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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「漫画やアニメは国が保存すべき?」(後編)
最近、『アキバに国立の漫画館を!』という案が出されたそうです。
つまり、すごく可愛い子やすごくスタイルのいい子はイケメンたちが勝手に持っていって、僕たちはデータだけ頂いてる状態だよね。
思わずスタッフが笑ってしまうぐらい身も蓋もない事を言ってしまってるんだけどさ(笑)
僕たちはそれに対して「その格差をやめろ!」と言っても仕方がないわけだよ。
つまり、「売れた女は脱げ!」ということに、ほとんど近いわけだよね(笑)
その代わり僕たちは、そのデータを自由に見れるようにする。
僕たちはキレイな部分のデータだけ見てりゃいいじゃん という考え方。
だからこそ、みんなは恋愛しないし、彼女を作らないし、彼氏を作らないし、 結婚しないんでしょ?
僕はそれをわかった上で「それでも恋愛してみようよ!」って言ってるつもりなんだけどね(笑)
最終的な決着で、個人個人が納得するかどうかは別の話。
野球が上手いヤツもいれば、下手なヤツもいる。
野球選手になりたいけど野球が下手なヤツもいるでしょ。
そういうヤツは、「上手い選手の野球を見る」というデータだけでガマンできるかといえば、そうじゃない。
でもゴールはそこなんだ。
プロ野球選手として認められて、人前で褒められて、給料もらえて、一流のプレーができることはどういうことか。
それは高い能力があって、チャンスを活かせて、運がいいヤツだけの特権なんだよ。
これが落とし所なんだ。
でも趣味として野球を楽しむことは、それこそ僕たちに認められている"個人の勝手"ってヤツじゃん。
だから可能な限りデータを公平にして、誰にでも楽しめるような形に落とし込む。
でも個人としてどう足掻くのかは別問題だと思う。
それよりは金持ちの資産をデータ化して、庶民に公平に分配する。
それが格差に対する"落しどころ"だと思います。