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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/02/02
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おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は『山田玲司のヤングサンデー第6回「岡田斗司夫にキラークエスチョン」』 からです。

山田玲司さんのニコ生番組にゲスト出演したとき、怒涛の質問『キラークエッチョン』に答えました。そのQ&Aの様子を、連載でお届けします。
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【質問】
山田玲司さん/48歳/漫画家/「お母さんはどんな人?」

<おっくん>
お母さんはどんな人?


【回答】
<岡田斗司夫>
うちの母親はね、小柄だけどパワフルな人だったな。
金持ちの家は一代でつくったんだよな。
全部母親がつくって、父親はサポート役に徹して。
内職網を広げて、税金払うのが悔しくて新興宗教を作ったりしたのも母親で。

<山田玲司>
岡田さんに似ていますね。

<岡田斗司夫>
一度受けた屈辱は忘れないとかね、パワフルなところは敵わないの。
生きている間は結構苦手だったんだけど。
でも3回泣いたら死ぬって言われた乳幼児の頃に、泣かさないようにしてくれたのが母親だったから、母親のことは凄い好きだけどメチャクチャ苦手。このアンビバレンツな感じ。

<山田玲司>
だからこんなややこしい人になる。

<おっくん>
ややこしくないですけどね。

<山田玲司>
和解的なものはあったんですか。苦手を克服したということは。

<岡田斗司夫>
結婚して子どもできて、子ども見せにいってから、いいおじいちゃんおばあちゃんになって、それで楽になった。

<山田玲司>
お母さんの教育方針は厳しかったんですか?

<岡田斗司夫>
なんかね、怒らないの。まず父親を褒めるの。
「こんな立派なお父さんの息子なのに、お前は」って言われて、俺号泣。
僕の中にある「世の中の役に立たねばならぬ」っていうのは、それが原因の一つだと思うんだけど。
あんなの毎晩毎晩言われたら、そりゃしんどいわ。

<山田玲司>
お母さんは、お父さんのこと好きだったんですね。仲が良かったんですね。

<岡田斗司夫>
老後お互い友達いないから寂しいってやつで、ああ、夫婦仲いいのは駄目だって思ったもん。

<山田玲司>
それで「フロン」につながっていくわけですか。

<岡田斗司夫>
うん。繋がる。繋がりが少ない人間は貧乏って考えるからね。たった一人でもいいから強く繋がれば他の人は要らないっていうのは、感情的貧乏を強いられているって、うちの親見て思ったもんな。

<おっくん>
夏目漱石だ。

<山田玲司>
夏目漱石より年上だけどな。  (続く)


【まとめ】
小柄だけどパワフルな人。息子に対して父親を褒める教育方針だった。

【質問出典】
キラークエスチョン (光文社新書)  http://goo.gl/y2ubvU