かつうさん/22歳/美大受験予備校生/必ず解決!ズバっと
「自分も世間を騒がせる犯罪者に…」
【質問】
“黒子のバスケ脅迫事件の犯人の意見陳述を読んで以来、妙に共感してしまい、自分もなにか世間を騒がせる犯罪者になる気がしてなりません。
まだ犯人ほど歳をとっていませんが、今の状況から自分が負け組になる日が1日1日近づく恐怖に怯えて家から出られない生活が続いています。怖いです。助けてください。”
【回答】
かつーさん、22歳、美大受験予備校生。山田玲司さんの『美大受験戦記 アリエネ』っていう美大受験漫画があるんだけど、東京芸大とかを中心とした美大受験では2浪、3浪というのが当たり前。7浪、8浪っていうのもあるそうな んだ。だから、みんなは、22歳の美大受験予備校生でも、「えーっ」と、驚いてはいけない。
こういう時の方法は3つある。フランス人じゃないよ、ちゃんと3つ考えてから言ったから(笑)。
1つ目はリア充になるという事なんだ。つまり、この人の「黒子のバスケ脅迫の犯人を読んで、同調してしまった。どうすればいいだろうか?」っていうの は、その意見陳述書が原因じゃなくて、現状が原因なんだよね。ここに、”自分が負け組になる日が1日1日近づく恐怖”って書いてあるんだけども、恐怖 は、”その1日が負け組になるかもしれないと思ってる事”なんだ。だから、それを乗り越えるためにリア充として生きる、っていうのが1つ。
ただ、それは言っちゃえば、「今よりも、20%ずつ毎年稼をあげて行け」って事なんだよね。人間は、収入が少しずつでも上がってる限り、あまり負け組な 感じがしないんだ。あらゆる経済評論家が、「経済の活性化がとりあえず万病に効く」って言ってるのはこのこと。人間は、国が総生産が上がってたり、国民の 1人1人、家庭の1件1件の所得が毎年、上がってる時は、本来だったら出てくる問題もわりと抑える事が出来るし、それは日々の中で勝手に解決したり、無意 味化したりする問題も多い。だから、「所得を上げろ」というのは、実は万病に効く薬でもある。
美大受験予備校生22歳というのは、そろそろ、「俺は今更、美大に入ってもダメなんじゃないのか?」って、追い込まれている時でもあるんだけど。それも やっぱり、美大に入って、「こんな事をしよう」とかで、「美大に入らなくても大丈夫」というような、リア充的思想でもなんとかなるかもしれない。ただし、 これはわりと難しい。なぜなら、「所得を上げなきゃいけない」とか、「大学受験通る」とか、現実的な成功を前提としているから。
2つ目は、既存の価値にすがる、というやつ。ぶっちゃけ、宗教を始めるという事だよね。つまり、お坊さんになるとか、いわゆる「自分が負け組なんじゃな いか?」という不安に押しつぶされそうなら、それごとすべて宗教の世界に持ってちゃう。で、近所のお寺で座禅でもいい。あと怪しげな新興宗教以外ならどこ でもいい。キリスト教でもいいし、曹洞宗でも、臨済宗でも、なんでもいいから神様にすがるという方法。これは、僕らがついつい忘れがちなんだけど、案外効 いたりするんだよ。
3つ目は、「もう一緒に電脳救助隊やったら?」っていうのが俺の答えだよ。つまり、そういう問題を持ってる人間は、より深い悩みに対して、親切にしてあ げるのが、解放手段なんだよ。悩みは、自分の悩みを解決できたら1番いいんだけども、それは難しい。そうじゃなくて、他人の悩みっていうのに心配したり、 解決したり、手助けしてるうちに、”自分の悩みに対抗する腰の力や、足場”が出来るんだ。
だから、そういう人は別に、電脳救助隊でなくてもいいから、実は困ってて追い込まれてて自分は負け組だと思った人ほど、ボランティアとか人助けをすると いうのは案外効果あるよ。これは、今までに何人も勧めて、その通りやった人は、かなり楽になってるのを見てるから、わりとオススメです。
【まとめ】
解決方法は3つあります。1つめは、リア充になる。2つめは、宗教にすがる。3つめは、一緒に電脳救助隊をやる。電脳救助隊じゃなくても、人助けや、ボランティアはオススメです。