普通の男なんだ。俺なんか普通のダメな男なんだ」というのが男の捨て台詞なんですけど。
それに対して、女性というのは中央に集中しているんですね。
こんなに差があるんですよ。
なので「普通じゃない」ということがコンプレックスになる。悩みの種になる。
こんなに差があるんですよ。
なので「普通じゃない」ということがコンプレックスになる。悩みの種になる。
『トクサツガガガ』というNHKのドラマで、女性のオタクが「私は普通じゃない。隠さないと」というふうに発想してしまうのは、このIQ分布図から当たり前なんですよ。
女性の場合は「 “普通よりも優れている” というのは、劣っているよりもマシだけど決して良いことじゃない」という現象なんですね。
なので女性の成功者とか容姿に優れている人というのは「いかに自分が “普通の女の幸せ” を手に入れたか」というのをアピールしたがる。
男性の成功者が「いかに自分が “普通でない生活” を手に入れたか」というのをアピールしたがるのと真逆なんですよね。
男性の成功者が「いかに自分が “普通でない生活” を手に入れたか」というのをアピールしたがるのと真逆なんですよね。
女性にとっては、とにかく「普通じゃない」ってことが、ものすごく困ったことで、男性は「普通でしかない」ことっていうのが、すごいダメなこと。
逆ですよね。
逆ですよね。
だから、女性はオタクであることを隠そうとするのに対して、男性は「俺は普通のオタクじゃない。“良いオタク” なんだ!」とか、「すごいオタクなんだ!」というふうに発想が行っちゃうわけですよね。
そこらへんが、『トクサツガガガ』を見てて「ああ俺、女オタクの気持ち、わかんないわ」って思ったところなんですけども。
・・・
また、ここからわかる通り、男性には、知能指数の端っこの、すごく優れている、いわゆる “天才“ が多いんですけども、それと同じくらい “ドロップアウト” も多いんですよ。
IQ110から120という人は、この世の中のことがなんでも人並み以上に上手く出来たりして、快適に生きられるんですけども。
これがIQ130を越えると「普通は不幸になる」と言われてるんですね(笑)。
「逆に周りがバカに見えて生き辛くなってしまう」と。
なので、男性の自殺者というのが女性よりも多いというのは、この表からも分析できることなんですよね。
いやあ、なかなかショッキングですよね。
「周りバカに見えてしまう。俺だ」(コメント)
「選ぶ側と選ばれる側」(コメント)
「高畑勲」(コメント)
うーん、今、タオルくんがコメント読んでくれてるんですけども。
・・・
――――――
岡田:
タオルくん、分かった?
タオルくん:
黒人は白人より頭が悪い。
頭の良さは遺伝で決まる。
中学や高校で勉強しても時間の無駄。
確かにこの本にはそう書いてるけど、ちょっとニュアンスが違うってことは分かったよ!
岡田:
よし、偉い偉い。
――――――
この「知能というのは遺伝で決まってしまう」というのは、恐ろしい結論なんだけど。
ここから分かるのは「皆に平等な教育を施す」というのがいかに恐ろしいことになるのか、ということなんですね。
ここから分かるのは「皆に平等な教育を施す」というのがいかに恐ろしいことになるのか、ということなんですね。
つまり、遺伝的な潜在能力が高い子供というのが存在する以上、平等な教育というのを与えれば与える程、遺伝的に有利な人だけが勝ち残ることになってしまう。
平等な教育を目指せば目指すほど、生まれつきの能力で全てが決まってしまう。
これが残酷なこの世界の真実なんですよね。
・・・
なんで野球部とか運動部を出たやつらが、大企業の採用に際して優先されるのかというと、それは「従順だから」とか、色々と言われているけど、そうじゃないんですよ。
たとえば、高校野球では、能力の高い子はコーチや監督に直接指導されて、よく伸びる。
しかし、そうでない、生まれつき運動神経が鈍いんだけど野球が大好きで頑張って野球部に入っているような子は、3年になるまで、ずーっと球拾いばっかりやらされる。
しかし、そうでない、生まれつき運動神経が鈍いんだけど野球が大好きで頑張って野球部に入っているような子は、3年になるまで、ずーっと球拾いばっかりやらされる。
運動部にいた子というのは、こういった事実というのを「この世では当たり前のこと」として受け入れることに慣れてるんですよね。
そういった残酷な真実を、当たり前のこととして受け入れる順応性というのを持っている。
それが、運動部の人らの強みなんですよ。
でも、僕らオタクは『トクサツガガガ』を見てしまうわけですよね。
『トクサツガガガ』に描かれている世界観、つまり「皆が平等で幸せになれる世界」こそが正しいと受け取ってしまう。
『トクサツガガガ』に描かれている世界観、つまり「皆が平等で幸せになれる世界」こそが正しいと受け取ってしまう。
オタクを不幸にしているのは、実は趣味性とか偏見とかが最大の原因ではない。
今、話した根本価値観にあるんです。
「この世の中の残酷な真実というのを認めた上で、自分のやり甲斐を探す」のか?
それとも「そういった残酷な真実は間違っている!」と考えてしまうのか?
こういった、実社会とのズレ、根本価値観にその嘘があるかどうかというのが、すごく大きい。
なので、この “嘘“ を、嘘じゃなくて “自分が目指すべき目標” というふうに書き換えないと、なかなかシンドいんです。
そうじゃなくて「世の中、間違ってる!」とか、「ダメだ!」というふうに思っちゃうと。
そういった部分を「これは自分がなんとかする問題なんだ」というふうに、書き換え可能な目指すべき目標に出来るかどうかというのが、オタクに生まれてしまった人間が、自分の中で持っておかなければいけない部分だと思います。
――――――
岡田:
こんな感じの結論でいい?
分かる?
分かる?
タオルくん:
うーんとね、最後の結論部分が曖昧。
岡田:
そうだよね。でも、曖昧になっちゃうんですよ、言い方が。
――――――
まあね、“頭の良さ” という遺伝に勝てるのは習慣だけです。
さっきも言った通り、生活習慣を通じて性格をなんとかする。
さっきも言った通り、生活習慣を通じて性格をなんとかする。
だから、本を読みましょう。
ブログを読みましょう。
YouTubeばっかり見てたらダメですよ?
これをYouTubeで無料で見てる人も、何かを考える時とか、自然にYouTubeの中で検索するという発想になっていると思うんですけど、YouTubeばっかり見ずに本を読んだりブログを読んだりするようにしてください。
……あ、タオルくん死んじゃった(笑)。
じゃあ、次に行きましょう。
死んじゃったタオルくんが復活しますように。
死んじゃったタオルくんが復活しますように。
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「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
だから僕は、質疑応答が大好きです。
みなさんからの様々な質問をお待ちしています
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企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)
ヤムアキ
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岡田斗司夫
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