「ルーク・ケイジ」がやってきた!この秋、9月30日から配信されるマーベル×Netflix第3弾の「ルーク・ケイジ」は、ニューヨークのハーレムを舞台に、弾丸をも跳ね返す皮膚と怪力を得た黒人ヒーローが活躍するハードボイルドです!
アメコミ好きのニコラス・ケイジは、このルーク・ケイジから「ケイジ」という芸名をとったぐらい、知る人ぞ知る人気ヒーローです。「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」を視ていたよい子のみんなにはパワーマンというヒーロー名の方が有名かな?あと、Netflixの「ジェシカ・ジョーンズ」でジェシカの恋人としてもう登場していましたね!
その主役を演じるマイク・コルター氏が来日!(6月27日で都内で開催された、これからのNetflixの特別プレゼンテーションの一環で来日したのです!)インタビューしてきました!
まさにヒーローそのもののかっこよさ!そしてすごく温かい人!
この人がルーク・ケイジなら間違いなし!と、本当に心から思ってしまう...そういう方でした。
なお、9月30日からの配信前なので「ルーク・ケイジ」の内容に触れることはお伝えできないのですが、マイク氏の、この役に対する意気込みみたいなものを感じていただければ幸いです!
――「ルーク・ケイジ」はどのようなテイストの作品なんでしょうか?
基本的には正義のヒーロー物なんですが、ハーレムが舞台というところが特徴です。"ハーレムの正義"なんです。ニューヨークといえば、マンハッタンを思い浮かべるかもしれませんが、ハーレムには独特の個性豊かな文化があり、人種が集まっている。そのストリートの魅力が出ている作品です。このドラマを通じて、ニューヨークのハーレムに身をおき、ストリート体験ができるハズです。音楽もそれを盛り上げるために凝っていますよ。
――ルーク・ケイジ役でマーベル・ユニバースの一員になってどう思いましたか?
マーベルの世界には魅力的なキャラクターがいて、素晴らしい役者たちがそれを演じています。いい仲間のいるところに来た、と思いました。マーベルは、キャラクターを演じる役者を選ぶとき、外見が似ているから...ということだけでは選びません。そのキャラの本質に近い人をキャスティングしているのです。こうすることで、ファンタジーとリアルが繋がる。マーベルのヒーローを演じるということは、まさにファンタジーとリアルの橋渡しをする、ということだと思います。
実は、あるオーディションを受けたとき、渡された脚本のキャラ名やタイトルは変えてあったのですが、これがルーク・ケイジって奴じゃないかな、と思っていたんです。「すごく共感できるな」って。エージェントが、後から(あのオーディションが)ルーク・ケイジだとわかって、興奮して伝えてきたのですが、「いやもうわかってたよ、あんとき言ったじゃん」と返事をしました(笑)。
――ルーク・ケイジと他のヒーローの違いってなんだと思いますか?
先ほど言ったように、ハーレムのヒーローということですよね。あと、黒人ヒーローで、他のヒーローのようにコスチュームを着ていない。素のまま。しかも、刑務所でその力を得た...というのもユニークです。結局、彼は謙虚で、あまり目立ちたくないと思っている。「俺はスーパーヒーローだ!」と世間に認められたい、なんて思っちゃいない。でも、必要とされれば立ち上がる。...こういう複雑さをもったヒーローだと思いますね。
正直、初めてルーク・ケイジのビジュアルを見たとき(※ルーク・ケイジがデビューした、70年代の頃)、なんか、いまいちで子供っぽいな、と思いました。ただ、「エイリアス(※「ジェシカ・ジョーンズ」のコミック)」のときのルーク・ケイジのキャラとビジュアルはちょっとありかもと思いました。そして、マーベルの会議室では、その時点で脚本は超極秘で、ケータイもダメという状況の下、警備の人に見張られながら脚本を読みましたよ(笑)。すると、改めて、「こいつに共感できるな、これ俺だなって」と強く思いました。
――じゃあ、もともとルーク・ケイジのファンではなかったのですね?
むしろコミックスでは「X-MEN」が好きでした。ウルヴァリンとか。あとテレビドラマ版の「超人ハルク」、好きだったなあ。CGを使わずメイクのみなんですが、それが良かった。「俺を怒らせるな」というセリフとともに、目が緑色になって、役者がハルク役の人と入れ替わって、悪い奴がカウンターとかに投げ飛ばされて...こういうお約束の展開が最高でした(笑)。
あと、自分が最強だと思う超人は、タイムトラベルの力を持っている人。そういうヒーローは、まだいませんよね。未来はどうなるかわからないし、知りたくもないから、過去に戻って自分のしくじりなどを止める、なんてできたらいいな。でも、ターミネーターみたいに過去に戻ると裸になる、というのは嫌だな(笑)。
――役作りで苦労されたことは?
まず、ルーク・ケイジらしい体を作るために15Kg筋肉つけたんです。ただ、ここまでの身体になるとスタントマンを見つけるのが大変で、自分と同じ体格の人間を見つけるとなると、元アメフトの選手か軍人なのです。でも、彼らは、体を相当酷使してきた人たちだから、思うようなアクションができない。あと、ルークは、コスチュームを着ていないしスキンヘッドだから、マスクやカツラで、スタントマンがごまかすことが出来ない。なので、アクションも含め9割ほど自分自身で演じました。
第一話で、バットで殴られ、そのバットが折れるシーンがあるのですが、バットの破片が顔に当たって大変でした(笑)。自分はルークじゃないから痛い(笑)。あと、弾着なども思うように爆発してくれません。「あれ、肉の焼けてる匂いがする」と思ったら、弾着の火薬で自分の腕が燃えてる...なんていうこともありました(笑)。だから、撮影現場で、スタントマンの考案した仕掛けに「本当に大丈夫?」と質問するのは、監督とかではなく僕の役目になりました(笑)。
――ルークはジェシカを始めモテモテですね。自分がルークのようになるにはどうしたらいいですか?
ジムに通いなさい!(爆笑)パートナーの女性を立てることです。うまく受けてあげる...ということかな。ジェシカ・ジョーンズとの関係を見ると、つねにルークが一歩ひいて彼女を支えるでしょう?ジェシカは火の玉のように熱く、ルークは冷静...このコンビネーションです。合気道のように、相手のパワーを受けて流す。返す...というか。あの女性に対し饒舌で一方的にしゃべる男は絶対にモテません!(笑)
マイク・コルター氏は、コミックの(頭にバンドを付けている70年代のケイジではなくて、最近のスキンヘッドの方の)ルーク・ケイジが、まさにそのまま出てきたような方でした。撮影のために15kgも筋肉をつけたという身体もまさにルークそのもの。弾丸とかを本当に跳ね返しそうです。
マイク氏の「ヒーロー物はファンタジーだから現実逃避の効果もあるけれど、同時にそこで勇気をもらって現実と向き合える力を得ることもできるんだ」というコトバが印象的でした!そう、僕らはアメコミ・ヒーロー好きは、彼らに勇気と元気をもらって毎日を頑張っているのですから!
あと男は、想いをよせる女性の前でおしゃべりすぎるともてないそうです!(笑)
9月30日の配信開始が本当に本当に楽しみです!
ルーク・ケイジは、きっとあなたのハートにパワーをくれますよ!
すぃーとくりすます!(原作コミックでルーク・ケイジがよく言うセリフ)
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