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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「強く頼れる自己」
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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「強く頼れる自己」

2015-10-26 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/10/26
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    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『頭の回転が速い人の話し方』から、ハイライトをお届けします。

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    自分の正しさと相手を守る責任感③強く頼れる自己」

     最後に、戦闘思考力の丈夫さ、頑丈さを示す「強くて頼れる自己」について説明します。
     前提として、自分のことを「正しい」と信じて疑わないことです。
     独善的に感じるかもしれませんが違います。
     他人に寄りかかろうとしたり、ブレないために、脳天から足裏まで通った1本の芯を持つ必要があるということです。
     これが思考するときに大事なんです。

     なぜかというと、結局誰の考えも間違っているからです。
     自信がありそうに見える人や、正しいことを言っているように見える人というのは、みんなその場の雰囲気や調子に乗っているだけなんです。
     だけど、何を言われても平気な自分をつくっているから、間違っているように見えないんです。

     僕は世の中をどのように見ているかというと、僕以外の人間を犬や虫みたいに見ています。
     酷い話ですけど本当です。

    「人間はオレ1人だけ。
     犬をいじめてもしょうがないから養ってあげよう。
     虫たちの平和も守らなければならないな」
     などと考えることで、自分の主体がはっきりしてくるんです。
     僕の場合はこれくらいして自分の主体を中心に置かないと、ブレてしまうんです。

     よく、舞台監督が緊張している役者さんに「お客さんをナスかカボチャと思え」と言いますが、要はあれと同じです。
     お客さんのことを見下げているわけじゃないのです。
     「舞台にいる自分たちだけが人間であって、それ以外の者は外界の生物だ」みたいな意識を強く持っていないと、大観衆を前にして、怖くて舞台に立てないんです。

     もちろん、独善的になったら失敗です。
     軸がぶれないからこそ譲歩できることが見えるし、謝ることができるからです。
     勘違いしている人は、言い張ったり、相手に言い勝とうとしてしまうんです。
     その間に戦闘思考力のトップ・ミドル・ローのギアや、表現力が空回りしてしまいます。

     だから、自分を律する、そして相手を守ってあげるという意味の強さを含んだ自己を持つことが大切なんです。


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