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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「オリンピック後の世界を予測する」(前編)
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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「オリンピック後の世界を予測する」(前編)

2015-08-30 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/08/30
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    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    情報サイト『探偵ファイル』に掲載したコラムをお届けします。


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    「オリンピック後の世界を予測する」(前編)

    (元記事はコチラから)


     デューク大学にブレイン・マシン・インターフェース(BMI)研究所がある。
     そこで「ネズミ4匹の脳をつないで並列処理をさせて、複雑な問題をとく」という実験に成功した。
     『迷路の先に餌があるぞ』というような問題を、ネズミ一匹が解くよりも、4つの脳を並列で処理させた方が明らかに効率が良かったのだ。

     なかなか考えさせられる研究成果だ。
     ある理論が発表されたら、その理論が応用された結果、僕らの生活にはどんな影響があるのか、どんな恩恵をもたらすのか。
     僕はこういうことを考えるのが大好きだ。
     このBMI研究所の実験はなにを生み出すのか?
     ちょっと未来を考えてみよう。

     たとえばいま、わからないことや知らないことは、Google検索してウィキペディアやYahoo!知恵袋などで調べる。
     大抵のことは、それでわかる。
     ネット検索すると、いろんな質問やそれに対する答えは、既に書いてくれているのを見つける。
     でもそれは、いわば「知のユニクロ」みたいなものだ。
     すでにある問いと答え。
     オーダーメイドでは無い。


     ネズミでできるんだったら、将来、人間の脳を並列処理に使えるようになるかもしれない。
     つまり、何百人、何千人、何万人が脳波ヘルメットをかぶって脳をつなげて問題を考えれば、瞬時に、的確な答えが出せるようになる。
     そうなると、十年後かのバイトに、この「並列処理要員」が登場するかもしれない。

     現在、マックジョブという言葉でしめされるとおり、ファストフードのバイトが誰にでもできる「残念な仕事」の代名詞となっている。
     が、未来の「残念な仕事」はもっと残念なのではないか。
     手に職もないし、考えるのも遅いし、表現もできない。
     そんな仕事にあぶれた奴は、頭にヘルメットをかぶって並列処理要員になる。

     そんな設定を使ったSFを、僕は読んだことも聞いたこともない。
     そんな仕事って具合的にはどんなものだろう? 
     それによる報酬は何なのだろう?

    (次号に続く)


    以上、情報サイト『探偵ファイル』よりお届けしました。
    バックナンバーはこちら
     
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