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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】嫌な人になる努力をサボろう!一年の計はいいひと戦略にあり第15号
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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】嫌な人になる努力をサボろう!一年の計はいいひと戦略にあり第15号

2013-01-07 07:00
    【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】嫌な人になる努力をサボろう!一年の計はいいひと戦略にあり第15号

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     岡田斗司夫のニコ生では言えない話 第15号 2013/1/7
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    【今週のコンテンツ】嫌な人になる努力をサボろう!一年の計はいいひと戦略にあり
    【今週の書き起こし】岡田斗司夫講演「いいひと戦略」セミナー(後半)
    【岡田斗司夫なう。】新年明けましておめでとうございます
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    ◆【今週のコンテンツ】嫌な人になる努力をサボろう!一年の計はいいひと戦略にあり
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    あけましておめでとうございます。
    昨年は岡田斗司夫に格別のお引き立てを頂きありがとうございました。
    今年も昨年同様、岡田斗司夫とFREEexをよろしくお願いいたします。
    読者の皆様のご健康を祈念すると共に、「いいひと」同士の新しい出会いの一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

    昨年お送りした前半に引き続き、「いいひと」戦略セミナー後半の模様をお届けします。
    前半はハイパー情報化社会、相互レビュー社会では「いいひと」が生きていきやすい社会になるという話でした。それを受けて後半では具体的な「いいひと」戦略の中身について考えます。
    ぜひ今年の目標には「いいひと」戦略を加えてみて下さい。まずは「嫌な人」になる努力をサボること。
    今年一年、読者の皆様が「いいひと」に囲まれ、また皆様が周りの方々にとって「いいひと」でありますよう、重ねてお祈り申し上げます。

    それでは講演後半の模様をお届けします。まずはハイライトから。無銘のマサフミでした。

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    「いいひと戦略」の具体的メソッドっていうのを説明しようと思ったんですけども、その前にちょっと自分にとって嫌な話をしなければならないんです。「いいひと戦略」ってのを僕が発見した際にですね、大反省したわけですね僕は。
    「しまった、俺の今までの人生なんだったんだ」って。
    俺の今までの人生でほとんど「いいひと」って言われたことがないんですよ。
    最近、朝日新聞の人生相談で、なんかこう頭の中からひねり出してガーって回答やってると、「いいひと」って言われるようになってですね、俺53年間で初めて「いいひと」ってこの1年くらいで言われるようになったんです。

    それまでの人生はというより、たぶん僕の今の基本ポジションってそんな「いいひと」ではないと思うんですね。
    だからこうやって「いいひと戦略」って話すのにふさわしいかどうかわかんないんですけども。
    ただ、「いいひと戦略」ってのは素のいいひととかですね、子供の頃からいいひとって言われた人には、こういう戦略として浮かばないんですね。
    そうじゃなくて、「それは素直に考えればいいのよ」とか「周りの人を許せばいいのよ」っていうですね、ディテールしか出てこないですよ。
    もっとちょっと根本のところから、何でそういうふうにしなきゃいけないのかっていうのを、僕みたいにいろいろ自分なりに頭もいいつもりでやってきた人が、なんでこんなうまく行かないのだろう、そうか!俺「いいひと戦略」とってなかったからだ、って気づきがないとなかなかつかまえられない。

    というわけで、逆に、「嫌な人戦略」ってのを説明します。
    「いいひと戦略」の逆です。
    これもダイエットと同じですね。
    ダイエットで痩せるために何をすればいいのかっていうのは、あまりに意味が無い。
    そうでなくて、自分の行動というのをレコーディング、記録して、自分がどれだけ太る努力というのをしているのかわかれば、自然に太る努力を避けるようになり、体重が徐々に徐々に減少する。
    その結果、得られた、体重が減っているという事実に自分がわくわくして、結果的に痩せるようなことがやりたくなってしまうというのがレコーディングダイエットの基本的な考え方です。
    レコーディングダイエットというのは、メモをすれば痩せるというものではないんですね。
    そうではなくて、自分の心理っていうのをいかに「俺ってこんなに太ることに頑張ってたんだ。でもそれって望んでやってるわけじゃないよな。じゃあ、それをちょっとさぼってみよう。太る努力をさぼってみよう。あら、効果が出てきた。面白いぜ。」っていうこの面白がり方がレコーディングダイエットの根本のコツなんですね。

    じゃあ「いいひと戦略」も同じです。まず「いいひと」になるためにはどういうふうに考えるのでなくて、今自分が悪い人、「嫌な人」になっているのかっていうのを考えてみればいい。
    で、「嫌な人」になる努力ってのがですね、よりによってこれまで自分がね、これが効率がいいとか、これが正しいとか、この方が戦略的にいいと思ってたことばっかりなんですね。
    いわゆるさっき言った、視野が狭い状態です。

    悲観的な人、ネガティブな人っていうのは、悲観的であったりネガティブであったほうが後のダメージが少ないという短期的な視野で考えているだけなんですね。
    でも、自分の人生を長期的な視野で考えてみると、1年365日のうち、だいたいをネガティブに考えてることになってしまって、そうすると人生50年のうち45年ぐらいをネガティブに考えていることになるから、いや、前もってネガティブに考えているからこそ実際のダメージが少なくなったってダメージの少なさより、ネガティブなことを考え続けていることによるダメージの方が多いっていうことになってしまう。そういうことには視野を長期的にしないとなかなか気が付かないんです。

    それと同じように「嫌な人戦略」を自分が知らず知らずのうちにとっているっていうのは、やっぱり僕が短期的にしかものをみていなかったからなんですね。
    例えば僕は人の欠点を探すのがすごくうまいです。欠点を探すのが。
    で、ここから先、意外なんですけど、改良点をみつけて提案するのもうまいです。
    一見いいように思えますよね。ただし、覚えておいて下さい。なにかの改良点を見つけて、こうすればいいんですよって言ってあげることは実は「嫌な人戦略」です。意外なことに。

    次にですね、本人に言ったら傷つくだろうから陰で言うのも「嫌な人戦略」です。
    善意があるとか悪意があるとか、関係ないです。
    陰で言うってことは「嫌な人戦略」として正しい。正しいっていうかですね、「嫌な人戦略」になっちゃいます。
    あとは、当たり前ですけど悪口で盛り上げるというのもそうですし、悲観的、否定的になるっていうのも、それが自分自身のことに関してなるのは勝手なんですけども、人のことに関して悲観的になったり否定的になったりするのも「嫌な人戦略」になっちゃうんですね。
    そうすると、「嫌な人」と周りの人に思われてしまってすごく損です。
    あとですね、これも意外なことですけど、面白い人とか、頭のいい人とか、気の合う人ばっかりで集まるというのも「嫌な人戦略」です。
    良さそうに見えて逆なんですね。さっき言った改良点みつけて提案する、とかですね、これもですね一見いいことのように思えるんですけど、逆なんですよね。
    この「嫌な人戦略」を説明してから、「いいひと戦略」の具体例を1個ずつやっていきます。
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    続きは書き起こしでお楽しみ下さい。

     
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