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言葉は常に変化していることを証明するように、毎年、辞書には単語が加えられている。
そして、改訂される必要のある古くなった定義も、時には辞書に載っていることを、ある女性が証明してみせた。
ライターのアリ・シーゲルさんは、オンライン版メリアム・ウェブスター辞典に掲載された「femininity(女性であること、女らしさ)」という言葉の用例に、時代遅れの表現が使われていることに気付き、これに対する批判をツイッターに投稿した。
その用例とは、「彼女は女性らしさを犠牲にすることなく、何とかCEOの座に就いた」という表現だった。
彼女は、『コスモポリタン』誌に対して、彼女はこの攻撃的表現の用例にどうやって遭遇したかについて語っている。
「アートワークと力強い女性に響くような言葉が書かれた雑誌を作ろうと思い、フォロワーの人たちに案を送ってもらうようお願いしたんです」「ある女性が、いくつかの詩と一緒に"femininity"の定義のスクリーンショットを送ってくれました。『これが辞書に載っているなんておかしくない?!』と言っていました」
そこで、シーゲルさんはこの表現に呆れたとツイートすることにした。すると、メリアム・ウェブスター辞典の公式アカウントがすぐさま気付き、このように返信している。
(あなたが正しいです。現在削除するための作業をしています)@OnlineAlison You're right. We're working to remove it now. - Merriam-Webster (@MerriamWebster) 2016年11月15日
その後、彼らはシーゲルさんに対して、あの用例が削除されたことを報告している。
(削除しました。申し訳ないです)@OnlineAlison AND IT'S GONE. Oof. Sorry about that.
- Merriam-Webster (@MerriamWebster) 2016年11月15日
彼女は「誰かがメリアム・ウェブスター辞典の総括編集者であるピーター・ソコロウスキ氏にコンタクトを取ってくれたようですね」と『コスモポリタン』誌に対して語っている。「彼はこの表現を確認するとすぐ、彼らは事態を正確に把握し、この文章を削除したのです。彼らの対応の仕方は本当に素晴らしいと思います」
シーゲルさんは、メリアム・ウェブスター辞典の不快な用例が削除されたことを喜んでいるが、これは性差別の一例に過ぎないと考えている。「いかに性差別が私たちの文化のあらゆる面に浸潤していて、それらが数多く気づかれないままになっている状態に驚きました」とコメントしている。
彼女は、この1つの定義でなく、女性自身は変わる必要はないという、女性全体の感覚を変えるために人々は行動すべきだと語った。「私たちは、女性について考え、語る方法について再構築する必要があります」と話している。
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RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/11/18/dictionary/