「若者の洋楽離れ」という言葉がメディアに登場して久しい。大手CDショップに足繁く通わなければ最新の洋楽をチェックすることができなかった時代と違い、いまや家の中で寝転んでいても、パソコンやスマホを使えば最先端の洋楽を聴くことができる。
そんなアクセシビリティにも関わらず、洋楽はどんどんと"遠い"ものになってしまっているわけだが、なぜか自然発生的に「洋楽好き」であることをアピールする人が増えている業界がある。お笑い芸人業界だ。
洋楽とお笑い。あまり結びつきが深いとは思えないこの2つのカルチャーだが、昨今複数の芸人がテレビ・ラジオ等で洋楽に造詣が深いことを披露している。
まず、最も顕著なのが、ダイノジの"太っていない方"である大谷ノブ彦。2013年4月からニッポン放送の老舗番組「オールナイトニッポン」の水曜日パーソナリティを担当している大谷だが、大谷が番組を通して掲げているテーマは、「洋楽で世界を変えるラジオ番組」。洋楽のみならず音楽全体に精通する大谷は、番組内で1曲1曲に熱い解説を加えながら洋楽を流しており、リスナーたちの洋楽リテラシーを高めている。
そして、洋楽をテーマにファンを楽しませているといえば、レイザーラモンRGも挙げられる。RGといえば、歌に乗せて披露する"あるあるネタ"でお笑いファンには一定の人気を博しており、自身のツイッターアカウントでもリスナーからの「○○あるある、ありますか?」という要望に日々回答している。
RGは、そんなツイッターでの活動の中で集まった洋楽に関する"あるあるネタ"をまとめた著書『レイザーラモンRGの洋楽あるある』(竹書房)を8月1日に出版した。同書では、楽曲単体というよりも洋楽アーティスト自体に対するイメージをネタにした"あるある"が多数収録されており、RGが世界観全体を楽しみながら洋楽に親しんできたことがよく分かる作りになっている。
このほか、これまで音楽業界の評価も高い楽曲を複数リリースしてきた藤井隆が、6月に「洋楽からインスパイアを受けた」という松田聖子プロデュースの新曲『She is my new town/I just want to hold you』をリリースしたり、東野幸治がレイザーラモンRGと一緒に「interFM」で洋楽をひたすら特集した番組を不定期で行なったりと、大物芸人たちも洋楽好きであることをアピールしているのだ。
人気バラエティ番組『アメトーーク』(テレビ朝日)では、芸人たちが笑いを交えながらマンガやスポーツ、飲食チェーンの魅力について語ることがよくあり、これまで幾度となく世間に反響を巻き起こしてきた。親しみやすい芸人の語り口には、それらのテーマに門外漢でも興味を持たせるような力があることは周知の通りだろう。複数の芸人たちが"洋楽好き"であることや洋楽の魅力をアピールしていけば、「若者の洋楽離れ」な状況も変わっていくかもしれない。
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