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ディズニー・アニメーション史上No.1のオープニング興収を記録した『ズートピア』が日本でも絶好調で、「意外に社会派!」「思っていたのと違う!」などと絶賛の声が続々! 本作はバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督の"共同作業"で誕生した作品だが、どういう方式で傑作になったのか? 来日した天才監督たちに、そのあたりを聞いてみた。
――『シュガー・ラッシュ』(13)の公開の際、一度インタビューを! またお会いすることになって大変光栄です。
ムーア監督:どうりで見覚えがあると思ったよ! 誰だっけ? 帽子がクールだよね!
――インスタグラムを拝見しましたが、東京ディズニーリゾートに行かれていましたね!
ムーア監督:日本に来てすぐ、丸一日東京ディズニーランドと東京ディズニーシーをハシゴしてね!
ハワード監督:僕は初めて行ったよ!
ムーア監督:そう。彼は初めての訪問だった。でも、とにかく素晴らしい経験だった。有名な火山のエリアがあるよね? ミステリアスアイランド? ディテールが素晴らしい! 前々から言ったことがある人にプロメテウス火山の素晴しさを聞いてはいたが、実際に目のあたりにしたら目からウロコだったよ!
――さて『ズートピア』、とても楽しく拝見しました! 役割分担などは、どのようになっていたのですか?
ハワード監督:共同監督のペアごとにやり方が異なると思うけれど、極力僕たちは一緒に作業することが多かったよ。ただ時間の制約上、場合によってはリッチのほうは編集とレコーディングのほうに時間を割いて、その間に僕が照明を担当していることもあった。基本的にはチームとして、ともに作業を見守っていく時間のほうが多かったかな。
――単純にふたりいるから作業スピードが倍、みたいなことだけではないわけですね。
ムーア監督:我々は、それぞれ異なったものを作品の中に持ち込み、そういう意味では倍の労力が要ることにもなるよね(笑)。
――その結果、誕生した作品は、傑作の評が後を絶たないです。単独よりも共同で作業にあたったほうがチェック機能も働くので、名作が生まれやすいかもしれないですね。
ムーア監督:この映画に関して言うと、あまりにも規模が大きすぎて、限られた少ない時間の中で、ものすごい物量を片付けなければいけなかった。そういう意味ではもはや必然と言うか、ふたりの監督が絶対的に必要な映画だった。必要に迫られた側面もあるし、僕も単独で映画を監督したこともあるけれど、この映画に限ってはふたりでよかったと思っているよ。
ハワード監督:僕は誰かと監督を一緒にすることが好きなタイプで、僕たちは目立つ場所にいる人間でもないから、作業をしている過程で懸命で愉快で実力がある人が参加してくれるなら、そんないいことはないよね(笑)。なので、賢い人が参加してくれるなら、大歓迎なのさ!
ムーア監督:ギャラは半分なんだけどね(笑)!
映画『ズートピア』は、大ヒット上映中!
(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
■参照リンク
『ズートピア』 公式サイト
http://www.disney.co.jp/movie/zootopia.html
■今月のAOL特集
RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/04/28/zootopia/