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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「入社早々ぼっちでツラいです…」
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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「入社早々ぼっちでツラいです…」

2015-12-22 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/22
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
    かたっぱしから答えてみましょう。

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    「入社早々ぼっちでツラいです…」
    でんどりまーさん/年齢非公開/大学院生

     新社会人になるものです。
     先日に内定式があり懇親会があったのですが、エリートコミュ障の私は見事にぼっちになり、すごくつらい数時間を過ごしました。
     ぼっちなりに周りの会話に聞き耳を立てていたのですが、周りの皆様は一つ一つ見るとなんてない言葉を上手につなげてキャッチボールを楽しんでいました。
     私なりの分析では、みなさんの話題は内容よりむしろ「適切な話題を選択する能力」や「振るタイミング」が卓越しているように感じました。
     正直、自分がそのような能力を身につけるには何をすればいいのかまったく見当が付きません。
     岡田先生、この輪の中に入るために私はどうすればいいでしょうか?
     岡田先生ならどのように思考を展開させていくのか是非お聞かせお願いします。

    ───────────────────────────────────

     その輪の中に入りたい場合だよね。
     ホリエモンに質問したら、「俺、そんな輪に入りたくねぇよ!」で終わり。
     ただ僕はホリエモンより3段高いサービスを目指しているのでキチンと答えます(笑)


    ■話題選択やタイミングより、分析に注力しすぎ

     「適切な話題を選択する能力や、振るタイミングが卓越しているように感じた」(質問文)

     多分、それは確かなんでしょう。
     人の能力が100あるとしよう。
     でも人によって20とか200という能力の差はあまり無いと思う。
     どんな人も100程度で同じようなもの。
     もちろん、僕みたいに特別に高い人間も いるってことは置いておくけどね。

     どの人も能力が100程度となれば、他の人も90〜120ぐらいの間になる。
     でんどりまーさんが「適切な話題を選択する能力」や「振るタイミング」が低いとしたら、多分その時の脳処理を別の事に振り分け過ぎなんだ。
     つまり、「分析」をする事に振り分け過ぎ。

     「みんなは今、何を話してるんだろう?」
     「この人たちは人類学的に何をしているんだろうな?」

     という他人事になって、ずーっと見てるから分からなくなる。
     そして、そこに脳の処理能力が大量に使われてるんだ。
     

    ■うまく話せない人は「日本語が下手」と考える

     今の でんどりまーさんは、外人の中に入っているようなもの。
     自分は日本語の初心者なので、日本語の練習に来てると考えるんだ。
     普通に話したら、「お天気いいですね」「私、わかりませーん」しか言えないと思うことにしよう。
     なので日本語の練習のつもりで中に入ろう。

     「福山雅治が結婚してショックなんだよね」
     「ショックですねー」
     「結婚してショックという女の気持ちが分からないなあ」
     「分からないですねー」


    ■輪の中に入りたいなら、“あいづち”から始めよう

     このように、ひたすら“あいづち”を打とう。
     これは別に相手に合わせるとか、バカになるという意味ではないよ。
     まず、でんどりまーさんに必要なのは日本語なんだ。

     でんどりまーさんは日本語を喋ってるつもりでも、基本的にその能力が低いワケ。
     このバカみたいなオウム返しが出来るようになったら、ようやく次の段階に進める。
     そうなったら気の聞いた返事とか自分の感想を返事してもいいよ。

     ただし最初からそれをやっちゃいけないし、高みから見たようなことも禁止。
     英語でもロシア語でも、語学を学ぶときは全部同じ。
     相手の言ってる事を頭の中で日本語に変換して分析してたら、言語なんか上手くならない。

     例えば僕がアメリカに行って話したらどうなるか?
     僕は中学生レベルの英語しか話せないから、頭が中学生になるんだ。
     つまり、頭が悪くなっちゃう。
     それをガマンして中学生なりに一生懸命に話てると、だんだん英語力が上がる。
     同じように、自分の頭の中身を小学生か中学生だと思って、日本語がよく分からないと考える。
     まずは“あいづち”から始めよう。

     ひたすら あいづち を打ったら、次に あいづち プラス自分の意見で、徐々に日本語が上手くなるようにしてください。
     でんどりまーさんは、日本語が下手だと思うので、こういう助言になりました。


    【まとめ】
     日本語の勉強のつもりで輪の中に入りましょう。
     最初はひたすら“あいづち”を打ってください。
     それができるようになったら、気の利いた返事にも挑戦してください。
     最初から難しいことをしてはいけません。
     
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