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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
Amazonが始めた新たな謎サービス『お坊さん便』を岡田さんはどう思いますか?
ほかにも社会的資産として、日本人は"清潔さ"と"勤勉さ"を持ってるんだ。
お坊さんとか宗教にもデメリットはあって、1回につき50万円かかる。
だけど、ここまで維持してきたのは社会的に資産なんだ。
僕の両親はもう死んでしまったけど、お葬式があったら3.5万円で呼んでしまいそうな自分がいるけどね(笑)
トイレに行って手を洗わずにメシを作る料理人を、不潔と思う習慣や感情を持ってるんだ。
つまり、清潔という習慣が社会的資産化されてるという意味なんだ。
何かを1回やりだしたら、ゲームにしても仕事にしても、徹底的にやりこんでしまう。
この勤勉さも社会的資産化されてる。
そのおかげで日本人が作る物は、隅々までミスが少ない事になっている。
それは勤勉さが社会的資産化されているということ。
初詣に行ったり、しんどい時に神社巡りしたり、お寺で手を合わせたりしたら、心がホッとする。
「この社会的資産を、Amazonが3.5万円で破壊していいのか?」と思うんだ。
「でも1回呼んだら50万円かかる」と言われると辛いけどね(笑)
でも、そんなに"坊さん業"で大儲けしていても、僕たちはお坊さんを、あまり憎いと思わないじゃん。
でも お坊さんは、ぼったくってもデカいバイクに乗っている程度じゃないか(笑)
吉祥寺なんて、吉祥寺という町全体が何件かのお寺の所有物で、土地の大家さんなんだ。
それで大儲けしてるらしいけど、それのおかげで都市計画がそこそこの所で進んでる。
一番いけないのは、お金をタンス貯金して外に出さないこと。
たとえば、キレイな女の人を自宅に独占しちゃうのと一緒だよね。
だから許してもいいんじゃないかな、と思ってもないことを口にしてみました(笑)
でもその辺りの落とし所は、個人として納得できるかどうかだよね。
宗教もその1つなので、Amazonがそれを壊すのは疑問があります。
でも日本の宗教業界もコストダウンしてほしいです。