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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「ビジネス本ってほんとに役に立つの?」
非公開さん/34歳/社会人
私は経営上の課題に直面した時に、解決に役立ちそうな本やビジネスモデルを探して読むのですが、果たしてこの本やビジネスモデルが今、直面している経営の課題の解決に合っているのか、合っていないのかの判断がつきません。
岡田様が経営上の課題に直面した際は、どういう風に戦略やビジネスモデルを当てはめながら使われるのでしょうか?
また、その勉強法などありましたら教えていただければと思います。
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会社が倒産しそうな時に1番いけないのは、ヘコんでしまって自殺しちゃうことだと思うよ。
ビジネス書は高くても1冊3,500円ぐらいで後腐れが無いから、比較的安全だと思うよ。
でもコストも手間もかかるし、後で自分が人にそれを言えない。
再現性がないよね。
「このビジネス書を読め!」とか言ってもしょうがない。
『永遠の0』でも『海賊と呼ばれた男』でも、元気をもらった人は1万人ぐらいいると思う。
百田さんの本がビジネス書として役に立つワケじゃなくて、人間がヘコんだ時に大事なのは元気なんだ。
100%解答を出せるような理論とか理屈はありえない。
だから、「どんな方法でもいいから元気出すこと」で考えてもらえばいいのではないでしょうか。
島本和彦先生のマンガは、夜中に読むと元気が出て寝れなくなるじゃん。
アッパー系ドラッグのマンガを読んで、何でもかんでも元気をつける。
それは人によって、『ワンピース』であったりもするんだけど。
自分が勇気を貰えるものなら、何でもいいと思うな。
落ち込むことが1番よくないので、元気を出すことが大事です。
その方法として、ビジネス書は後腐れなく比較的安全ではないでしょうか。