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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】僕らの担当は、「非モテ」など「評価経済社会」の問題です。第11号
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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】僕らの担当は、「非モテ」など「評価経済社会」の問題です。第11号

2012-12-03 07:00
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     岡田斗司夫のニコ生では言えない話 第11号 2012/12/3
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    【TS講義】僕らの担当は、「非モテ」など「評価経済社会」の問題です。
    【レジュメ】ビジョン第一夜レジュメ
    【今週の書き起こし】TSビジョン講演 第一夜
    【岡田斗司夫なう】落語2.0 岡田斗司夫(ダイエット前)の高座名は「吉祥亭満月」って知ってた?
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    ◆【TS講義】僕らの担当は、「非モテ」など「評価経済社会」の問題です。
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    岡田斗司夫をFREE化するための組織、それがFREEexです。

    岡田斗司夫が、お金のため、生活のために仕事をしなくてすむようにする。
    そのために、FREEexのメンバーは年12万円の会費を払います。
    同時に、岡田斗司夫が、やりたい仕事だけができるようにする。
    そのために、メンバーは仕事を手伝います。
    イベントを主催したり、映像をおさえて公開したり、ブログを運営したり、ファンクラブであるSNSクラウドシティを運営したり・・・

    さて、そんなFREEexメンバーへ、岡田斗司夫が今後のFREEexはこうしていこう!」というまとまった話をしたことがあります。
    FREEexができて1年半ほど経った2011年6月末のことです。
    28日~30日、3夜連続で語られた内容は、ビジョンと呼ぶにふさわしい充実した講義でした。

    使われたメディアは、ボイスチャットシステム「TeamSpeak3」。
    FREEex内の会議や講義で前々から使用されていたものです。
    音声は岡田斗司夫のみ。メンバーはチャット欄で、質問や返答をする方式で進められます。

    今まで外に出したことがない貴重な資料です。
    今月から一本ずつ公開していくことに致しました。
    まさに「ニコ生では言えない話」です。

    では「TSビジョン講義 第一夜」。
    まずは、ハイライトをお届けします。

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    貨幣経済から評価経済への道程で、つまり現代から近未来への途中で僕らの社会は、「システム」と「プロトコル」と「テクノロジー」が変化して、そのせいでしんどいことが発生してる。

    具体的に言えば、「非モテ」とか「無縁社会」とか「見た目至上主義」とか「メディアリテラシー」、とかですね。

    僕たちの本では、そういう社会が来るから仕方ないんじゃないの、みたいな口調で書いてますけども、仕方なかぁないです。
    皆それで苦しんでるんですから、なんとかしなきゃいけない。

    テクノロジーの進化によってプロトコルが無効化、変化してシステムが切り替わる。
    これがこの世の中の変化のありかたですね。

    この例えで言えば、「テクノロジーの進化」というのは「ネット社会が到来する」ことで、「プロトコルが無効化・変化」して、「行動様式」が変わってきちゃうこと。

    つまり「恋愛が出来なくなる」、「システムが切り替わる」、「家族や結婚が破綻する・崩壊する」、ですね。

    これが「テクノロジーの変化」で、「プロトコルが無効化」して「システムが切り替わる」ということの実例です。

    ネット社会が来たら、恋愛ができなくなる、友達がやりにくくなるんですね。
    家の中にずっとこもって就職活動がどんどんしにくくなってくる。
    結果的に社会の不安定さが増す、この辺が問題があると。

    それに対する回答というのはですね、やっぱりネットの力を使うしかないんですね。
    つまりネット社会の到来で恋愛できなくなったとしたら、回答はネットの力でコミュニティを作る。
    今のクラウドシティとかexのようなものを作って、拡張家族、擬似家族というのを増やしていく。

    これによって結婚や家族が破綻するっていう、上の段の例題のシステムが切り替わることの苦痛っていうのを、拡張家族を増やすことで徐々に徐々に軽減して行くんですね。

    一気に解決しようとか、ゼロにしよう、ではなくてこうやって減らしていこうという考え方です。

    これが僕らがやることですね。

    人類の苦痛の0.3%で、僕らが減らす担当をしてるのは、テクノロジーが進化すること、具体的にはネット社会が進行することによって、非モテ、無縁社会、見た目至上主義、メディアリテラシーなどの諸問題がどんどん出てくる。

    これまで、本を読んでちゃんと勉強していれば大丈夫だ、とかですね、普通に男としてまともであれば彼女くらいできて当たり前だ、女としてまともであれば、彼氏できて子供できて結婚できて当たり前だって思ってうられたのに、それが出来ないことの苦痛。

    この辺を緩和するっていうのが僕らの仕事です。

    ************************************

    続きは書き起こしでお楽しみ下さい。


    【レジュメ】ビジョン第一夜レジュメ
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    図1
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    ビジョン>ステップ>計画>体制>現状>事情

    ビジョン
    メソッドで理屈民族を増やし、彼らがそのメソッドを使いこなして周囲を助ける
    世界中の人の「理屈力」が上がって、余裕ができて、その結果周囲を助けたくなる
    世界はほっといても勝手に評価経済社会に移行する。そこでは拡張家族や拡張組織が当たり前になる。オタキングexはその実験場になる。
    計画
    クラウドシティの適塾化
    メソッド本を出す・・・コンセプト→イベント→Ccでサロン→執筆
    クラウド市民が増えるための宣伝をする


    ビジョン
    「人類の苦痛の0.3%」とは?
    仏教の言う四苦にはノータッチ。
    人類普遍の苦痛ではなく、時代特有の苦痛緩和に集中する。
    担当していない苦痛は?・・・数千年前から不変のもの。
    オタキングexが担当している「苦痛」とは、現代~近未来で生み出されるモノ

    文化の遺伝子が人間だとすると、肉体は?
    仕掛け(システム)・・・大脳
    行動様式(プロトコル)・・・神経
    もの(テクノロジー)・・・筋肉

    貨幣経済→評価経済への道程で「システム」「プロトコル」「テクノロジー」の変化で苦痛が発生する
    たとえば「非モテ」「無縁社会」「見た目至上主義」「メディアリテラシー」

    テクノロジーの進化で  プロトコルが無効化・変化して  システムが切り替わる

    例題 ネット社会到来で    恋愛ができなくなって   結婚や家族が破綻する
    回答 ネットのチカラで    コミュニティを作り    拡張家族を増やす


    ステップ(各3年、合計15年)
    1.ハコを作る(2010~2012年度)

    2.有名になって評価を固める(2013~2015年度)
     勝間~ほぼ日が最低ライン
     ブランドになる、宣伝に使われる、コラボの申し込みがある、冠番組がある

    3.「評価クレジットの発行」など、時代の波に乗って勝負をかける(2016~2018年度)

    4.すべてのメソッドを完成・リンクさせる。どんな言語・世界中のどこでもメソッドを学べるようにする(2019~2021年度)

    5.社員一人ひとりのFREEex組織が作れるようにする(2022~2024年度)


    図2
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    思想>メソッド>ツールと補助線>訓練と実験>宣伝


    オタキングexの原則
    1.メソッドを作る・・・社長のみできる機能・・・ex機能①社長個人を助ける

    2.メソッドを届ける・・・クラウドシティ→ネット適塾、本→社長のみ、宣伝→Ccに入るための公式サイト、メルマガ、ニコ生、連載や公開読書、イベント

    3.メソッドを実践・実験する・・・exやクラウドシティ内で右往左往する、ex組織を維持・運営する→定例会、今北重業、ブレイン制度

    exのやること
    1.思想からメソッドを生む(社長を社員がアシスト)・・・秘書課
    2.メソッドからツールを作る(社長の指導で社員?)・・・単行本
    3.ツールを鍛える・・・バベルとクラウドシティ
    4.ツールを広める・・・社長がインターフェイスとなる

    問題

    図3
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    解決の糸口
    ウォルト・ディズニーは、「夢」と「アイデア」と「テクノロジー」で世界を変えようとした
    マイケル・ジャクソンは、「夢」と「エンターテイメント」と「ムーブメント」で世界を変えようとした
    岡田斗司夫は、「ツール」と「コミュニティ」と「キャラクター」で世界を変える

    exは独裁制ではなく「キャラクター制」である


    「公式サイトで全部見せる」という足かせを外す
    全部見せても、人は学ばない
    見せて終わり、は無責任
    図書館を作れば学校はいらない、はウソ
    一通りの基礎は本と無料サイトで
    それ以上の「個別の学び」はクラウドシティで


    クラウドシティの本質
    ECCOT(エコット)

    Experimental
    Cloud
    Community
    of
    Tomorrow

    電脳時代の適塾であり
    チャンスや学びや出会いの場であり
    ソーシャル・リテラシーのコンシェルジェであり
    多種多縁社会への入り口


    ビジョン>計画>体制の流れを見ること!

    ビジョン
    A 評価社会では人はマイクロクリエイトを生み出す
    B ツールで苦痛を減らす
    C ハイパー情報社会で加速する「ぼっち」の辛さを減らす→分業子孫の繁栄(ジーン、ミーム、マイク)
    D 国家は縮小し、政府は機械化する。すべての組織が「シンボルキャラ+ブレイン制度」へと近づく。国家はFREEexとなる。かつて王族のみに許された特権=国家経営が、ベンチャー国家誕生という形で市民に開放される

    計画
    A クラウドシティでビジネスを動かす→メガ失業時代に生き甲斐と脱出口を
    B 4タイプなどツールを流行らせ広める→評価クレジットの発行と可視化
    C 時間や空間が離れた者たちがECCOTやバベルの塔というツールで拡張家族になる
    D ハイパー情報社会で既存の組織は恐竜のように滅びる。新しいFREEex組織の提案

    体制
    A クラウドシティに出版社を入れる
    B アカデミーパック
    C TS・定例会・イベントは文字化(ミニッツライナーが最低ライン)→参加出来ない者に仲間意識(がんばれ日本)
    D ブレインは有能さではなく、社員の「ありたい姿」を決める。社長や市民や仕事の「あるべき姿」について、社長と討論する

    三つの魅力
    1.ツール・・・未来の道具
    2.コミュニティ・・・参加できる「場」
    3.カリスマ・・・シンボル・キャラクター。「戦闘思考力」「語り力」その他

    ステップ1「ハコを作る」の計画化


    【今週の書き起こし】TSビジョン講演 第一夜 
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