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「カリスマ・ポジショニング・マップ」
ここでは歴史上や芸能界のカリスマたちを、その存在の大小に関係なくマッピングしてみました。
逆に、どう近づいたらいいかわからない、近寄りがたいカリスマは「閉鎖的」です。
閉鎖型のカリスマは、ファンは信者化し、なかなか離れません。
でも閉鎖型のカリスマは、近くにいないと真意をくみ取りにくく、知らない人に誤解されても気にしません。
ノーベル賞を取るような素粒子研究が、誰にでもわかりやすいはずがない。
上位と下位は、あくまでこのポジショニング・マップの分類で生じたものです。
「個人の成長」を目的としているなら、左側にポジションしました。
だからこそ、「ヒトは成長しなければいけない」と思うのです。
社会福祉よりも「強くなれ、自分で稼げ」という励ましに走りがちなのも、「個人の成長」を信じるカリスマの特徴です。
個人の成長=成長できない弱者の切り捨て、と発想してしまうからです。
でもチャンスを活かせない人もいる。
そういう人に、より多くの努力を強いる社会はヘンだ。
アタマの悪い大衆でも生きられる社会を。
そう考えるカリスマは、自助努力よりも社会保障を重視した社会を目指します。
「個人が豊かになれる社会」への変革を願っているわけですね。
どんなカリスマも「社会変革」「個人成長」の両方を重視している。
カリスマ論